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【スバルトレジアの要点3選】実燃費や試乗時の評価からラクティスとの違いまで
スバル トレジアとは?

トレジア (TREZIA)とは、トヨタ自動車が製造し、富士重工業がスバルブランドで販売していたコンパクトトールワゴンです。
トヨタ「ラクティス」のOEM車として、2010年から2016年まで販売されていました。
トレジアはOEM元である2代目ラクティスと同様に、3代目ヴィッツをベースに開発されており、全長4m以下というコンパクトなボディサイズながらも、ゆとりある室内空間を持っています。
また、トレジアは開発段階の時点でスバルの技術者が深く関わっていたため、OEM車でありながらも強い「スバルらしさ」があり、内外装に多くの専用パーツが使用されています。
車名の由来は、英語で「宝」を意味する「Treasure(トレジャー)」を語源にした造語です。
トレジアのテレビCM
トレジアのテレビCMには、俳優の玉山鉄二さんが出演していました。
玉山さんといえば、現在はダイハツ「ウェイク」のCMでもお馴染みですね。
CMの内容自体は、映画「トップガン」の主題歌として有名な「デンジャーゾーン」をバックに、玉山さんがトレジアを戦闘機の離陸よろしく走らせるというものです。
トレジアのパワートレイン
トレジアのパワートレインには、ラクティスと同じ1.3Lと1.5Lの直列4気筒エンジンが用意されていました。
トランスミッションは全車CVTで、駆動方式はFF(前輪駆動)と4WD(1.5Lのみ)の設定です。
アトキンソンサイクル方式を採用している1.3Lエンジンは、高出力で燃焼効率にも優れ、高い走行性能と燃費性能の両立を実現しています。
また、1.3Lの全車と1.5Lの2WD車においては、アイドリングストップを標準搭載しています。
トレジアの基本スペック
1.3Lエンジン
種類:直列4気筒DOHC
総排気量:1,329cc
最高出力:99PS(73kW)/6,000rpm
最大トルク:12.3kgf・m(121N・m)/4,400rpm
1.5Lエンジン
種類:直列4気筒DOHC
総排気量:1,496cc
最高出力:109PS(80kW)/6,000rpm
最大トルク:13.9kgf・m(136N・m)/4,800rpm
駆動方式:FF/4WD
トランスミッション:CVT
車体寸法・車両重量
全長:3,990mm
全幅:1,695mm
全高:1,585mm
ホイールベース:2,550mm
車両重量:1,090-1,170kg
トレジアの新車販売価格
トレジアの新車販売価格は以下の通りです。
1.3LエンジンFF:1,566,000~1,793,000円
1.5LエンジンFF:1,698,000~2,018,001円
1.5Lエンジン4WD:1,811,000~2,131,000円
※いずれも税込み価格です。
※現在は販売終了しています。
トレジアの現在の中古車価格はこちら!
トレジアを製造したスバルの詳しい歴史についてはこちら
スバル トレジアの実燃費は?

トレジアのカタログ燃費性能は、以下の通りです。
1.3LエンジンFF:21.8km/L
1.5LエンジンFF:20.6km/L
1.5Lエンジン4WD:16.6km/L
※JC08モード燃費
続いて、トレジアの実燃費のレビューを紹介します。
トレジアの実燃費評価
フォレスターXTから、維持費を考えた結果のサイズダウンで購入しました。
トヨタの車だけは乗りたくなかったもの、スバルで1.5Lは選択の余地がないので・・・
まだ2000km?未満なので、気が付いた点のみレポートします。
不満点も多いですが、全体としては85点くらいは付けられます。
燃費がよい!カタログで20kmですが、実質20~19kmです。これは満タン法で計ってます。前の車が13kmだったので、驚いてます。ただ僕は市街地から近郊郊外へ通勤してますので、市街地のみではまだ落ちると思います。記録では15kmが1回だけあります、最高が24kmが1回だけ。あとは20~19kmです。高速走行では25くらいいくかも。
トレジアの実燃費は市街地で15km/L前後、高速走行時には17km/L出ることもあるようです。
一般的に、カタログ燃費値の70%程度が実燃費値だと言われているので、トレジアの燃費性能は十分優れていると言えるでしょう。
スバル トレジアの試乗評価は?

トレジアはユーザーから中々の高評価を受けています。
OEM元であるラクティスも評価の高い車ですので、トレジアが好評なのも当然といえば当然ですが、一部のユーザーはトレジアがラクティスと比較して、あまり走っていない珍しい車種であるという点も評価しているようです。
トレジアのユーザーからの評価
運転しやすく室内が広い。天井が高く圧迫感がない。あまり街で見かけない。ラクティスとはフロントデザインが異なるので被らない。また専用のナビの使い勝手が良く、インパネが綺麗である。
また旅行の時のトランクも沢山積めるので便利である。
比較的コンパクトながら取り回しがいいので運転しやすいところがいいですね。
荷物はたくさん積めます、トランクの使い勝手も満足です。
ひとり二人で乗る分にはホントに十分なパワーです。 4000rpmあたりからのトルク感はまだまだ健在。 たまにはMモードで勢いよく!! 結構楽しいですよ。 コーナーインのロールは2速で入れば結構ホールドしますね。ブッシュがかなり柔軟に(運動性が高く)なったように思えます。
スバル トレジアのラクティスとの違いは?
スバル トレジア


トヨタ 2代目 ラクティス


トレジアはラクティスのOEM車ですが、その外装にはスバルの独自色が強く反映されています。
フロントグリルにはスバルの統一意匠であるヘキサゴングリルを採用し、バンパーやボンネット、フロントフェンダー、ヘッドライト、リヤガーニッシュ、リヤコンビネーションレンズといった多くの外装部品にも、ラクティスとは違う専用部品が用意されました。
ボディカラーはトレジアが全7色であるのに対し、ラクティスは全9色の設定です。
パワートレインに関してはラクティスと同じですが、トレジアではFFモデルの全車でアイドリングストップが装備されているという点で、ラクティスとは異なります。
装備に関しても基本的には同じですが、グレードによってトレジアでは標準装備だったものが、ラクティスには設定されていなかったり、逆にラクティスには設定されている装備が、トレジアでは設定されないなどの細かい違いがあります。
トヨタ ラクティスに関する記事はこちら!
【トヨタ ラクティスの重要事項8選】実燃費やカスタム例から内装や乗り心地の評価についても
スバル トレジアはレアなOEM車!

スバル トレジアのスペックや実燃費、試乗評価からラクティスとの違いについての解説はいかがでしたか?
トレジアは人気車種であるラクティスのOEM車ということもあり、あまり見かけることのない車です。もしかしたら、この記事で初めて存在を知ったという人もいるかもしれません。
とにかく、ラクティスと比べると遥かにレアな車種ですので、人とは違う車に乗りたいと考えている人には、トレジアをおすすめします。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...