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スバルの新型水平対向ハイブリッド・エンジンはこうなる!SUBARUの意地を見た

#ちょっとマニアックなレポート

THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)をSUBARUはこうした!

2020年1月20日に開催された「SUBARU技術ミーティング」を取材した筆者が特に刺さった2つの点のうちのひとつが、SUBARUのハイブリッドエンジンでした。そのプレゼン資料スライドが↓こちら。

左上のCG画像をご覧ください。こちらは現在生産、販売されているFF(フロントエンジン、前輪駆動)ハイブリッドの模式図です。SUBARUはトヨタの資本が入り、トヨタのハイブリッド技術「THS(トヨタ・ハイブリッド・システム」を使うことになりますが、エンジンはSUBARUの水平対向エンジンを使用します。トヨタ・プリウス、アクアなどいったFF車のエンジンは直列4気筒。モーターなどの電動装置、駆動装置は車体の左右どちらかの片方に寄せられ、その反対側にエンジンが配置される設計となります。直列4気筒エンジンは真上から見たとき、簡単に言えば長方形。対して水平対向エンジンは正方形となりハイブリッドにしたときに車体の左右どちらかに寄せるというのが比較的困難になります。そこで、SUBARUが出した答えが、右上のCG画像なのでした。

水平対向エンジンを置いた後方にモーター、駆動装置を置いた左右対称の「シンメトリカル」を保った設計になったのでした。「まぁ、そうなるよね」と車に詳しい方からの声が漏れ聞こえそうですが、筆者としてはここにSUBARUの意地を見たのであります。このプレゼンを行ったSUBARU取締役専務執行役員CTOの大拔哲雄氏は「どうせトヨタのハイブリッドを持ってくるんでしょ?と言われてしまうところだが、SUBARUらしさを際立せた設計にし、水平対向エンジンの強みを最大化する」旨を強調していました。

プレゼンが終わったあとの懇親会にて、SUBARUの技術部門の方々とお話をする機会がありました。そこで筆者は「ハイブリッド車のバッテリーは車の後ろ側に配置ですかね?そうだとしたら、左右対称だけでなく前後も対称の完全シンメトリカルになりますね!それも無論AWDで!」と話したところ、肯定でも否定でもない「そうですね」が笑顔とともに返ってきました。詳細を語れないことを察し、「それは、ワクワクドキドキしかないじゃないですか!」と期待を込めてこの話題を終わりにしました。

SUBARUさん、どうぞよろしくお願いします!

技術ミーティングの会場に展示されていた、水平対向エンジンの模型。

取材レポート:MOBY編集部 宇野 智

この記事の執筆者
MOBY編集部 宇野 智