MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > メーカー・車種別 > RUF > SCR > 【RUF SCR】見た目はクラシックポルシェ、中身はルーフ製ハイパワーマシン
SCR

更新

【RUF SCR】見た目はクラシックポルシェ、中身はルーフ製ハイパワーマシン

RUFとは?

RUF ロゴ

RUF(ルーフ・オートモービル)とは、ドイツ南部のファッフェンハウゼンに拠点を置く自動車メーカーです。

“スピード・パフォーマンス・ドライブフィーリング”にこだわる上で、スポーツカーの金字塔ともいえるポルシェのモデルを高くリスペクト。ポルシェからパーツやコンポーネントの供給を受けたうえで、すべてを1から吟味した独自性の高いモデルを自社生産・開発しています。

RUFのモデルは、すべて顧客の要望に応じて手作業で組み立てられており、いずれのモデルも少数生産が基本。日本国内に輸入されるとなるとさらに数が絞られるため、街で見かける機会は少ないかもしれません。

また、あくまでポルシェにこだわりながらも、排気ガスや耐久性などの社会的責任を負う姿勢から、RUFは”チューナー”ではなく、由緒ある”メーカー”としてドイツ⾃動⾞⼯業会(※)に認められています。
※ドイツにおける自動車工業で活動するメーカーを会員とする団体

クラシカルなデザインを意識した最新スポーツカー「SCR」

RUF SCR
現行RUF SCR(SCR 2018)

RUF SCRは、歴代を通して930型や964型といったクラシック時代のポルシェ 911の外観を携えたスポーツクーペです。デザインにはRUF CTRの面影も残しています。

SCRには、クラシック時代の911をリスペクトしたうえで、さらなるハイパフォーマンスを追求するというコンセプトがあります。初代SCRは、NA車である930型「SC(1978年)」にチューンナップを施し、同時期にラインナップされていた930型のターボモデルに匹敵するパワーを発揮しました。

初代発売から40年以上のときを経た現行のSCRは、ジュネーブモーターショー2018にてお披露目された最新鋭マシン。シルエットは1978年のRUF SCRをモチーフとし、ボディにはRUFが独自に設計したカーボンファイバー製モノコックを採用しています。

現行SCRのクラシカルな外観に対する先進的なスペック・メカニカル要素は、以降にご紹介します。

RUF CTR アニバーサリー
※画像は「CTR アニバーサリー」。初代CTRを意識した外観がファンにはたまらないモデル。

考え抜かれたボディ構造と伝統的なデザイン

RUF SCR サイドビュー

RUF SCRは、クラシカルな情緒からは想像もできないような、高次元のボディ構造をもちあわせています。

ボディに採用される超軽量のカーボンファイバー製モノコックに加え、鋼製のフレーム一体型ロールケージ(integrated roll cage:IRC)がドライバーを守る高剛性を維持。車重はわずか1,250kgに抑えられ、公表されている最高速度320 km/hに大きく貢献しています。カーボンファイバーモノコックは左右非対称で、実は左側が前方に少し長くなっており、運転席のペダルスペースを確保するための配慮がなされています。

SCRのホイールベースは、高速走行時の走行安定性を高めるため、長めの設計に。一方で、前後のオーバーハング(※)を短めに設計し、全長自体は短く。そのため、Bピラー以降の急降下ルーフラインがキツめの勾配になっているのが特徴です。
※タイヤの中心よりも外側にかぶさるようにはみ出した車体部分

SCRのボディスペック

全長全幅全高
4,2071,818.51,265
ホイールベース車両重量乗車定員
2,3421,2502
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

クラシック風本格スポーツを体現するSCRのスペック

エンジン種類水平対向6気筒
排気量4.0L
最高出力375[510]/8,270
最大トルク470/5,760
トランスミッション6速MT
駆動方式RR
使用燃料ハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

自然吸気4.0リッター水平対向6気筒エンジンは、自然吸気としては高出力の510PSを誇り、トルクフルな仕上がりとなっています。また、アクセルを開けた分だけダイレクトに回転数が増え、高回転域での吠えるようなサウンドは自然吸気エンジンならでは。

前後サスペンションは、ダブルウィッシュボーン(※1)のサスペンションアームにプッシュロッド式ダンパー(※2)を組み合わせたもの。ロッドを細く設計でき軽量化が見込めるプルロッド式は採用しなかったのは、プッシュロッド式のメリットである搭載の柔軟性やメンテナンスのしやすさを重視しているようです。
※1スポーツカーへの採用が多い独立懸架式のサスペンション
※2ダンパーロッドへ”押す”力で入力を行う方式

ブレーキはRUF開発のカーボンセラミックブレーキを採用しています。

RUF SCRの新車車両価格

RUF SCRの新車車両価格は、国内向け公式サイトの車種紹介ページをご参照ください

※以下ページの「RUF CTR Anniversary」は2017年に発表された「RUF CTR 2017」の市販モデルです。初代「CTR」誕生から30年、同社設立80周年を記念して「Anniversary」と命名されました。

CTR Anniversaryの車種情報(国内向け公式サイトより)

【みんなの意見】投票受付中!

Q. 車を買う時、いちばん参考にしている情報源は?

あなたがこれから買おうとしている車、またはいま持っている購入済みの車について、もっとも参考にした情報源は次のうちどれ...

  • 新車・中古車ディーラー
  • テレビ・新聞・ラジオなど
  • 雑誌
  • 特定のモデル・ジャンルの専門誌
  • Webメディア(MOBY以外)
  • 口コミサイトや掲示板サイト
  • YouTubeなどの個人配信動画
  • TwitterやInstagramなどのSNS
  • 友人や家族など信頼できる人
  • MOBY
回答せずに結果を見る
ご回答ありがとうございました。
アンケート結果を見る
執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード