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MFゴースト登場レーサー「ミハイル・ベッケンハウアー」とポルシェ 718ケイマンとは?
【人物紹介】ミハイル・ベッケンバウアー

「ミハイル・ベッケンバウアー」は、”12号車”エントリーのポルシェ 718ケイマンSに搭乗する、本国ドイツからMFGに参戦するドライバーです。ミハイルは、ポルシェ社の育成プログラム出身のエリートで、MFGでは「シュツットガルト(※)の刺客」とも呼ばれます。
※ポルシェ本社が拠点を置く都市
ハイレベルな環境で育ったがゆえに、MFGでは本気で戦える相手をいまだ見つけられておらず、「ドイツに帰りたくなった」と漏らすほどモチベーションを失っているミハイル。自分を退屈させる周囲のライバルへの苛立ちからか、かなり毒の強い発言が目立ちます。
傲慢な性格のミハイルですが、エンジンパワーに依存しない高次元なドライビングテクニックは確かなもの。徐々に後方から順位をあげていく主人公・カナタ&86(ハチロク)コンビとはどのような邂逅を果たすのか、本作の大きなポイントになりそうです。
【搭乗車種紹介】ポルシェ 718ケイマンS(12号車)

ミハイルがレースで搭乗するポルシェ 718ケイマンSは、純白のボディカラーを身にまとうMRレイアウトのスポーツクーペ。
ミハイル以外のMFG上位ランカーにもポルシェ搭乗レーサーは複数参戦していますが、いずれも選ばれるのはケイマンより一回り大きい911カレラです。エンジンパワーと重量バランスにすぐれている911カレラに対し、ケイマンはMFG参戦車両の中では決して高いとはいえない350馬力のエンジンと、軽量ボディを武器に戦うことになります。
「グリップウェイトレシオの均一化(※)」レギュレーションの性質に加え、MR車にはハンデが課せられるルールもあり、ケイマンにとっては明らかに不利な条件。しかし、タイヤの運動性能を100%引き出すミハイルの類まれなる技術が、MFGにおける常識を覆します。
※重い車ほど太いタイヤを履くことができる、というMFG独自のレギュレーション
実際のポルシェ 718ケイマンはどんな車?

ポルシェ 718ケイマンとは、2005年発売の初代モデルから数えて3代目にあたり、2016年に登場したモデル。このモデルから、当初”ケイマン”のみだった車種名に”718″の名を冠するようになります。”718″という数字は、1950~60年代にモータースポーツシーンで活躍した、4気筒MRレイアウトのレーシングカー「718」に由来します。
正式にはポルシェ982型といって、同系統のオープントップモデルには「718ボクスター」がラインナップされており、718ケイマンはハードトップのスポーツクーペという位置づけです。
旧型は水平対向6気筒の「フラットシックス」と呼ばれるエンジンを搭載していましたが、718ケイマンから新開発の水平対向4気筒のターボエンジンが採用されるようになり、新生「フラットフォー」は当時話題になりました。標準車が2リッター、MFゴーストに登場するケイマン”S”は2.5リッターという区別ができます。
【保存版】MFゴースト 登場人物とマシンを総まとめ!途中から読み始めた方は必見
ポルシェ 718ケイマンSのスペック
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,385 | 1,800 | 1,295 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,475 | MT/1,410 AT/1,440 | 2 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
エンジン種類 | 水平対向4気筒ターボ |
---|---|
排気量 | 2.5L |
最高出力 | 257[350]/6,500 |
最大トルク | 420[42.8]/1,900~4,500 |
トランスミッション | 6速MT/7速AT |
駆動方式 | MR |
使用燃料 | ハイオク |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
718ケイマンSの新車車両価格 | |
---|---|
6速MT | 869万 |
7速AT(PDK) | 916万 |
[単位]円(消費税込み) |
※この記事は、講談社ヤングマガジン編集部の協力を得て作成しています。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...