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アリアの弟分?日産がピュアEVの新型コンパクトSUVを発売か
日産が欧州市場に投入する新型コンパクトSUVを開発中か

日産が欧州市場でのEVラインナップを拡充するため、「アリア」と同じ完全電気自動車で、Bセグメントの新型コンパクトSUVを開発している可能性があります。
現在の欧州市場は、日本市場よりも急激にEVシフトが加速しています。欧州自動車工業会(ACEA)が昨年発表したEU域内における2020年第2四半期(4月~6月)の新規登録台数をみると、ガソリン車・ディーゼル車ともに前年比50%以上も減少している中、電動車は逆に50%以上も増加しています。
こうした背景を踏まえ、日産も電動車市場におけるSUVモデルの競争力を強化していきたいと考えるのは当然です。
プラットフォームはアリアのショート版を採用?

使用するプラットフォームはアリアやルノー・メガーヌeビジョンに用いられた「CMF-EVプラットフォーム」のショートバージョンであると考えられています。
海外メディア「AutoExpress」によると、日産の欧州部門でEV部門の責任者を務めるヘレン・ペリー氏は「CMF-EVプラットフォーム」に関して、「かなりの投資を行っており、アリア以外の車種にも使用されるのは確かである」と語っています。
e-4ORCE(eフォース)も

また、新型コンパクトSUVにはアリアで最初に導入される電動四輪駆動システム「e-4ORCE(eフォース)」を採用するとのこと。それ以外にも低価格グレード用にFF仕様も用意されるといいます。
さらに電動化のメリットとしてパワートレインが占めるスペースが縮小し、居住空間が広くなる可能性も考えられます。
ライバルはプジョーやオペルのコンパクトSUV

実際に日産が欧州市場にBセグメントの電動SUVを投入した場合、ライバルとなるのはプジョー e-208や、近々国内市場に復活を遂げるオペルのモッカeといった強敵。ちなみに前者はすでに国内でも販売を開始しており、モッカeに関しても日本市場導入が予定されています。
国内での販売価格は、完全EVということもあり400万円前後になることが予想されます。アリアの価格が500万円からであるため、それよりは安価に設定されることは確実。
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とはいえ、e-POWER採用の主力コンパクトSUV「キックス」が300万円以下で手に入ることを考えると、そちらに流れる可能性が高いです。日本市場への投入は欧州市場よりも遅れると考えられます。
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- MOBY編集部
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