更新
クルマと脳を接続?日産 GT-R 2050がサイバーパンクすぎる
GT-Rの異色な最新コンセプトカーが発表

2020年12月6日、カリフォルニア州にある日産デザインアメリカは、コンセプトカー「日産GT-R(X)2050」を発表しました。
日産GT-R(X)2050(以下:GT-R 2050)の制作は、インターン生だったチェ氏が設計・デザインしたものが、日産デザインアメリカのトップ、デイビッド・ウッドハウス氏に注目されて実現したとのこと。
日産 GT-R(X) 2050の写真やコンセプトアート、ラフスケッチ画像などはこちら【画像27枚】
近未来的な外観


チェ氏と日産デザインアメリカの共同で開発されたコンセプトモデルは、アルファベットの「X」をモチーフとしたデザインをしています。

車体上部には日産 GT-R NISMOのアクセントカラーである赤をオマージュした縞模様があしらわれています。
スカイラインGT-Rと日産GTRの歴史!ハコスカ・ケンメリの特徴も振り返る

サイドからみるとこのような外観です。ルーフの盛り上がりはなく、スパッと切られたかのようなリアが特徴的。かなり車高が低いことが実感できます。


リアには日産GT-Rの象徴的なテールランプが確認できます。また、ここにもNISMO特有の赤いアクセントがあります。
ニスモとは?意味や魅力を解説|ノートからGT-RまでNISMO仕様車種も紹介

展開時に強力なダウンフォースを追加するウイングは、折りたたみが可能で普段は収納されています。

タイヤ・ホイールは車両との一体型で、外径21インチ、内輪15インチといったサイズ感。
ユニットは正方形に近い形状をしており、車両がその場で360度回転できるような仕組みを想定しているといいます。
スポークのパターンは、急激なブレーキの際にホイールを急速に冷やすように設計されているとのことです。

フロントには日産のデザイン言語である「Vモーショングリル」をオマージュしているとのこと。
近未来的なクルマばかり!50年後の世界を描いたゲーム「サイバーパンク2077」の車両がカッコイイ
乗り方はまさかの前かがみ!
実際に乗り方を日産デザインアメリカは以下の画像で伝えています。まずはイメージをご覧ください。


GT-R 2050は、従来の車とは大きく異なり、うつ伏せ状態で運転をするようです。これだけみるとフルカウルバイクと勘違いするかもしれません。

お気づきの方もいるかもしれませんが、この車両にはハンドルがなく、「ブレイン・トゥ・コンピューター・インターフェース」という操縦方法を採用しています。
運転するためには、車両に脳波を伝えるための専用ヘルメットとドッキングスーツを着用する必要があり、ヘルメットはドライバーにVR映像を送るフロントカメラに接続されます。

この点に関してチェ氏は、「人間の脳をコンピューターの脳に接続することで、『通常の』自動運転車よりも優れたパフォーマンスが得られると考えています。車両は人体の形を模倣しているため、脳を効率的に保護できるでしょう」と語っています。
1億円!日産 GT-R イタルデザイン市販型を公開!まさかのあの国産車と関わりが……
日産GT-R(X) 2050のスペック

現在日産が公表しているスペックは以下の通りです。
全長 | 2,908mm |
---|---|
全幅 | 1,537mm |
全高 | 658mm |
ホイールベース | 1,756mm |
ホイール/タイヤサイズ | 15インチ/21インチ |
乗車人数 | 1人 |
パワートレインや最高速度などの情報はまだなく、今後細かい点は開発されていくと考えられます。
タクシー・宅配業界の危機?Amazon傘下のZOOXが自動運転タクシーを発表!
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...