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日産 エルグランド完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説
日産 エルグランドとはどんな車?


エルグランドは日産が販売するプレミアムミニバンで、1997年に初めて販売が開始されました。
ゆとりのある居住空間とパワフルな走行性能、そして存在感があるデザインを備え、高級ミニバンの先駆けになりました。


発売から2年足らずで生産台数10万台を突破するほどの人気を博した日産の最上位ミニバンです。
現在販売されているモデルは3代目にあたり、迫力のあるデザインやラウンジを思わせるインテリアなど、高級感あふれる演出が施されています。
エルグランドのフルモデルチェンジ情報はこちら
おすすめグレード
エルグランドのグレード構成と車両価格
2021年4月時点で販売されているエルグランドのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
250ハイウェイスター S | 3,694,900円~ |
250ハイウェイスター プレミアム | 4,449,500円~ |
350ハイウェイスター | 4,478,100円~ |
350ハイウェイスター プレミアム | 5,054,500円~ |
パワートレインは2.5L直4と3.5L V6の2つ
エルグランドにはハイブリッドモデルがなく、2.5L直4エンジンと3.5L V6エンジンモデルのみがラインナップしています。各パワートレインにつきグレードは2種類なので、まずはパワートレインを選択しましょう。
注意したいのは「プレミアム」は7人乗り仕様のみという点。8人乗りを希望する場合は「250ハイウェイスター S」または「350ハイウェイスター(ノーマルグレード)」となります。
「プレミアム」は本革シート仕様の豪華ミニバン

プレミアムミニバンという性格のエルグランドは、エントリーグレードであっても豪華な装備や快適な機能を備えています。
「プレミアム」最大の魅力は、本革シート仕様である点でしょう。また、メモリー機能つき運転席パワーシートや、助手席パワーシート・オットマン、前席クイックシートヒーターなど、快適性に抜かりがありません。
各エントリーグレードから120万~150万円ほど高額にはなりますが、エルグランドを好むユーザーには人気の高いグレードです。
各エントリーグレードでも充実装備。満足度は高い

ハイグレードの「プレミアム」が7人乗りのみであることを考えると、「家族でのお出かけが多い」「小さい子供を車内でくつろがせたい」という要望をもつファミリーユーザーは、8人乗りも選べる「250ハイウェイスター S」「350ハイウェイスター」の方が使い勝手がよいかもしれません。
エントリーグレードといえど装備内容は充実しているエルグランド。本革シート仕様にこだわりがなければ、こちらの2グレードでもじゅうぶん快適なドライブが楽しめます。
ボディカラーは全5色

エルグランドは、モノトーン4色、ツートン1色の全5色のボディカラーラインナップ。
査定額が高くなるのは、パール・メタリック系の「ピュアホワイトパール」「ミッドナイトブラック」「ダークメタルグレー」でしょう。
エルグランドのカラーリング一覧
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
ディープクリムゾン× ミッドナイトブラック | (XJJ) |
ディープクリムゾン | (NAW) |
ミッドナイトブラック | (GAT) |
ピュアホワイトパール | (QAC) |
ダークメタルグレー | (KAD) |
日産 エルグランドのスペック

ボディサイズ
全長 | 4,965~4,975mm |
---|---|
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,815mm |
ホイールベース | 3,000mm |
車両重量 | 1,930~2,080kg |
乗車定員 | 7〜8人 |
ライバル車となるトヨタ・アルファードやトヨタ・ヴェルファイアよりも全長がわずかに長いいっぽうで、低重心プラットフォーム採用により全高は10cm以上低くなっています。
重心が低いと横風にあおられた時やコーナリング時のふらつきが減るため、安定感のある快適なドライビングが可能です。
パワートレイン
エンジン | DOHC・V型6気筒 | DOHC・V型4気筒 |
---|---|---|
排気量 | 3,498cc | 2,488cc |
最高出力 | 206kW[280PS]/6,400rpm | 125kW[170PS]/5,600rpm |
最大トルク | 344N·m[35.1kgf・m]/4,400rpm | 245N·m[25.0kg・m]/3,900rpm |
モーター最高出力 | – | – |
モーター最大トルク | – | – |
トランスミッション | CVT-M6 | CVT-M6 |
駆動方式 | FF 4WD | FF 4WD |
使用燃料 | ハイオク | レギュラー |
3.5リッターのV6エンジンと、2.5リッターのV4エンジンが用意されています。ハイブリッドモデルはなく、どちらも自然吸気のガソリンエンジンのみ。
3.5LのV6エンジン「VQ35DE」はエルグランド用にチューニングされており、低回転から高回転まで気持ちよく回るエンジン特性となっています。2.5Lエンジンの「QR25DE」も、機敏なアクセルレスポンスを実現。
低重心であることも含め、ミニバンでありながら走りに焦点を合わせていることがわかります。
現行エルグランドの維持費と燃費
現行エルグランドの燃費とガソリン代
本記事執筆時の以下の年間走行距離、ガソリン価格(全国平均)を参考に、年間のガソリン代を算出しました。
- 自動車の年間走行距離:平均6,316㎞
- ガソリン価格(全国平均):レギュラー150円 2021年5月現在
対象グレード | WLTCモード | ガソリン代(年間) |
ガソリンモデル250ハイウェイスター(2WD) | 10.0km/L | 94,740円 |
ガソリンモデル250ハイウェイスター(4WD) | 9.7km/L | 97,670円 |
ガソリンモデル350ハイウェイスター(2WD) | 8.7km/L | 108,896円 |
ガソリンモデル350ハイウェイスター(4WD) | 8.4km/L | 112,785円 |
日産 エルグランドの維持費(3年間)
ガソリンモデル(2WD)250ハイウェイスター | ガソリンモデル(4WD)250ハイウェイスターS | ガソリンモデル(2WD)350ハイウェイスタープレミアム | ガソリンモデル(4WD)350ハイウェイスター | |
自動車税 | 43,500円 | 43,500円 | 57,000円 | 57,000円 |
重量税 | 49,200円 | 49,200円 | 61,500円 | 61,500円 |
車検時法定費用 | 52,810円 | 52,810円 | 61,010円 | 61,010円 |
ガソリン代(3年) | 284,220円 | 326,689円 | 326,689円 | 338,357円 |
合計金額 | 429,730円 | 472,199円 | 506,199円 | 517,867円 |
※車検費用は受ける場所や検査内容によって異なる場合があります。
※任意保険料や駐車場代、高速道路利用料金などの別途費用も発生します。
※上記の金額はあくまでも目安となります。
維持費の各項目については以下の記事で詳しく解説しています。
歴代モデル
【初代】エルグランド:E50型(1997年~2002年)

初代エルグランドは1997年に発売し、高級ミニバンとして絶大な人気を誇りました。最盛期には月間で1万台以上も売り上げたことも。
発売初期は販売店によって名称が異なり、モーター店で「キャラバンエルグランド」、プリンス店で「ホーミーエルグランド」として販売されていました。エンブレムも若干異なり、キャラバンが赤、ホーミーが青いデザインをしています。
1999年のマイナーチェンジを機に現在の「エルグランド」という名称に統一されました。
【2代目】エルグランド:E51型(2002年~2010年)

先代から正当進化を果たし、運動性能を向上させたことに加え、駆動方式にFRを採用したことで加速や旋回を容易にしていました。しかし、それによって室内空間を狭めてしまうことになり、発売当初は3.0L以下のエンジンがラインナップされていなかったこともあって競争力を失っていきます。
高級ミニバンとしての地位を確立していたエルグランドでしたが、2002年の発売翌日にトヨタ 初代アルファードがデビュー。
発売より約1ヶ月で22,000台の受注を達成したライバルのアルファードに対し、エルグランドは上記の理由も相まって勢いが弱まってしまう形になりました。
- 最新「エルグランド」中古車情報
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本日の在庫数 1477台 平均価格 163万円 本体価格 12~499万円
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...