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日産の電動SUV「アリア B6」が5月に発売延期、半導体不足などが足かせに
アリア B6の発売が5月12日に延期

日産は2022年4月4日、同社の新型SUV「アリア B6(2WD)」の発売日を5月12日に延期することを発表しました。
B6は先に発売した予約注文限定モデル「B6 limited」の通常版で、本来ならば2022年3月下旬の発売が予定されていました。
順調にいけばすでに発売していましたが、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な半導体不足や部品調達等の遅延、不安定な世界情勢を受けたサプライチェーン混乱による部品確認等により、車両生産の遅れが続いているようです。
日産は現在、こうした生産遅れの回復に努めているとのことです。
補足:アリアの「B6」「B9」「limited」について
アリアには「B6」と「B9」の2種類が存在し、それぞれバッテリーの容量が違います。B6は66kWhバッテリー、B9は91kWhバッテリーを搭載しています。
バッテリーはガソリン車でいう燃料タンクのようなものなので、容量の大きい「B9」の方が1回の充電で走行できる距離(航続距離)が長いというメリットがありますが、車両価格も高くなります。
なお、グレード名の後に「limited」とつくものは予約注文限定モデル、「e-4ORCE」とつくものは四輪駆動モデルのことです。
他グレードの納車は今夏以降に
受付状況 | グレード名 | 車両価格 |
---|---|---|
注文受付中 | B6 | 5,390,000円~ |
予約受付終了 | B6 limited | 6,600,000円~ |
WEB予約受付中 | ||
B9 limited | 7,400,800円~ | |
B6 e-4ORCE limited | 7,200,600円~ | |
B9 e-4ORCE limited | 7,900,200円~ |
2022年4月5日時点で、アリアの受付状況は上表のとおり。発売延期が発表されたB6は11月26日から注文受付を開始しています。
WEB上で予約を受け付けている「B9 limited」「B6 e-4ORCE limited」「B9 e-4ORCE limited」の納車については2022年夏以降に予定されています。
エクストレイルや軽EVの発売も待たれる

写真提供:hayamaro。様
今回発売が延期したアリア B6以外にも、昨年4月に中国で発表された新型「エクストレイル」も未だ国内発売に至っていません。さらに、2022年初頭に発売するとしていた軽EV「サクラ」も、実際の発売は6月頃になると思われます。
どちらも国内でのテスト走行が目撃されているため日本での発売は確定的ですが、やはり半導体不足が大きな障壁になっているようです。
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- MOBY編集部
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