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停電時の給電にアウトランダーPHEV【三菱自動車の被災地支援とその取り組み】

アウトランダーPHEVの給電デモンストレーション

2019年12月10日に三菱自動車は、同社のSUV「アウトランダーPHEV」の給電機能と、令和元年台風15号の被災地の停電対応と今後の被災地支援についてメディア向けに紹介する場を設けました。

三菱自動車の説明によると、一般的な家庭の1日の消費電力量は約10kw/h、これに対してアウトランダーPHEVは、13.8kw/hの大容量バッテリーを搭載、バッテリーが満充電状態であれば丸一日は余裕で一般家庭の電力をまかなえるとのことです。

屋外でアウトランダーPHEVの電源で家電製品を動かすデモンストレーション。
炊きたての炊き込みご飯。

PHEVとは「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」の頭文字で“プラグイン(電源コンセント)で充電、ガソリンエンジンも併用する電気自動車”のことになります。PHEVはグローバルに普遍的に使われている名称ですが、Eを省いて「PHV」と表記する自動車メーカーも少なくありません。

アウトランダーPHEVの「プラグイン」部分。右が高速充電「CHAdeMO(チャデモ)」方式、左が家庭でも使える普通充電。

三菱自動車は「PHEV」の名称を採用したことにこだわりがあったことが話されました。アウトランダーPHEVのデビュー前にピュアEV「i-MiEV(アイミーブ)」を発売しており、アウトランダーのPHEV技術はピュアEVから降りてきたという流れが他社のPHEVの開発の流れとは違う、とのことです。

アウトランダーPHEVについての解説は、プレゼンで使用されたスライドの方がわかりやすいので、画像にて共有します。

三菱の往年の名車、パジェロ、ランエボがアウトランダーの始祖にあたる。
ガソリンタンクが45Lと車格にしては非常に小さい。これはPHEVの象徴的なポイント。
シリーズ走行モードとパラレル走行モードは完全自動切替、EVモードのみ手動(ボタン操作)で切替が可能。
急速充電はサービスエリアなどに設置されている「CHAdeMO(チャデモ)」方式。

1,500wのAC電源を給電

ご覧のとおり、停電しても普段通りの生活ができる電化製品を使うことができます。三菱自動車広報担当の補足説明では、実際に停電になってアウトランダーPHEVから給電するときは、常時家全体に給電するのではなく、使うときだけコンセントをつなぐ使い方になるため、電力消費量は普段の生活より少なくなるとのこと。

V2H機器があれば、アウトランダーPHEVを電源車として全く普段通りの電気の使い方、生活ができます。V2H機器がなくても車載コンセントから延長コードを使用して電気製品が使用できます。

停電が長期に及ぶような被災地では道路状況も悪くなっていることがほとんど。悪路走破性能の高いSUVで給電可能な自動車は今のところアウトランダーPHEVしかない。

三菱自動車の被災地支援実績と今後の取り組み

プレゼンの2つ目のセッションでは、今年日本各地で被害をもたらした台風15号で三菱自動車が行った被災地支援の実績が紹介されました。

アウトランダーPHEVのコンセントから給電。
ちょうど暑い日。冷蔵庫のランプが点灯したときには拍手が起こったとのこと。
台風19号の被災地支援の陣頭指揮を執った三菱自動車 国内営業本部 国内営業ネットワーク開発部の金子 律子氏。
センターに写るのは三菱自動車CEO加藤氏。社長も被災地に向かった。
電動ベッドをアウトランダーPHEVの電力で駆動。電動ベッドの普及で停電対応の重要な要素に。寝たきりの方や不自由な方はこれがないと生活が非常に苦しくなる。
一軒一軒の訪問では支援を断られることもあったそう。支援できるところとできないところが必然的に発生してしまうことに、金子氏は頭を悩ませていた。

甚大な被害が発生したとき、政府や自治体が被災地への救援、支援までに時間を要してしまう実態があり、三菱自動車は自社の製品がその初動であれば助けられることが増えるのではないかと考え、積極的な取り組みを行っていました。確かに、日常で使う車であれば、フットワーク軽く被災地に行き支援が可能。三菱自動車広報担当は「電源車が来てしまったらアウトランダーPHEVはお役御免。それまでの穴を埋めるべくいかに迅速にいけるかが重要」と語っていました。

今回のメディア向けプレゼンは、「三菱自動車は被災したときに使えるこんな車がありますよ、こんな社会貢献をしていますよ。」を伝えたいのではありませんでした。この記事を読んで欲しいのは、自治体の方々と筆者は取材をして強く感じました。

自治体関係者の方々、ぜひ一度、三菱自動車へお問合せを。

三菱自動車 企業情報サイト

取材・撮影・文:MOBY編集部 宇野 智

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この記事の執筆者
MOBY編集部 宇野 智

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