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新型三菱ランサー最新情報!スペックや燃費・価格・発売日にランエボの復活についても予想
目次
台湾にて三菱新型グランドランサーが登場


三菱は台湾にて新型グランドランサーを4月に発売しました。
三菱自動車は、ランサーの自社開発をやめると発言していたのですが、新開発のセダンが登場しました。
グランドランサーの開発は、三菱車の製造を担当している「中国汽車」への委託開発とのことですが、デザインや性能については三菱自動車が開発に十分関与しているものだと考えさせる車です。
ギャラン フォルティスの後継モデル

新型グランドランサーは、日本で2015年3月まで発売されていたギャラン フォルティスの後継モデルです。
日本では「ギャラン」、「ランサー」といった車名がつく車種は売っていませんが、三菱の海外専用車種では多く使われています。
三菱新型グランドランサーの改善点
フロントマスクのスタイルは、三菱車種の共通デザインである「ダイナミックシールド (Dynamic Shield)」を採用し、クローム仕立てのグリル、バンパー、ヘッドライトが新デザインとなりました。
また、バンパーのフォグランプ横に「LEDデイタイムランニングライト」が組み込まれました。
その他装備一覧
・アルミホイールのデザインも一新して、サイズは16インチから18インチまで有り
・メーターパネル内にカラーLCDディスプレイを装備
・10.2インチ全デジタル計器パネル(スマートダッシュボード、オプション)
・3スポーク多機能ステアリングホイール
・後部カメラ装備で車両後方を表示
・8インチタッチスクリーンインフォテイメントシステム
・デュアルゾーンエアコンを装備
・USBポート掉尾
・シートは新しい表皮のシート生地
・遮音材を各パーツに配置により静粛性を向上
三菱新型グランドランザーのデザインはピニンファリーナ
新しく発売されたグランドランサー
デザインはピニンファリーナらしい
マジか pic.twitter.com/ymkRfF2Gem— ピュアぴん (@zikopi1996) 2017年3月23日
グランドランサーのデザインは、なんとイタリアのデザイン会社「ピニンファリーナ」が手掛けています。
ピニンファリーナがデザインを手掛けるのであれば、開発に相当力を入れているのでしょう。
三菱自動車のデザインは、ピニンファリーナが手掛けたものが多く、パジェロイオやコルトもピニンファリーナによるものです。
デザイン性を高めることは若い方の購買力につながるため、グランドランサーの顧客年齢層のターゲットは20代から30代前半だと思います。
ピニンファリーナデザインの車はこちら
パジェロイオについてはこちらの記事で!
ランサースポーツバッグもラインアップ
2017年 ランサースポーツバック


台湾で売られる三菱自動車のラインアップには、ランサースポーツバックもあります。
これは2007年から販売されており、台湾でのランサーに対する需要がまだまだあるということを認識させます。
グランドランサーのエンジンはランサースポーツバックと同じものであり、ランサースポーツバックもいずれはグランドランサーと同様にモデルチェンジで外観が一新されるでしょう。
しかも、ランサースポーツバックは台湾だけでなく北米、欧州でも販売されており、日本以外ではまだまだ現役です。
三菱新型グランドランサーのスペックは
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,615 | 1,770 | 1,490 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,635 | – | 5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
エンジン種類 | 直列4気筒SOHC |
---|---|
排気量 | 1.8L |
最高出力 | 103[140]/ 6,000 |
最大トルク | [17.9]/ 4,200 |
トランスミッション | 6速AT |
駆動方式 | FF |
使用燃料 | – |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
エンジンが1.8L 直列4気筒SOHCで最高出力140PSというは、ちょっと期待外れのように思います。
しかし、先代モデルであるギャラン フォルティスにあった 4J10型エンジンであり、バルブの開閉の長さと時期をエンジンの回転数に応じて変化させる可変バルブタイミング機構の「MIVEC」が搭載された最新のエンジンです。
直列4気筒エンジンとは
三菱新型グランドランサーの燃費は

グランドランサーの燃費は、台湾の現地法人が示す値が1リッターあたり15.7km/Lです。実燃費は、新型グランドランサーの燃費に関するレビューはないため、同じエンジンを搭載するギャランフォルティス・スーパーエクシードの実燃費を見てみると10.8km/Lです。
新型グランドランサーの実燃費も10.8km/Lに近い値でしょう。
三菱新型グランドランサーは日本で発売される?発売日は?
気になる日本での発売については、現段階でないと考えています。
理由として、三菱自動車は2016年に発覚した燃費改ざん問題の影響で1,985億円の赤字となりました。
これは、北米以外の地域ですべて販売台数が前年割れです。
日本では8万台しか売り上げておらず、2017年度の販売台数は1万台多い9万台を見込んでいます。
これを達成するためには、販売台数向上の起爆剤となる新車を投入するという思い切った戦略よりも、売れ筋商品のモデルチェンジや付加価値とつけて現行モデルの販売台数を伸ばして達成したほうが、コストもかからず合理的でしょう。
現状では、ヒットしているデリカD:5のモデルチェンジや、日産と共同で開発した軽自動車も好調に売り上げています。
よって、日本の市場が軽自動車、コンパクトカー、ミニバンに売り上げが集中しているときに、セダンであるランサーを導入しても販売台数が見込めないという考えだからです。
日本販売あれば2018年秋頃
今日買った雑誌にグランドランサーが来年秋頃販売される!という記事が載っていたけど出来れば1.5Lダウサイジングターボを積んで売ってください! pic.twitter.com/bFXx5oIxra— エアロスター (@pc7001f) 2017年4月10日
しかし、日本導入する見方をされている方も多く、日本での発売日は2018年の秋頃という見方がされています。
何故なら、2017年3月に発売されたエクリプスクロスの存在が大きいです。
エクリプスクロスにはすでに新開発の1.5Lターボエンジンの投入されるため、このエンジンをエクリプスクロスだけではなく、他の車種にも共有し三菱自動車のラインアップを増やす可能性があるからです。
そこに、グランドランサーにエクリプスクロスの1.5Lターボエンジンを搭載して日本にて販売されることは考えられます。
もし、それが実現すれば、発売は2018年秋頃が有力です。
三菱自動車燃費改ざんについてと、その影響についての記事はこちら
ランサーエボリューションは登場するか
アクアランサーさんが、グランドランサーでランエボをカーコラしてくれました。https://t.co/qZYpMPI0RL pic.twitter.com/Gyof7kiUtK— 新車情報広場 (@naf0303) 2017年2月18日
ランエボ(ランサーエボリューション)の登場については、残念ながらこれもないと考えています。
ランサーとつく車種を2台も販売している三菱ですが、今まで台湾にランエボが正規輸入されたことがなく、現地で開発・製造する技術力はないと思います。
日本で開発しようとすれば、それなりのコストがかかり、世界中に多くのランエボファンがいますが、原価率の高いスポーツカーを販売しても大きな利益に直結しないからです。
ブランドイメージ向上のために採算度外視で開発する元気は今の三菱にないです。
その前に大株主である日産グループがGoサインを出さないでしょう。
ファンとしてはランエボ復活というのはとても嬉しい事ですが、現実的な視点でみればランエボ復活に期待できないことと、ランエボファンは向き合わないといけません。
ランサーエボリューションについての記事はこちら
ランサーエボリューションのライバル車についてはこちら
実は台湾で人気!各国へ信頼とブランド力を取り戻せ
台湾で新型グランドランサー販売と日本での復活・ランエボ登場などを予想していきましたが、いかがでしたか。
ランサーに対する私の考えは、三菱の現状を見たうえでネガティブなことが多いですが、ギャランやランサー、ランエボは私の大好きな車です。
もちろん、世界中に多くのランエボ復活を望むファンは多く、中古車市場でランエボの価格はどんどん上がっています。
それだけランサーとランエボは愛されている車です。
また、2016年1月-7月台湾での自動車販売台数は26万7315台であり、メーカー別ではトヨタが32.1%、三菱が11.0%、日産が10.4%であり、三菱は台湾で2番目に人気のある自動車メーカーです。
実は台湾には三菱好きのユーザーが多いです。
日本では燃費改ざん問題の影響でユーザー離れと売り上げ不振が続く三菱ですが、これから市場拡大していく台湾をはじめとしたアジア諸国での売上増と、日本での信頼を取り戻し売り上げを回復させてほしいです。
そして、復活した三菱から再びランサーとランエボの再販に期待をしていきたいです。
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