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三菱 デリカの最新(2021年5月)リコール情報まとめ【対象車種と発生する恐れがある現象】
デリカの最新リコール情報

2021年5月13日、三菱はデリカに不具合があったとし、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。
リコールの対象となるのは2009年(平成21年)から2019年(令和元年)1月25日に生産されたモデルで、対象者には三菱販売店からの案内があるとのこと。案内を受けた場合、速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、三菱自動車のウェブサイト「リコール・改善対策などの対象車種」で確認することができます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
デリカの不具合状況

コラムスイッチにおいて、内部配線を繋ぐコネクター端子のかしめが不充分なため、端子と配線の隙間に絶縁物が生成され、導通不良となる可能性があると発表されています。
そのため、前照灯、車幅灯、前部霧灯、尾灯、番号灯および当該スイッチ連動の車室内照明が不灯、あるいは点滅、または、方向指示器が不灯となるおそれがあります。
不具合発生箇所と改善方法
不具合発生箇所 | 電気装置(コラムスイッチ) |
---|---|
改善方法 | 全車両、コラムスイッチの内部配線を対策品と交換する。 |
国土交通省の公式ウェブサイトでは、問題がある箇所と対応方法を以下の図で公表しています。

対象となる車両情報

冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
開始 | 2009年(平成21年)6月1日〜 |
---|---|
終了 | ~2019年(令和元年)1月25日 |
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
型式 | 対象車が含まれる車台番号 | 対象車の台数 |
---|---|---|
LDA-CV1W | CV1W-0900101~ CV1W-1308081 | 58,295台 |
DBA-CV2W | CV2W-0700101~ CV2W-1400204 | 12,936台 |
DBA-CV4W | CV4W-0400101~ CV4W-0603626 | 8,324台 |
DBA-CV5W | CV5W-0210969~ CV5W-1400256 | 49,914台 |
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、三菱のリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法

車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるデリカの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する

車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
- エンジンルームのカウルパネルの奥にあるパネルを外す
- CV○Wから始まる英数字の刻印が車台番号
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...