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メルセデス・ベンツ新型SクラスS560eロングが国内販売開始!先代PHVモデルとの違いは?
目次
【12/13】メルセデス・ベンツ日本が新型Sクラスを発売開始!
メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560e

2018年12月13日にメルセデス・ベンツは新たなSクラスのプラグインハイブリッドモデル「S 560eロング」を発表しました。発表と同時に同モデルは全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売が開始されました。
【EQ POWER】メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560eを発表!
メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560eは、「EQ POWER」システムを搭載したメルセデス・ベンツのハイブリッド車(PHV)です。
「EQ POWER」システムは現在、Cクラス/Eクラス/GLC内の5車種に搭載されています。
Sクラスには先代PHV・S550eがありましたが、今回の新型S560eはSクラスで初めての「EQ POWER」を採用したPEVとなります。
「EQ POWER」シリーズは単なるPHVではなく、メルセデス・ベンツのEVブランド「EQ」を見据えたハイブリッド機能を搭載している車種という位置づけです。
EQ POWERとは?
メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560e

「EQ POWER」は、第3世代の直噴エンジン+ターボと高出力モーターを採用した、メルセデス・ベンツのハイブリッドシステム(PHV)です。
メルセデス・ベンツが未来に向けたEVの新しいブランドには「EQ」があります。
そのEQに先行して現在発売されているのが、ハイブリッドラインナップ「EQ POWERシリーズ」です。
EQ POWERシリーズは、「EQ POWER」システムと5つの走行モードにより、エンジン/トランスミッション/ステアリング/ECOスタート・ストップ/インテリジェント・アクセルペダルが適切に制御された走行シーンを実現しています。
完全EVの「EQ」が日本の公道を走るのはまだ数年先となる予定ですが、EQの思想を持った「EQ POWER」がエレクトリック・モビリティの新技術から生まれた製品・サービスの提供を開始しているのです。
EQ POWER システム | 走行モード | 走行時の状態 |
---|---|---|
HYBRID | ECO | 【燃費を優先したモード】 燃費を優先したハイブリッド走行(低速時はEV走行) |
Comfort | 【快適性を優先したモード】 快適性を優先したハイブリッド走行(低速時はEV走行) |
|
Sport | 【スポーティーな走行モード】 静かでパワフルなエンジン+常時モーター |
|
Sport+ | 【ダイナミックな走行モード】 高めのエンジン回転+モーターアシスト |
|
Individual | 【自由選択モード】 走り/快適性/燃費性能を自由に組み合わせ |
外装は2018年に発売されたSクラスと共有
メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560e:フロントビュー

メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560e:サイドビュー

メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560e:リアビュー

メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560eロングのエクステリアデザイン(外装)は、2018年8月に発売される新型Sクラスと共有となっています。
フロントタイヤの後方に「EQ POWER」のバッジが追加されていることと、右側のリアライト下部に充電用コネクタのハッチが追加されている他は、デザインの大きな差異は見当たりません。
内装にはEQ POWER仕様ならではの機能が追加
メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560eロング:インテリア

メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560eロング:フロントシート

メルセデス・ベンツ 新型Sクラス S560eロングのインテリアデザイン(内装)も、新型Sクラスと変わりないラグジュアリーさが特徴です。
EQ POWER専用仕様として、ダッシュパネルにバッテリー残量やハイブリッドシステムのモニタリングができる表示モードが追加されています。
ボディサイズは8月に発表された新型Sクラスと同等
メルセデス・ベンツ S560e

メルセデス・ベンツ S560eロング スペック ボディ | ||
---|---|---|
全長 | 全幅 | 全高 |
5,225 | 1,900 | 1,495 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
3,165 | 2,290 | 5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
新型Sクラス S560eロングのボディは、新型Sクラスと共有となり、ロングボディと同等のものになっています。
車両重量は未発表ですが、ハイブリッドシステムの搭載により増加すると見てよいでしょう。
Sクラス S560eロングのエンジンスペック・燃費
メルセデス・ベンツ S560e:エンジン

エンジン | 種類 | V型6気筒ツインターボチャージャー付 |
---|---|---|
排気量 | 3.0L | |
最高出力 | 270[367] | |
最大トルク | 500[51] | |
モーター | 最高出力 | 90[122] |
最大トルク | 440[44.9] | |
トランスミッション | 9速AT | |
駆動方式 | FR | |
使用燃料 | ハイオク | |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
上表は新型Sクラス S560eロングのエンジンスペックです。
同車には現行Sクラス S450と同等のエンジン(3.0L V型6気筒+ツインターボ)が搭載されています。
そこにハイブリッドシステムを搭載し、0-100km/h 5.0秒、最高速度 250km/hという性能を発揮するとみられています。
また、新型Sクラス S560eの欧州複合モード燃費は2.1L/100km(47.62km/L)と発表されています。
C350e AVANTGARDEも欧州複合モード燃費が41~47km/Lで、エネルギー消費効率(JC08モード燃費値)が17.2km/Lと発表されています。
新型Sクラス S560eのJC08モード燃費値は11.4km/Lという数値になっています。
S560eロングのEV航続距離はEQ Powerシリーズ最高に
メルセデス・ベンツ S560e

EQ POWER シリーズ | |
---|---|
モデル | EV航続距離(km) |
C 350e AVANTGARDE | 28.6 |
C 350e STATIONWAGONAVANTGARDE | 28.8 |
E 350e AVANTGARDE Sports | 20.1 |
GLC 350e 4MATICCoupe Sports | 30.1 |
GLC 350e 4MATIC Sports | 30.1 |
S 560eロング | 50 |
新型Sクラス S560eは、モーターだけのEV走行による航続距離は50kmとなり、EQ POWERシリーズ中では最長距離となります。
※EV走行は走行環境(気象や 渋滞等)や運転(急発進・エアコン使用)の際によって航続距離は大きく異なります
S560eロング新車車両価格はS550eロングとほとんど同じ
メルセデス・ベンツ新型Sクラス S560e:充電コンセント

新型Sクラス S560eロングの新車車両価格は1,697万円(税込)となっています。
前モデルのS550eロングの新車価格が1,638万円だったので、今回は約60万円ほど高くなりました。しかし、EQ POWERシステムの搭載を踏まえると妥当かそれ以下の値上げだと言えます。
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