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マツダ版オロチ「Grand Albaycin」にスポーティな「ビスポーク」が追加
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マツダ ロードスターのスポーティなコンプリートカー

2021年3月23日、スペインの自動車メーカー、HURTAN(フータン)がマツダ MX-5(NDロードスター)をベースとするコンプリートカーのGrand Albaycin Bespoke(グランドアルバイシン ビスポーク)を発表しました。
マツダのコンプリートカーといえば光岡 ロックスターが販売されていますが、雰囲気は全く異なります。ヘッドライトの雰囲気から、あえて言うならマツダ ロードスター版のオロチというのが近いのではないでしょうか。

グランドアルバイシン ビスポークは、今年1月に発表されたグランドアルバイシン ヘリテージの派生モデルで、デザインコンセプトが大きく異なります。
ヘリテージがはクラシックかつ高級志向だったのに対し、ビスポークは現代的でスポーティなデザインとなりました。
グランドアルバイシン ビスポークのエクステリア

基本的なデザインコンセプトはヘリテージと同じ。ただ、スペックの項目でも再度触れますが、エントリーグレードの1.5Lエンジンが廃止され、2.0Lエンジンのみの販売となるようです。
グリルは縦格子デザインではなく、細かなメッシュデザインに変更されています。
ハードトップを採用

1月に発売したグランドアルバイシン ヘリテージとの大きな違いは、ソフトトップからハードトップになったことです。
それによって、ルーフ形状が大きく変化し、スポーティで流れるようなラインになりました。

ベースであるロードスターのハードトップと同様、ルーフは後部に格納します。

以前もお伝えしたとおり、グランドアルバイシンは元のロードスターよりも車両よりも30cmほど拡大しており、前後フェンダーは大きく拡大しています。
独自デザインの17インチホイール

クラシカルなメッシュホイールを採用していたヘリテージに対し、ビスポークではフータンオリジナルのスターデザインを用いた17インチホイールを装着。
画像のモデルでは、アクセントカラーの赤いラインとキャリパーに統一感があってオシャレな印象に。とはいえ、これ以外にも好みのボディカラーを設定することも可能です。
ベースをリスペクトしたテールランプ

テールランプもヘッドライト同様、丸形の形状を採用。ロードスターに搭載されているテールランプの丸い部分だけを抜き出し、独自のアレンジを加えているようにも見えます。
グランドアルバイシン ビスポークのエクステリア

ヘリテージ同様、内装の基本構造はロードスターのものを流用しています。

センターコンソールのデザインや操作機器なども変わらず。アームレスト部分にはオリジナルのプレートが設置されています。
アルミやカーボンを基調とするデザイン

ヘリテージではウッドパネルやパンチング加工が施されたレザーシートを採用していましたが、ビスポークではアルミやカーボンと言った素材を多用し、無機質な雰囲気を強調しています。

先程も述べましたが、ヘリテージで設定されていたウッドパネルは用いられていません。カーボンテイストのスポーティな意匠に変更されています。

本革・エコレザー素材を使用したシート。通気性を向上させるマイクロミシンによるステッチ加工もオプションで用意されており、そのデザインも指定することができるとのことです。
パワートレインスペック
グランドアルバイシンのエンジンは2.0Lガソリンエンジンのみの設定。詳細なスペックは以下表のとおりです。
排気量 | 1,998cc |
---|---|
最高出力 | 135kw(184PS)/7,000rpm |
燃料噴射装置 | 電子制御燃料噴射装置 |
トランスミッション | 6速MT/6速AT |
駆動方式 | 後輪駆動 |
最高速度 | 219km/h |
燃料タンク容量 | 50L |
ビスポークのパワートレイン性能は、ベースとなるマツダ ロードスターRFに相当します。
グランドアルバイシン ビスポークの価格

今回、価格に関する発表はありませんでした。
参考までに1月に発表されたソフトトップのヘリテージは、59,000€(約745万円)~82,300€(約1,030万円)という価格が設定されていました(1ユーロ=126円換算)。
ビスポークはハードトップということもあり、これよりもやや高めの価格が設定されると思われます。
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- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...