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RX-9?マツダがスポーツクーペの特許申請!RX-VISION市販が現実味を帯びる
マツダが2ドアスポーツクーペの車体を特許申請

2021年8月5日、マツダが特許申請をおこなった車両の後部車体構造が公開されました。
公開された特許の画像および説明は、明らかに2ドアスポーツクーペのもので、2015年に登場したFRスポーツコンセプトカー「RX-VISION」とよく似ています。
「スポーツカー」の単語を用いた説明がされている

この特許申請に関する背景技術の説明として、「 例えばスポーツカーのような車両の後部車体構造においては車両の操縦安定性を高めるためにリヤサスペンションの支持剛性を高める必要がある。」と記述されています。
つまり、今回の後部車体構造に関する特許は、リアサスペンションの剛性を高めたスポーツカー用の車体であると読み取れるものです。

また、同じ日に公開された別の後部車体構造の申請には、フロア部も描かれています。これを見ると、トランスミッションが収まるであろうセンタートンネルが設けられており、縦置エンジンのFR、または4WD用の車体であること分かります。
次期ロードスターの可能性は?

マツダは現在2ドアのスポーツカー、ロードスターをラインナップしています。次期モデル、または次々期モデルではカーボンニュートラル対応のためにハイブリッドをはじめとした電動化技術が搭載されるものの、ロードスター自体は継続することがほぼ確定していて、今回の特許申請はロードスターのものなのではないかと予想もできます。
しかし、申請に用いられている画像ではAピラーからルーフまでのつなぎ目がありません。マツダが2ドアのスポーツカーとして販売しているロードスター(RF含む)はオープンカーのため、ルーフとAピラーは一体でなく、今回申請に用いられた画像のような構造をしていいません。
次期ロードスターの車体である可能性は低い、つまり、ロードスターとは別の2ドアスポーツカーであると言えます。
RX-VISIONが待望の市販化に向かう?

今回公開された特許申請の、車両の後部車体構造とRX-VISIONの車体後部を見比べてみると、クォーターウインドウはまったく同じ形状であることに加え、フェンダーの形状やテールランプの切り欠きなどもほぼ一致します。

RX-VISIONは量産モデルではないコンセプトカーなため、見た目を優先しリアバンパーやサイドスカートなどを一体としたパーツのつなぎ目がないボディでした。
しかし、特許申請の画像ではリアバンパーやサイドスカートがなく、これらは別のパーツとして取り付けるものとしているかのようです。また、後部からの追突時の衝撃を緩和する吸収剤が描かれているなど、市販化が前提となっているような構造です。
コンセプトカーのRX-VISIONが、いよいよ市販化されるのではないかと期待できます。
ロータリーエンジン搭載の可能性はあるものの…
ただし、マツダはロータリーエンジンをプラグインハイブリッドの発電用として活用していくことを示していて、駆動用の動力として使う可能性は低いです。ロータリーエンジンを「搭載」したスポーツカーとなる可能性はあるものの、ロータリーエンジンならではのサウンドやエンジンフィールを楽しめるスポーツカーになるのかということについては、あまり期待できないかもしれません。
いずれの形でもロータリーエンジンを搭載するとしたら、車名には「RX」が使われる可能が高く、「RX-9」となるのではないでしょうか。
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- MOBY編集部
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