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マツダのSUVで過酷なオフロード走行を試す!アウトドアもどんと来い!

マツダSUVオフロード試乗会

マツダ SUV オフロード試乗会。赤のCX-8とBBQ

2019年にデビューしたCX-30をはじめ、マツダのSUVは優れたデザインで都会派のオンロードSUVの印象が色濃いものかと読者の皆さまの多くはお感じになられていることでしょう。

しかし、マツダはそんな印象を吹き飛ばすがごとく、同社では初となるオフロード試乗会を敢行!「オフロードだって美しく走る!be a driver」とのこと(このようにマツダの方々は仰っていませんでしたが、そう解釈させていただきました)

試乗会の場所は「富士ヶ嶺オフロード」。関東甲信越地方にお住まいのオフロード好きならご存知、最大32度の崖のような急斜面から、連続するコブ、バンク角25度のカーブ、急斜面のすり鉢コースなど多彩でハードなオフロードコースです。

「そもそも、そんなとこ、マツダのSUVでいけるの?」と思われている方も多いことでしょう。それでは、まずはその答えを動画でご覧いただきましょう。今回の試乗車はCX-30、CX-5、CX-8です。

CX-30 林道コース

まずは新型CX-30。今回の試乗コースでは比較的難易度の低い林道コースとなります。

CX-5 最大32度の急斜面をヒルクライム&ダウンヒル

最新「CX-5」中古車情報
本日の在庫数 3916台
平均価格 203万円
本体価格 24~438万円

CX-8 急斜面すり鉢を下って回って登る

3:20~がハイライト
最新「CX-8」中古車情報
本日の在庫数 1548台
平均価格 292万円
本体価格 105~480万円

圧巻!CX-8 連続コブで盛大に片輪を宙に浮かせる

マツダのSUVで最も大型となるCX-8の全長は4,900mm、ホイールベースは2,930mm。連続するコブを超えるのには不利なスペック。
注目ポイントはサスペンションのストローク量と「オフロード・トラクション・アシスト」OFF→ONにしての脱出。動画0:37あたりから、左後輪が空転し前へ進まなくなる。ここで「オフロード・トラクション・アシスト」をONにして脱出します。

新機能「オフロード・トラクション・アシスト」

マツダ SUV オフロード試乗会。公道走行。背景を富士山に後ろ姿のCX-30、
CX-30はオフロードコースを出て公道を走るプログラムが追加されていた。その道中で悪路に突っ込んでみました。ボディサイドの景色の映り込みはCX-30ならではの造形によるもの。

マツダ新型CX-30、2019年11月28日に商品改良されて販売開始となったCX-8、同年12月12日に商品改良されたCX-5には新機能「オフロード・トラクション・アシスト」が搭載されています。AWD(四輪駆動)とTCS(トラクション・コントロール・システム)が強調して接地輪の駆動力伝達を最大化する機能で、悪路で前に進むことが困難になったときの脱出をサポートするものとなっています。

今回のマツダ SUV オフロード試乗会は、この「オフロード・トラクション・コントロール・アシスト」を評価する会ということでした。この会でのプレゼンスライド資料は、この新機能を詳しく知りたい読者の方にも大変わかりやすいものでしたので、この記事末尾に掲載、共有させていただきます。

あと、もうひとつマツダが強く訴えたかったのは「アウトドアも行けるぞ!」ということでした。

専用ヒッチメンバーや「TOUGH-SPORT STYLE」パッケージ

マツダ SUV オフロード試乗会。CX-8の純正ヒッチメンバー。

マツダには市販SUVには珍しく、メーカーが純正のヒッチメンバーを用品として提供しています。純正のヒッチメンバーのメリットは、ソケット接続時に自動で後退時のスマート・シティ・ブレーキ・サポート(要するに自動ブレーキ。けん引車を障害物として認識されてブレーキをかけてしまうため)、AT誤発進制御、パーキングセンサーをキャンセルする機能があることです。また、けん引走行中に後ろのけん引車がクネクネ動くスネーキング現象を収束させる「トレイラー・スタビリティ・アシスト」を装備しています。この点も記事末尾のスライド資料に解説があります。

マツダ SUV オフロード試乗会。富士山を背景にアクセサリーパッケージを装備したCX-5。
画像手前のCX-5は2019年12月12日に発売されたアクセサリーパッケージ「TOUGH-SPORT STYLE」装着者。フロント/リアアンダーガーニッシュ、ルーフレールといった外装にオールウェザーマット、ラゲッジトレイを装備。

ヤマハと技術交流

マツダ SUV オフロード試乗会。CX-8にけん引されるトレーラーに積載されたヤマハのオフロードバイク、YZ450FとYX250F。

二輪車メーカーのイメージが強いヤマハですが、グローバルでは四輪バギーの人気メーカーです。そんなヤマハとマツダは四輪駆動の技術交流を行い、オフロードもガツンといけるSUVになったのでした。今回の試乗会ではヤマハのオフロードバイクも出展されました。

ランチはBBQ

「マツダのSUVでぜひ、アウトドアでBBQ」という提案と取材陣へのおもてなし。

マツダ SUV オフロード試乗会。バーベキュー。イチボのステーキ。
イチボのステーキ
マツダ SUV オフロード試乗会。バーベキュー。地鶏のテリヤキソース。
地鶏のテリヤキソースという選択肢も。これが一番人気だったよう。
マツダ SUV オフロード試乗会。バーベキューランチプレート。
筆者はイチボをいただきました。めっちゃおいしかった。
マツダ SUV オフロード試乗会。ストーブでマシュマロ焼き。
ストーブでマシュマロ焼き。イージーに焦げます。

プレゼンスライド資料

マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。マツダAWDヒストリー
マツダのTWDの歴史はボンゴから。エモいですね。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。マツダAWDヒストリー。1985年、ファミリア4WD、323ターボ。
マツダの名車、ファミリア。323のラリー仕様車は熱かった。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。マツダAWDヒストリー、2000年以降。マツダスピードアテンザ、CX-7、初代CX-5。
近年のAWD
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。CX-5 AWD開発ヒストリー
なぜマツダはAWDのオフロード性能に力をいれたのか?その答えがここに。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。オフロード性能の3ファクター
クルマに詳しい方なら当たり前なことですが、改めてマツダはその3つの基礎をとことんしっかりと追求したとのこと。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。オフロード性能の3ファクターのひとつ、ディメンション。
最低地上高はおおむね150mmあればオフロード走行に向き始める。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。オフロード性能3ファクター2つ目、接地性。
右上はフロントサスのストローク、右下はリアサスのストローク。サスペンションのストローク量は接地性能へ大きく影響。CX-30、CX-5はしっかりとそれが取られていることを示す。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。オフロード性能の3ファクター、トラクション性能。
新機能「オフロード・トラクション・アシスト」はブレーキLSDを採用。この記事冒頭の動画でもその動きが確認できます。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。オフロード・トラクション・アシスト。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。オフロード・トラクション・アシスト解説。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。オフロード・トラクション・アシストON・OFFの比較
オフロード・トラクション・アシストONのときは、エンジントルクはそのままダウンさせず、空転するタイヤに強いブレーキをかけて回転を止め(デフロックと同じ状態)、同時にタイヤがすり鉢する前からAWDトルクを増大させるという機構になる。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。北米での開発
マツダのオフロード性能は、アメリカの荒野を走るSUVと同じくして鍛えられた。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。レッド・ロック・キャニオンでの開発
レッド・ロック・キャニオンは世界中の自動車メーカーがオフロード走行試験を行う。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。ヤマハとのオフロード技術交流
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。トレーラートーイング。
マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。トレーラートーイング。

取材レポート・撮影・文:MOBY編集部 宇野 智

マツダ SUV オフロード試乗会プレゼンスライド。悪路を登るCX-5

マツダ 公式サイト

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執筆者プロフィール
宇野智
宇野 智
モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...

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