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ルマンで優勝した唯一の日本車マツダ787Bとは?伝説のマシンの感動の歴史を振り返る

激戦の末、日本歓喜の瞬間へ

マツダ 787B 1991年

激闘の24時間、攻め続ける787B。

1991年ル・マン24時間レースのスタート!
レース開始からトップを先行するメルセデス勢は先手必勝の逃げ切り戦略です。
後に続くジャガー勢は燃費を気にしながら粘るように続き、後方から追う形になったマツダ勢上位の787B(55号車)がレース開始1時間後に11位と堅実にトップを追いかけました。

マツダ787Bは、車体の軽さと高いスピード維持、そして燃費のバランスの良さでじわじわと上位に迫りました。
もはやメルセデス3台の完全優勝の空気の中、開始10時間後にメルセデスの1台が事故でピットインして10周後ろに後退します。

レース開始12時間後。
燃費を気にしながらメルセデス勢の後ろを走るジャガー2台を追い抜き、ここでマツダ787Bが3位に浮上します。
ここに来てメルセデスに異変?マツダの猛追に焦りを感じ、必要以上のハイペースで逃げるメルセデスにトラブルが続出。
13時間後には2位に浮上することに成功します。

実はこのとき、無謀とも取れる787Bのハイペースに、チーム内でも表彰台すら逃しかねないと抗議が飛び交っていたようです。

そのときのエンジン担当者の強気の一言。
「我々のエンジンは壊れない!」
猛追撃の手を絶対に緩めない!強行戦略に出ました。
暫定1位のメルセデスも煽られるようにハイペースで逃げる展開になります。

開始21時間後。
トップのメルセデスがオーバーヒートとミッショントラブルで脱落し、ついにマツダ787Bが攻め続ける走りでトップを奪います。
カーナンバー55番、マツダ787Bロータリーエンジン、日本のマシンが史上初めて、ル・マンをリードします。

そのままル・マン24時間レースは燃費に問題のあったジャガーが追いつくわけもなく、マツダ787Bはチェッカーフラッグを迎えました。

自分たちの技術力とチームを信じる

ゴールまで残り20分の時点でタイヤ交換でピットインした際に、既に一時間半も走り続けた当時F1ドライバーのジョニー・ハーバートを交代させず、信じて続投させました。

その結果、ジョニー・ハーバートは脱水状態に陥り表彰式にも出れない程に衰弱してしまう結果となります。
非常に過酷な耐久レースである上に、必ず勝つと言う気迫に満ちた攻め、自分たちの技術力とチームを信じたレース戦略で787B(55号車)は日本車初の総合優勝、ル・マンの王者に輝いたのです。

もう1台の787B(18号車)は総合6位、787(56号車)は総合8位でした。

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MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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