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【ランボルギーニ3500GTザガート】コンコルソデレガンツァ京都2019にて最優秀賞受賞!
目次
コンコルソ デレガンツァ京都とは?
コンコルソ デレガンツァ京都とは、世界最高峰の芸術的なヴィンテージカーが一堂に会する展覧会。今年2019年は、京都の元離宮二条城にて開催されました。
FIVA(国際クラシックカー連盟)が公認の国際的な「コンクールデレガンス」として登録されているこのイベントは、世界的に有名な審査員たちにより、自動車の「芸術性」や「エレガンスさ」が評価され競われます。
そんなコンコルソ デレガンツァ京都にて受賞を果たした車両たちを紹介します。
【コンコルソ デレガンツァ京都とは?】二条城にヴィンテージカーが集結!
最優秀賞はランボルギーニ 3500GT ザガートが獲得!

コンコルソ デレガンツァ京都2019のコンクール対象車は全54台。その中で最も芸術的なヴィンテージカーとされる「BEST OF SHOW(最優秀賞)」を獲得したのは1965年式の「ランボルギーニ 3500GT ザガート」でした。
ベース車はランボルギーニ「350GT」

「ランボルギーニ 3500GT ザガート」は車体のデザインや製造を手がけるカロッツェリアとして名高い「ザガート」とランボルギーニのコラボレーションによって誕生した特別なモデルです。
ベースとなっているのは1964年に登場した「ランボルギーニ 350GT」です。このモデルはランボルギーニとして初めての量産市販車でした。
ランボルギーニ 3500GT ザガートとは?

「ランボルギーニ 3500GT ザガート」はザガートを略した「3500GTZ」と呼ばれることもあります。1965年当時、発表されたばかりの350GTをベースとしたスペシャルモデルを作る案がミラノのランボルギーニディーラーのオーナーから出されました。


スペシャルモデルの案を請け負ったのがザガート。当時のザガートはアストンマーティンやフェラーリ、ポルシェといった一流ブランドとのコラボレーションで最も成功を収めたカロッツェリアの1つでした。
ザガートでこの「3500GT ザガート」のデザインを担当したのはカーデザイナーとして名高いエルコーレ・スパーダ氏。


ベースとなっている350GTよりもさらに優れた空力特性を手に入れるためにデザインされた外装は、1960年代のそれとは思えないほどに洗練されています。
特にフロント部分は350GTと比べてかなり機能性に振った作りになっていることがうかがえます。
コーナリング特性をよりクイックなものにするためにホイールベースは100mmも短縮されています。エンジンはベースの3.5L V12エンジンをボアアップした4.0L仕様が搭載されました。
実際に制作された車両はたったの2台


生産された台数はたったの2台。左ハンドル仕様だけでなく、右ハンドル仕様も生産されたそうです。内装もスタンダードな350GTとは異なるものとされています。
350GTをベースとしたスペシャルモデルは他にも「350GTS」と呼ばれるオープンカーが存在しますが、こちらも生産台数は2台と非常に貴重なモデルです。
中古車相場価格

超希少なモデルであるがゆえに、中古車相場価格は不明です。ベースである350GTもヴィンテージランボルギーニということで流通量が少なく、相場は算出できませんでしたが、欧米のコレクターの間では8000万円~1億円程度の価格帯で取引された個体が存在するようです。
撮影:宇野 智(MOBY)
文:上田 貴大(MOBY)
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- MOBY編集部
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