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ジャガー新型J-PACE(Jペース)最新情報!発売日は2019年?価格や燃費・性能は?
目次
ジャガー新型J-PACEってどんな車?
2016年モデル ジャガーFペース

新型J-PACE(Jペース)は、イギリス自動車メーカー・ジャガーが現在開発中とされる大型SUVです。
ジャガーは、2008年にインドのタタ・モーターズにランドローバーと傘下に入り、現在ランドローバーとの合弁会社「ジャガーランドローバー」として企業を運営しています。
ランドローバーはイギリスのSUV専門自動車メーカーであるため、ジャガーはランドローバーとプラットフォームやエンジンを共有し、近年はいくつかのSUVを発売しています。
Jペースはジャガーで最大の大型SUV
ジャガーは、EペースとFペースというSUVをラインアップしており、新たなJペースはその中でも最大のSUVになると見られます。
ジャガーは、イギリスを代表する高級自動車メーカーであるため、Jペースはメルセデスベンツ、BMWなどに対抗する1,000万円近いラグジュアリーSUVとなることは確実です。
ジャガーFペースについての記事はこちら
ジャガー初のSUV「F-PACE」最新情報!価格や燃費性能と試乗時の乗り心地からSVRまで
ジャガー新型J-PACEの発売日は?

Jペースの発売に関する情報はありませんが、スパイショットから見て取れる完成度から、遅くても2019年内には発売開始となることが予想できます。
Jペースが北米や欧州をメインマーケットとすれば、2019年春のニューヨークモーターショーで市販予定モデルを発表し、2019年秋のフランクフルトモーターでワールドプレミアムになると考えることができます。
ジャガー新型J-PACEのスパイショットがリーク

昨年の夏に、新型Jペースのスパイショットがリークしています。
公道テストまで行っているということは、かなり開発が進んでいることは確実です。
車体の下半分にデジタルカモフラージュがされているということは、下半分にJペース独自のデザインがされていると見られます。
ジャガー新型J-PACEの外装(エクステリア)デザイン

新型Jペースのフロントは、バンパーをみるとEペースとFペースにあった左右の開口部がなく、逆にフロントバンパー中央開口部は比較的広くしています。
パワー向上のために、過給機のインタークーラーを従来より大きくしている可能性があります。


新型Jペースのスパイショットでは、ホイールベースが長いですが、CピラーからDピラーまで狭く、車体の全高もそこまで高くありません。
新型Jペースは、自動車雑誌や他の自動車情報サイトから3列目の7人乗りになることが予想しているとこをもありますが、スパイショットでの車体では、3列目の7人乗りではなく2列シートの5人乗りになることも考えられます。
ジャガー新型J-PACEの内装(インテリア)デザイン
ジャガー Fペースのインパネ

ジャガー Fペースのメーターパネル

内装のデザインは、Fペースと同じようにレザーシートを多用し、イギリス車らしい高級感ある作りになることは確実でしょう。
新型Jスペースのメーターパネルは、デジタル表示になり、ナビゲーション表示もできるでしょう。
また、独自開発のJaguarDriveコントロールシステムも搭載されると見られます。
これは、俊敏なシフト操作で低速ギアへキックダウンするスポーティな「ダイナミックモード」、早めのシフトアップで燃費を向上させる「エコモード」、雨や雪などの滑りやすいコンディションでグリップ力を高め、安全な走行に切り換える「レイン・アイス・スノーモード」をセンターコンソールのスイッチで選べます。
「ダイナミックモード」に切り替えると、メーターパネルの背景が赤くなり、エキサイティングなドライブの雰囲気を演出します。
ジャガー新型J-PACEパワートレイン

新型Jペースのパワートレインには、いくつかの候補があります。
それは、2.0リッター直列4気筒ディーゼルプラグインハイブリッド、3.0リッターV型6気筒スーパーチャージャー、5.0リッターV型8気筒スーパーチャージャーです。
そして、EVモデルも発売が見込まれます。
新型ディーゼル・プラグインハイブリッドが有力
ジャガーのSUVモデルであるEペースとFペースには、2.0リッター ディーゼルターボエンジンをベースモデル搭載しています。
Jペースは、ジャガーで最も大きいSUVになるため、パワーを補うためにモーターを搭載すると見られます。
また、メルセデスベンツ、BMW、ポルシェのようにプラグインハイブリッドでEV走行とハイブリッド走行ができ、低燃費を意識したパワートレインになるでしょう。
ガソリンエンジンは3.0リッターと5.0リッターの2種類
ガソリンエンジン搭載車のパワートレインは、3.0リッターV型6気筒スーパーチャージャーと5.0リッターV型8気筒スーパーチャージャーの2つが候補としてあげられます。
5.0リッターエンジンは、ジャガーXJに搭載されているエンジンで、SUVには搭載されていないため、Jペースがジャガーで最大のSUVであれば、搭載する可能性は高いです。
EVモデルも遅れて登場
ジャガー I-PACE(アイ-ペース)

Jペースが発売されてから、1年後ぐらいにJペースのEVモデルが登場することも考えられます。
イギリスは2040年にガソリン車とディーゼル車の販売を禁止を正式発表したため、EVを出すことは必須でしょう。
ジャガーは、2019年にi-PACE(i-ペース)というEVを出すことを発表しており、時速100キロまでの加速が4秒、航続距離500km以上の性能を発揮する予定としています。
アウディが公開したE-tronスポーツバック コンセプトの発売が有力視されていることも考えれば、新型JペースのEVモデルは、i-ペースを基本に、容量が90kWhのリチウムイオンバッテリーで、一充電走行可能距離は500kmを標榜(ひょうぼう)するモデルになることが予想できます。
ジャガー新型I-PACEについての記事はこちら
ジャガー新型I-PACE(Iペイス) 日本受注開始!発売日は2019年でEV×SUVのスペックやデザインは?
ジャガー新型J-PACEの安全装備
ジャガーEペースに搭載されるステレオカメラ

ジャガーEペースには、先進運転支援システム(ADAS)を採用しており、ドイツ車並みのドライバーアシスト機能が備わっています。
新型Jペースにも、ADASが搭載されることが考えらます。
ここからは、ADASの機能を紹介したいと思います。
レーンデパーチャーウォーニング(LDW)
車両が意図せず車線から逸脱した場合、それを検知しビジュアルでの警告とステアリングホイールをわずかに振動させることでドライバーに注意を促します。
レーンキープアシスト&ドライバーコンディションモニター
レーンデパーチャーウォーニングをもとにしたレーンキープアシスト(LKA)は、意図せず車線から逸脱しそうになると、自動的にステアリングを制御して車を車線内に戻します。
ドライバーコンディションモニタ(DCM)は、ドライバーの操作状況から疲労による集中力の低下を検知し、警告音とインストルメントパネル上のビジュアルメッセージで休息を促します。
ブラインドスポットモニター&リバーストラフィックディテクション
ブラインドスポットモニターは、ドライバーが確認しづらい車体斜め後ろの死角にいる車や急速に接近してくる車を検知すると、ドアミラーにアイコンを表示させてドライバーに知らせます。
リバーストラフィックディテクションは、駐車スペースからバックで出庫する時など、視界で駐車位置から周りを見通せない状況で、近づいてくる車を検知すると、タッチスクリーンの表示で警告します。
アダプティブクルーズコントロール(キューアシスト機能付)
先進のレーダー技術を用いたアダプティブクルーズコントロールは、自動的に走行速度を調整し、先行車との安全な車間距離を保ちます。
サラウンドカメラシステム
サラウンドカメラシステムは、車の周囲360度の映像をタッチスクリーンに表示し、縁石沿いの駐車、狭い場所での出入庫、交差点など多彩な状況で、運転操作をサポートします。
この機能をさらに強化した機能に、新採用のフォワードビークルガイダンスとフォワードトラフィックディテクションがあります。
フォワードビークルガイダンスは、駐車時に自車および周囲との距離をビジュアル化して表示してくれます。
フォワードトラフィックディテクションは、前方が確認しづらい状況で衝突の回避をサポートします。
オートノマスエマージェンシーブレーキ(自動緊急ブレーキ)
衝突の危険性を感知すると「進行方向の衝突」アラートを警告音で知らせ、 続けてビジュアルによる警告アラートを表示します。 ドライバーが何も操作しない場合、衝突による衝撃を軽減するためにシステムがブレーキをかけます。 このシステムには、ペデストリアンセンシング(歩行者感知機能)も搭載しています。
エンジンドラッグトルクコントロール(EDC)
EDCは、路面が滑りやすいコンディションで、強力なエンジンブレーキがかかった際に起こりやすいホイールロックアップを軽減します。
この機能は、瞬時にホイールのトルクを高めることで作動します。
トレーラースタビリティアシスト(TSA)
TSAは、牽引時に優れた安定性をもたらします。
TSAシステムが牽引するトレーラーの危険な揺れなどを感知すると、エンジン出力を低減して徐々に減速してくれます。
ボディ両サイドで個別にブレーキをかけ、揺れをコントロールし、牽引をサポートします。
ダイナミックスタビリティコントロール
ダイナミックスタビリティコントロー(DSC)は、車体の動的挙動をモニタリングし、車両の安定性を最大限に高めるために調整を行い、グリップを最適化します。
DSCは、エンジントルクを低減し、適切なホイールにブレーキをかけ、アンダーステアまたはオーバーステアを調整することで正しい走行進路を維持します。
ジャガー新型J-PACEの新車価格やグレード構成
新型Jペースの新車価格は、ジャガーのフラグシップセダン「XJ」と同様に、フラグシップSUVモデルとして、1,000万円を超えること見られます。
グレード構成と新車価格は以下のようになると予想しています。
ジャガー新型J-PACE 予想新車価格 | |
---|---|
J-PACE 2.0Lディーゼル ハイブリッド | 約900万 |
J-PACE 3.0L V型6気筒スーパーチャージャーエンジン搭載車 | 約1,200万 |
J-PACE 5.0L V型8気筒スーパーチャージャーエンジン搭載車 | 約1,800万 |
J-PACE EVモデル | 約1,300万 |
[単位]円(消費税込み) |
ジャガー新型J-PACEのライバル車は?
ポルシェカイエン

メルセデスベンツ GLS

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BMW X7

アウディE-tronスポーツバック コンセプト

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新型Jペースのライバル車は、ポルシェ カイエン、メルセデスベンツGLS、そして、これからは発売が見込まれる新型BMW X7になります。
またEVモデルでは、今後発売が見込まれるアウディE-tronスポーツバック コンセプトがライバル車になります。
どれも、1,000万円越えの高級大型SUVであり、特に7人乗りのメルセデスベンツGLSや新型 BMW X7は最大のライバルとなるのではないでしょうか。
ジャガー新型Jペースは英国紳士も好む大型SUV
2016年モデル ジャガーFペース

ジャガー新型Jペースについて紹介していきました。
ジャガーといえば、高級サルーンやグラントゥーリズモ的な2ドアクーペのイメージが強いメーカーで、SUVとは無縁のメーカーでしたが、EペースやFペースの登場でSUVメーカーとしての評価も高くなっています。
新型Jペースは、EVの登場も予想され、Iペースと同様にジャガーの新世代車両となるでしょう。
英国紳士も好むであろう大型SUV「Jペース」が、ジャガーに新たな価値を生み出すことに期待です。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...