更新
【ホンダ新型N-VAN vs ダイハツ ハイゼットカーゴ】軽バンライバル車徹底比較!
目次
【ホンダ新型N−VAN vs ダイハツ ハイゼットカーゴ】徹底比較
ホンダ新型N−VANとはどんな車?
N-VAN G Honda SENSING

ホンダ新型N-VANの発売日
新型N-VANは、2018年7月13日に発売されました。ホンダとしては、19年ぶりに発売する軽バンです。主に商用利用を目的として開発され、広く利便性の高い車内空間をセールスポイントとしています。
ホンダ新型N-VANの開発コンセプト
新型N-VANは、他の自動車メーカーの軽バンとは違い、前輪駆動を採用するというこだわりを持っています。また、ホンダの誇る人気ラインナップであるNシリーズにおいて培ってきた、「車内を広くする技術」を盛り込んだ、革新的な軽バンとなっています。
ホンダ新型N-VANの特長
・センタータンクレイアウトを採用し、低床フロアを実現
・助手席側ピラーレスを採用し、簡易な荷物の積み下ろしを実現
・「Honda SENSING」を軽自動車で初めて採用し、衝突被害軽減ブレーキなどを装備。高い安全性能を実現
ホンダ新型N-VANについてはこちら
ホンダ新型N-VAN(エヌバン)発売開始!価格は127万からでターボも【19年ぶりの新型軽商用バン】
ダイハツ ハイゼットカーゴとはどんな車?
ダイハツ ハイゼットカーゴ

ダイハツ ハイゼットカーゴの発売日
ハイゼットカーゴは、ダイハツが販売している軽商用バンです。現行型のハイゼットカーゴは、2017年11月13日にマイナーチェンジされた、10代目モデルとなります。1960年に登場した「ハイゼットトラック」のバンタイプとして、1961年に発売されて以来、ダイハツを代表する商用車として今に至るまで愛されてきた車種です。
ダイハツ ハイゼットカーゴの開発コンセプト
ハイゼットカーゴは、「軽自動車の技術が、仕事を変えて行く」をコンセプトに開発されています。軽自動車メーカーのダイハツだからこそ言える、軽商用車に対する誇りを随所に見つけることができるモデルです。
ダイハツ ハイゼットカーゴの特長
・大きな積載容量を確保し、高い利便性を実現
・大開口スライドドアを採用し、大きな荷物の積み入れも容易に可能
・低床フロアを採用しており、背の高い荷物でも車載することが可能
ホンダ新型N−VANとダイハツ ハイゼットカーゴの違いは?
両車ともに、ホンダとダイハツがもつ技術力を存分に注ぎ込んだ、メーカーの威信をかけた軽バンです。N-VANは、助手席ピラーレスや前輪駆動を採用するなど、これまでの軽バンにはない、新技術が数多く搭載されています。一方ハイゼットカーゴは、従来の軽バンのあり方を踏襲した、シンプルかつ安心感のある一台となっています。
顔つきが仕事を決める?エクステリア比較
ホンダ新型N-VAN
N-VAN +STYLE FUN Honda SENSING

N-VAN +STYLE COOL Honda SENSING

N-VAN L Honda SENSING

ホンダ新型N-VANは、商用でもプライベートの趣味用でも扱えるよう、3つのグレードを用意しています。エクステリアに関しては、商用の「G」「L」は優しい顔つき。一方、趣味のアウトドアなどを楽しむために用意されたグレード「+STYLE COOL」はポップな印象を与えます。
ダイハツ ハイゼットカーゴ
ハイゼットカーゴ

ハイゼットカーゴ

ハイゼットカーゴはLEDヘッドランプとLEDフォグランプが採用され、ドライバーの視界を向上させただけでなく、外から見たときの視認性も高めました。軽自動車ながらも武骨さを感じられるフロントマスクも特徴的です。また、フロントバンパーの左右に着脱可能なコーナーピースを設定しており、損傷時の修理作業の低減を図っています。
仕事でも趣味でも利便性抜群!インテリア比較
ホンダ新型N-VAN
N-VAN G

N-VAN G

N-VAN G

ホンダ新型N-VANは、「広々とした車内を実現する」ための技術が存分に注ぎ込まれています。従来の軽バンも、軽自動車とは思えないほどの車内空間の広さ、快適さを実現していましたが、新型N-VANはそれを上回ることを目標に開発されています。趣味でも仕事でも、様々な場面で活躍してくれそうです。
ダイハツ ハイゼットカーゴ
ハイゼットカーゴ

ハイゼットカーゴ

ダイハツカーゴは、上質なブラック基調の内装が落ち着いた雰囲気を演出しています。細部に関しては、撥水加工シートやキーレスエントリーなどの装備を採用しており、室内には収納スペースを多数確保することで、「上質だけれど便利な空間」を生み出しています。また、助手席を倒せば6畳相当のカーペットを車内に収納可能。軽自動車の車格ながら、大きな車内空間を実現しています。
小さな差が大きな違いに!ボディサイズ比較
新型N-VAN(グレードG/FF) | ハイゼットカーゴ(ハイルーフ/FR) | |
---|---|---|
全長 | 3,395 | 3,395 |
全幅 | 1,475 | 1,475 |
全高 | 1,945 | 1,875 |
ホイールベース | 2,520 | 2,450 |
車両重量 | 930〜1020 | 950 |
乗車定員 | 4 | 4 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
ボディサイズの違い
両車とも軽自動車規格に沿って設計されているため、ボディサイズに大きな差はありません。全高とホイールベースのみ新型N-VANの方が若干大きくなっていますが、その差はほとんど無いに等しいです。しかし新型N-VANは、前輪駆動・低床化により、1BOXスタイルとは思えない自然な着座姿勢や乗降性の高さもを実現している点で評価されています。
【新型N−VAN vs ハイゼットカーゴ】エンジンスペック・パワートレイン比較
新型N-VAN(グレードG,L) | ハイゼットカーゴ | |
---|---|---|
エンジン種類 | 水冷直列3気筒 | 水冷直列3気筒 |
排気量 | 660cc | 660cc |
最高出力 | 39[53]/6,800 | 39[53]/7,200 |
最大トルク | 64[6.5]/4,800 | 60[6.1]/4,000 |
トランスミッション | 無段変速AT/6速MT | 4速AT/5速MT |
駆動方式 | FF/4WD | FR/4WD |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
新型N-VAN(ターボ) | ハイゼットカーゴ(ターボ) | |
---|---|---|
エンジン種類 | 水冷直列3気筒 | 水冷直列3気筒 |
排気量 | 660cc | 660cc |
最高出力 | 47[64]/6,000 | 47[64]/5,700 |
最大トルク | 104[10.6]/2,600 | 91[9.3]/2,800 |
トランスミッション | 自動無段変速機(CVT) | 4速AT/5速MT |
駆動方式 | FF/4WD | FR/4WD |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
エンジンスペック・パワートレインの違い
新型N-VANとハイゼットカーゴのエンジンスペックは、軽自動車同士の比較ということもありほとんど差はありません。
ホンダ新型N-VANには、大空間の荷室を実現するために、N-BOXで新規開発したプラットフォームと燃料タンクを前席の下に収めるセンタータンクレイアウト、さらにはFFの駆動方式が採用されており、その駆動系のデザインに特徴があると言えます。
また、ターボモデル同士を比較してみると、ハイゼットカーゴの方が若干、最高出力、最大トルクでN-VANよりも高い数値を誇っています。パワーの面に関しては、ハイゼットカーゴの方に軍配が上がります。
【新型N−VAN vs ハイゼットカーゴ】燃費比較
新型N-VAN(FF) | ハイゼットカーゴ(FR) | |
---|---|---|
JC08モード燃費 | 23.8/21.2(ターボ) | 18.8/17.8(ターボ) |
実燃費 | 15.3~20.4/14.2~19.0(ターボ) | 16.6/13.0〜14.0(ターボ) |
[単位]km/L |
燃費の違い
2WDのモデル同士を比較してみると、ホンダ新型N-VANは無段変速機の性能が非常に高く、6速MTのモデルよりも無段変速機のモデルの方が低燃費となっています。一方、ハイゼットカーゴの方は、どのグレードにおいても燃費性能に関する数値は変わらないようです。
新型N-VANの6速MTモデルとハイゼットカーゴの燃費性能を比較してみても、新型N-VANの方が若干燃費性能は高いです。また、4WDモデル同士の比較においても、この燃費性能の優劣の関係性に変わりはありません。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...