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【フィアット500XはおしゃれなクロスオーバーSUV】実燃費や内装から価格と試乗での評価まで
フィアット500Xとは

500X(チンクェチェント・エックス)は、イタリアの自動車メーカー・フィアット(FIAT)が販売する小型SUVです。
2014年パリモーターショーで発表され、日本では2015年10月24日から販売されたまだまだ新しい車です。
搭載されるエンジンは1.4L直列4気筒ターボで、グレードは「ポップスター(Pop StarPop)」「ポップスタープラス(Pop Star Plus)」「クロスプラス(Cross Plus)」の3つがありクロスプラスのみ4WDです。
日本では、1.4Lターボ搭載のモデルしか発売されていませんが、海外では2.4Lターボ、1.3Lディーゼルターボ、1.6Lディーゼルターボ、2.0Lディーゼルターボそれぞれのエンジンを搭載したモデルが販売されています。
先代車はスズキ・SX4?

500Xは、フィアット・セディチの後継車としてデビューしました。
このフィアット・セディチは、日本でも見覚えがあるように思えます。
実は、スズキSX4の兄弟車であり、スズキ製シャシーとスズキ製1.6Lエンジンを搭載したスズキ車のフィアットバージョンです。
一部のモデルには、フィアット製1.9Lディーゼルエンジンも搭載されていました。
SX4のデザインをジウジアーロが手掛け、スズキとフィアットとの共同開発といわれていますが、プラットフォームはスズキ・スイフトと同じで、SX4・セディアともに生産は日本のスズキ工場で行われたため、開発・生産はスズキが主導で行われていました。
クライスラー開発のレネゲードとは兄弟車

500Xは、米自動車メーカー・クライスラーが展開するジープブランドのレネゲード(RENEGADE)と兄弟車です。
現在、フィアットの持ち株会社は「フィアット・クライスラー(Fiat Chrysler Automobiles)」です。
フィアットグループはクライスラー以外に、アルファロメオ、ランチア、マセラティ、アバルトを子会社にもち、フェラーリの過半数株も所有し、22万人もの従業員が働く巨大自動車企業です。
SUVの開発力に乏しいフィアットにとって、クライスラーを子会社にすることにより、今回の500Xが誕生できたのです。
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フィアット500Xの外装





フィアット500の正統派SUVデザイン
フィアット500Xは、3ドアのフィアット500と違い5ドアです。
しかし、車体後部のラインは500を思わせるものであり、フロントマスクは500の面影を残しつつ、500に比べワイドボディになり大きくなったヘッドライトやフォグランプ、バンパーのエアダクトも500の派生車種であることがすぐわかるほど、500の面影を残しています。
この辺りのデザインはさすがといったところでしょう。
デザインは500のデザイナーによるもの

500Xのデザイナーは、フィアットのチーフデザイナーであるロベルト・ジオリート(Roberto Giolito)です。
彼は、フィアット・ ムルティプラや現行型のフィアット・パンダをデザインしています。
さらに、世界的な大ヒットとなっているフィアット500も彼によるデザインです。
500は、NUOVA 500(生産機関1957~1977年)の面影を残したコンパクトな車体にヘッドライトが丸目で、日本車やドイツ車にはない誰もが見ても共感できるオシャレを感じさせてくれます。
実際に2008年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー、2009ワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
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フィアット500Xの内装
フィアット500Xの内装については、ジープ レネゲード、フィアット500と比べながら見ていきたいと思います。
インパネ
●フィアット500Xのインパネ



●ジープ レネゲードのインパネ

●フィアット500のインパネ

3車を見比べてみると最もシンプルなのは500Xだと思います。
スイッチ類は小さく、必要最低限のものでまとめられています。
一方のジープ レネゲードは、本当に兄弟車かと疑うぐらいジープらしいメカメカした雰囲気を出しています。
500も500Xと同様にシンプルで似ていますが、シフトノブを含めてインパネ中央部にまとめられた辺りは機能性の良さを思わせます。
また、メーターは500Xが3連で500は大きなメーターが一つとそれぞれに個性的な面も感じさせます。
しかし500Xのメーター中央部に、モードや燃費、さらにはドアモニターも表示する3.5インチのマルチインフォメーションディスプレイがあるため、メーターの機能性は500Xに軍配があります。
500Xのデザイン性と必要な最新機能をうまくまとめ上げた内装になっています。
3パターンのドライビングモード

センターコンソールのシフトノブとドリンクホルダーの間には、「ドライビングムーブセレクター」があり、「Auto」「Sport」「Traction」の3つからドライビングモードを選択できます。
SUVらしい機能もしっかり備わっています。
ポップなデザインのシートはまさにイタリアンデザイン


前席・後部座席のシートはフィアット500同様にポップなデザインです。
「ポップスタープラス」と「クロスプラス」には8ウェイパワーシート、シートヒーター、レザーシートが装備されているため、イタリア車の雰囲気を存分に出したハイセンス感を感じさせます。
エアバックは全グレードに「フロントデュアルエアバッグ」、「サイドエアバッグ (前席シート組込型)」「ウインドーエアバッグ(前席/後席側面)」「ニーエアバッグ(運転席)」が付いているため衝突安全性も十分です。
ラゲッジルームは結構広い



ラゲッジルームは、350Lあり、後部座席を倒せば1,000Lまでになります。
縦730mm、横960mmで、ゴルフバッグは横にしておくことはできません。
後部座席を倒せば余裕で入るため、後部座席片方を倒せば、3人乗車で3つのゴルフバッグのせることができます。
しかし、4ドアセダンであるため、500と違いチャイルドシートを後部座席に乗せて子供を乗せやすく、ベビーシートもラゲッジルームに詰めるため、イタリア車のお洒落で小さめの車が欲しいママさんにはおススメです。
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- MOBY編集部 第4グループ