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新型シトロエン C5 エアクロスSUVが5月28日から発売!現代版ハイドロ・サスペンションを採用
目次
初の新型SUV「C5 エアクロスSUV」登場!

2019年5月28日にシトロエンブランドでは初となる新型SUV・C5 エアクロスSUVが国内で発売されました。グレードは一種類のみで、424万円(オプション別途)で発売されます。
C5 エアクロスSUVにはシトロエン伝統のハイドロ・サスペンションの現代版とも言える「PHC(プログレッシブ・ハイドロリック・クッション)」が初採用されています。
力強く上品な外装デザイン、ラウンジのようなシート


フロントは他のシトロエン車よりもややスポーティな印象。リアはシンプルで曲線的なデザインです。カラーリングは全6種類、そのうち3つはルーフの色を3色から選べるオプションが設定されています。全色共通でバンパーはブラックです。
快適で開放的な車内空間
「ラウンジのソファ」のような座り心地を実現したシート


新型C5 エアクロスSUVに採用されているのは、新開発の「アドバンスドコンフォートシート」。このシートは中央部に厚みを持たせることで着席時の柔らかさとなじみの良さが向上しており、ドライバーの体型に合わせたシート調整と5パターンのマッサージ機能がついています。

オプションで選択できる「パノラミックサンルーフ」は、リアシート頭上まで広がる開閉可能な大面積のガラス製です。紫外線と赤外線を大幅にカットする特殊ガラスを使用。内側はメッシュタイプの電動サンシェードになっているので、通年で快適な車内を保ちます。
12.8インチのデジタルパネルと最新の空気清浄機能を搭載

12.3インチデジタルインストルメントパネルには8インチタッチスクリーンが配され、Apple CarPlayやAndroid Auto、音声コントロールに対応しています。座席の中央にあるコンソールには、ワイヤレス給電の国際共通規格のQi(チー)対応スマートフォン用のワイヤレス充電エリアを設置しています。

ディスプレイのサイドに備えられているのは「エアクオリティシステム(AQC)」。外気の汚れが一定レベルを超えるとセンサーが検知して内気循環に切り替え、花粉や埃、PM2.5などの微細な粒子をフィルターで取り除くことで室内を清浄で無臭な状態に保ちます。
荷物の積み下ろしをサポートする機能と大容量の収納スペース

新型C5 エアクロスSUVはスマートキーを携帯することで、両手がふさがっていてもバンパーの下に足をかざすだけでバックドアが開きます。

通常時で580Lのラゲッジスペース容量は、リアシートをスライドさせると670Lに、リアシートバッグを全て折りたためば1,670Lにまで増やすことができます。
次世代のハイドロ・サスペンション「PHC」を採用

新型C5 エアクロスSUVの軸となる「シトロエン・アドバンスド・コンフォートプログラム」。これはサスペンション、シート、空間、素材、空気清浄、音響という6つの要素の快適性を向上するためのシステムの総称です。
その中でも注目すべきはサスペンション。シトロエン伝統のハイドロ・サスペンションを現代版にした「PHC(プログレッシブ・ハイドロリック・クッション)」が使用されています。車両への衝撃を吸収するダンパーが独自の構造をしていて、通常は独立して作動する各サスペンションが連動しており、凹凸な路面でも衝撃を吸収して水平を保ちます。
この技術のもとになったハイドロ・サスペンションは、1994年のパリ=ダカールという世界的なオフロードレースでシトロエン車に投入された技術。悪路を速く安全に走るために開発されたものです。シトロエン車で採用していたのはC5のみで、2015年以降は現行車種としては市場から姿を消していました。
ドライバーを支える先進安全機能の数々
高速道路の走行時に活躍するハイウェイドライブアシスト

ハイウェイドライブアシストとは高速道路で活躍する3つの走行支援システムを統合したものです。各システムの概要は以下のようになります。
・トラフィックジャムアシスト
渋滞での完全停止と3秒以内の再発進が可能
・アクティブクルーズコントロール
前走車との車間距離を保つ
・レーンポジショニングアシスト
車線内の任意の位置を保持しながら走行
周囲の危険を感知してドライバーを支える機能

前方の危険や死角の車両などをドライバーに知らせる機能も充実しています。
・アクティブセーフティブレーキ
前方車両や障害物をドライバーが回避しない場合にブレーキを作動
・ディスタンスアラート
約5km/h以上の走行時に前走車との距離を検知してドライバー注意喚起
・アクティブブラインドスポットモニター
死角の後続車両を検知して危険な車線変更を抑制
・インテリジェントハイビーム
対向車や前方車両を検知してハイビームとロービームを自動切替
駐車をサポートするパークアシストとバックカメラ

パークアシストは車庫入れや縦列駐車の際に駐車可能なスペースを検知し、ステアリング操作を自動で行う機能です。ドライバーはシフトチェンジとアクセルおよびブレーキ操作だけで駐車できるため運転操作の負担が軽減されます。バックカメラはバック時に後方をタッチスクリーンに表示します。距離や角度が認識できるガイドラインと上から見下ろす映像により周囲の状況が把握できます。

後退時、障害物に接近すると自動的にカメラのメイン画像を上からの映像ズームに切り替えるトップリアビジョンと坂道発進をアシストするヒルスタートアシスタンスを搭載しています
プジョー 508にも採用される高性能ディーゼルエンジン

新型C5 エアクロスSUVに搭載されているのは「プジョー 508」にも採用されているクリーンターボディーゼルエンジン「2.0 BlueHDi」。最高出力は177ps/3,750rpm、最大トルクは400Nm/2,000rpmを達成しています。燃費は16.3km/ℓ( WLTCモード)です。最新のクリーンテクノロジーを採用しており、3つのステップで排出ガスの有害物質を除去します。
電子制御8速オートマチックEAT8は、日本のアイシン・エィ・ダブリュと共同開発のもので、エコモード時はアクセルオフ時にクラッチを切り燃費改善を果たします。
エアクロスSUV | |
---|---|
エンジン種類 | 直列4気筒DOHCターボ(ディーゼル) |
排気量 | 1,997 |
最高出力 | 130(177)/3,750 |
最大トルク | 400/2,000 |
トランスミッション | 8速AT |
駆動方式 | FF |
使用燃料 | 軽油 |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |

シトロエン 新型C5 エアクロスSUVのスペックと価格
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,500 | 1,850 | 1,710 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,730 | 1,640 | 5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
新型C5 エアクロスSUVのグレードは一種類のみで424万円です。36万円で以下オプションのナッパレザーパッケージを追加することができます。
ナッパレザーパッケージ
・ナッパレザーシート(ブラウン&ブラック)
・フロントシートヒーター
・パノラミックサンルーフ(電動メッシュサンシェード付き)
・運転席マルチポイントランバーサポート
・ツートーンナッパレザー革巻きステアリングホイール
・アルミペダル
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...