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「これで自由になってやる」勝手に車を契約!離婚にまつわる車のエピソード

一度は幸せを誓い合ったカップルであっても、長く関係を維持できるとは限りません。

厚生労働省の資料によると、2021年の離婚件数は約18.4万組にも上り、同年の結婚件数(約50.1万組)に対して3分の1以上の数値を残しています。

人生の大きな分岐点となる離婚は、それぞれのカーライフにも少なからず影響を及ぼすでしょう。今回は離婚を経験したドライバーの方に、「離婚と車」にまつわるさまざまなエピソードを聞きました。

財産分与、ザツに済ませたばっかりに……

©Fantastic/stock.adobe.com

結婚後には、夫婦の「共有財産」という視点が生まれます。婚姻関係にある最中に貯蓄したお金や、購入した家財などは「二人のもの」となりますが、離婚の際に厄介なのが、はこの共有財産を分ける作業です。

「結婚してから2年ほどで、生活面でのすれ違いから離婚することになりました。10年近く前のことですね。子どもはいなかったので、そのときは早く離れたい一心で、慰謝料ももらわず、とにかく結婚後の貯金だけ半分にして、あとは互いに必要なものを持っていくような形でした。

車は彼が結婚前から持っていたものだったので、彼がそのまま持っていきましたね。でも、よく考えると私も結婚前に車を持っていて、同居を始めるときに手放し、売ったお金は家に入れたんですよね。そのことに後になってから気づきました。

まあ、離婚するときに気づいていても、話がこじれるのが嫌でスルーしちゃってた気もします」(30代女性)

当事者間の合意のみで離婚を進める場合には、財産分与などについて細かく取り決めずにおくこともあるでしょう。別れる相手との事務的な話し合いは、ときに苦痛を伴うと考えられますが、その後のために「お金の話」はきちんと済ませておきたいところです。

大事な愛車をパートナーのために売りに出したのに……

©Rustic Wanderlust/stock.adobe.com

結婚後、家計の状況やライフスタイルの変化によって、それまでの車を買い替えるケースは少なくないでしょう。長年乗ってきた愛車を手放すのは寂しいものですが、それもパートナーとの暮らしのため。しかし、そうしたパートナーへの思いが無に帰してしまうこともあるようです。

「30代の半ば、当時のパートナーとの将来を真剣に考えようと思い、それまで大切に乗ってきたカローラフィールダーを手放すことにしました。音響やモニターにはかなりこだわっていて、移動するライブ会場のような空間が自慢でしたね。

名残惜しい気持ちはあったものの、維持費の負担を減らしたこともあり、パートナーが喜ぶような結婚式が挙げられたと思います。

その後も少しずつ貯金をしながら生活をしていましたが、順調に関係を築けていると思っていたのは私だけだったようで、パートナーとのすれ違いにより別れる結果となりました。

離婚して、また車を持ちたいとは思いますが、収入がなかなか上がらない一方、税金や保険料ばかりが上がっていき、購入に踏み切れない状況で……今はもっぱら、レンタカーで腕のサビを落とす日々を送っています」(30代男性)

大切な愛車を手放したことが、二人の喜びにつながっていたはずが……多くのカスタムを施している車はとくに、一度手放してしまうと同じクオリティを再現するまでに時間もコストもかかります。離婚したからといって、「これからは趣味に生きよう」とすぐに切り替えられるわけではないようです。

執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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