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Z4

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BMW新型Z4ロードスター発売開始!直4は566万円~,直6は835万円

【最新情報】BMW新型Z4がついに日本発売!

BMW Z4 2019

2019年3月25日、BMW新型Z4が日本発売となりました。今回のフルモデルチェンジを経て、Z4は3代目に。新型Z4には、2代目にて採用されていたハードトップではなく、初代モデルのみに採用されていたソフトトップが設定されます。

トヨタ新型スープラと兄弟車という点でも注目されている新型Z4。スペックや価格を解説します。

先進的なデザイン&ソフトトップを採用

BMW新型Z4

新型BMW Z4
BMW Z4 2019

BMW 2代目 Z4

旧型BMW Z4
旧型BMW Z4

新型Z4の外装は、長いホイールベースや低い車体などの伝統的なロードスターのデザインを彷彿とさせます。先代モデルに比べ、ワイド&ローなスタイリングを実現しています。

BMW Z8のように高くポジショニングされたヘッドライト、ミッレミリアレースで優勝に輝いたBMW 328の機能性とスポーツ性を両立したグリルなど、BMWの一新されたデザイン言語が所々に感じられる、ダイナミックなデザインが特徴です。

歴代モデルのイメージは守りつつ、先進的なスタイルを強調した新時代のBMWのオープンスポーツカーにふさわしいモデルといえます。

BMW新型Z4

BMW Z4 2019
BMW Z4 2019

BMW 初代Z4

BMW Z4 初代
Rudolf Stricker CC 表示 – 継承 3.0 / CC BY-SA 3.0
出典 : https://ja.wikipedia.org/

新型Z4ロードスターには、2代目にて採用されていたハードトップではなく、初代モデルのみに採用されていたソフトトップが、再び設定されます。ソフトトップの採用は、車体重量の軽量化を図った結果とのことです。

オープン/クローズ時ともに281Lのトランク容量を確保しているほか、50km/h以下の走行時も10秒で開閉することができます。

インテリアデザインは先代のイメージを踏襲

新型Z4のコックピット

新型BMW Z4
BMW Z4 2019
BMW Z4 2019

先代Z4の内装

BMW新型Z4の内装は、BMWがこだわっている高いドライビング体験を意識した作りになっています。運転席が車体の中央寄りになっているため、よりダイナミックなドライブを楽しめるような作りです。

センターパネルの高解像度のディスプレイは見やすさを意識していて、より運転に無駄な労力がかからないように作られています。ドライバーに純粋な運転の楽しみを与えることを一番に考えられ、駆け抜ける喜びを体現しているようです。

新型Z4のメーター

先代Z4のメーター

旧型BMW Z4

ダッシュボード周りの形状などは先代を踏襲していますがメーターはデジタル表示になるなど、こちらも外装同様に先進的な装備が盛り込まれています。

AIを活用した最新のBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントしており、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能。運転中でも視線をずらすことなく目的地変更を行うことができます。

ボディサイズは拡大され快適性も向上

新型Z4先代Z4
全長4,3244,239
全幅1,8641,790
全高1,3041,291
ホイールベース2,4702,496
車両重量1,500~1,600
乗車定員22
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人

ボディサイズは先代に比べて拡大。具体的な数値で示すと全長が85mm長く、全幅が74mmワイドで、全高が13mm高く、ホイールベースが26mm短縮されました。
トランクも先代比で1.5倍の281リットルとされるなど、今回のボディサイズ拡大は快適性の向上にも繋がっているといえます。

エンジンは直列4気筒と直列6気筒の2種類

搭載エンジンとスペック

BMW新型Z4

新型Z4のエンジンは直列4気筒と直列6気筒の2種類。以下表の欧州仕様ラインナップのうち日本発売となるのは、直4からは「20i」、直6の「M40i」の2つです。

いずれも、力強く俊敏な走行性能を備えた車両を的確に操作する「バリアブル・スポーツ・ステアリング」が、BMW Z4として初めて全車に標準装備されています。

また、20i最上位グレードの「Z4 sDrive20i M Sport」には、M Sportサスペンションに加え、オプションで電子制御ダンパーを備えたアダプティブMスポーツ・サスペンションが装備可能。

最上位モデルの「Z4 M40i」にはアダプティブMスポーツ・サスペンションが標準装備されているほか、コーナリング後の加速や安定性を飛躍的に向上させるMスポーツ・ディファレンシャルと搭載しています。

sDrive20isDrive30iM40i
エンジン種類直列4気筒直列4気筒ツインターボ直列6気筒ツインターボ
排気量2.0L2.0L3.0L
最高出力197PS258PS340PS
最大トルク320Nm400Nm500Nm
トランスミッション8速AT8速AT8速AT
駆動方式FRFRFR
使用燃料ハイオクハイオクハイオク
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm

ミッションはステップトロニック8速ATのみ

今回の新型Z4も先代と同様に現時点でのMTの設定はありません。今回採用されたのはステップトロニックと呼ばれるマニュアルモード付の8速ATで、手元のパドルかシフトノブの操作によってシフトチェンジを行うことができます。

新型Z4の燃費性能は?

新型Z4 sDrive20i新型Z4 M40i
WLTCモード燃費12.612.2
実燃費
[単位]km/L

BMW新型Z4の燃費は上表のとおりです。

参考数値として先代のZ4のJC08燃費が2L直4エンジン搭載モデルで13.4km/L、3L直6エンジン搭載モデルで10.0km/Lとなります。新型Z4はWLTCモードでの測定値となりますので単純比較はできませんが、実燃費に大きな差異はなさそうです。

新型Z4の新車価格とグレード構成

BMW Z4 2019
新型Z4の新車車両価格
sDrive20i5,660,000
sDrive20i Sport Line6,150,000
sDrive20i M Sport6,650,000
M40i8,350,000
[単位]円(消費税込み)
《参考》先代Z4の新車車両価格
sDrive20i 518万円
sDrive35is 850万円
[単位]円(消費税込み)

このほか、新型Z4の発売を記念した限定車「M40i Frozen Grey」が、30台限定で発売されます。「フローズン・グレー」は、表面の光沢を抑えたマットな仕上げが施された特別限定カラー。30台のうち、10台はBMWオンライン・プラットフォーム「BMWプレ・オーダー(preorder.jp)」にて、4月4日~5月10日の期間限定で、申込者限定で販売されます。

BMWプレ・オーダー

【おさらい】BMW Z4の歴史

BMW Z3

BMW Z3

現行型Z4の先代車種にあたるのがBMW Z3です。
BMW Z3は、BMWのライトウェイトスポーツのオープンカーとして登場しました。
当初はオープンカーモデルのみでしたが、後にクーペボディのモデルもラインナップに追加しました。

そして人気を博したZ3が2002年に販売終了となると、翌2003年には後継車種となるBMW Z4が早々と登場しました。
Z4はZ3販売終了後のデビューですが、開発自体はZ3と同時期に行われていたので、モデルチェンジと言うよりはZ3の上位モデルとしてでした。

Z3の実質的な後継車種はZ4ですが、クラスとしてはZ4のほうが上位にあたります。
そのため、Z4は車重が1,500kgもあり、排気量も2L以上なので、Z3のようにライトウェイトスポーツというカテゴリには当てはまりません。

先々代がZ3、先代がZ4ときて新型はZ5になるのではないかと噂されていましたが、最終的にZ4になりました。
Z4がZ3の上位クラスに当たるためZ5ですと、さらに上位クラスになってしまうため、BMWはクラスを維持したままZ4を復活させたのだと思われます。

トヨタとの共同開発の意味とは

今回始めてBMWとトヨタのスポーツカー共同開発が実現するわけですが、新型Z4と兄弟車となるのは復活するトヨタ新型スープラです。トヨタはすでにスバルとの共同開発でトヨタ86とスバルBRZを開発、販売しており他メーカーとのスポーツカー作りの実績を持っています。

そしてトヨタは優れた燃費技術も持っています。これにBMWのスポーツカーへの技術が合わされるのですから、これは大きなアドバンテージです。新型のZ4には歴代モデル以上の期待が集まっているといえます。

【2018年8月】ペブルビーチで世界初公開

ペブルビーチ公開時の新型Z4

BMW 新型Z4ロードスター

2018年8月24日、BMWはペブルビーチ2018にて、新型Z4ロードスターを世界初公開。新型Z4ロードスターは2017年に発表された「コンセプトZ4」の市販モデルとなります。今回のフルモデルチェンジを経て、Z4は3代目へと世代交代します。

兄弟車のトヨタ新型スープラも2019年に遅れて発売へ!

トヨタ GRスープラ 国内仕様車

トヨタ GRスープラ 国内仕様

トヨタ新型スープラは、トヨタとBMWが共同開発して送り出すピュアスポーツカーであり、BMW新型Z4の兄弟車。

プラットフォームやエンジンなどの基本コンポーネンツは両車で共通しますが、エクステリアやインテリアはまったく別物。サスペンションやエンジンのチューニングはトヨタとBMWでそれぞれ別におこなわれ、仕上げられることになっています。

世界の一流メーカーから発売されるこの2台の動向に今後も注目です。

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