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BMW ヴィジョン i NEXT を市販か?生産型プロトタイプをスクープ
【最新情報】航続距離は724kmに達するパフォーマンス!


ヴィジョン i NEXTは、現行EV「i3」のノウハウを活用し、BMWの次世代EVとして開発が進められています。
生産型プロトタイプのドアには、「Electric Test Vehicle」のステッカーが貼られており、EVテスト車であることがわかります。
フロントにはコンセプトカーと同様な細長いヘッドライトが確認でき、大型のキドニーグリルの存在が明らかです。このグリルはエンジン冷却には必要なく、自動運転に必要なセンサー類を装備する、「インテリジェンス パネル」として機能します。
コンセプトカーにあったタッチセンサー式ドアハンドル、電子サイドミラーは一般的なタイプに変更されており、細いテールランプも見当たりません。
インフォテインメントシステムは、「BMWインテリジェント パーソナル アシスタント」を搭載し、「ヘイ BMW」と呼びかけるとさまざまな機能や情報に、アクセス・操作することが可能な機能です。
最大航続距離は724km!
ヴィジョン i NEXTの最大航続距離は、フル充電で450マイル(約724km)に達し、充電なしで東京から広島の手前まで走行することが可能です。
SUVモデルの大きなボディにも関わらず、0-100km/h加速は4秒で達するハイパフォーマンスを誇ります。
BMW 新型ヴィジョン i NEXTとは?



BMW ビジョン i NEXTは、ロサンゼルスモーターショー2018にて世界初公開した、BMWが未来のモビリティに求めらる4つのビジョンを提唱する、次世代のEVコンセプトカーです。
・パーソナライズされたコネクテッド・モビリティ
・生活の質を高める、私だけの自由空間
・高度な電動化により自律したコネクテッド・カー
・洗練された直感的なテクノロジー「シャイ・テク」
ヴィジョン i NEXTは、同社の EV「i3」からフィードバックされたノウハウを応用し、性能を進化させた次世代のEVです。
SUVを進化させたSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)としてデザインされ、「自動運転」「コネクティビディ」「電動化」「モビリティサービス」を、統合した機能が搭載されます。
ビジョン i NEXTに搭載される2つのドライブモード
ビジョン i NEXTには「ブーストモード」と「イージーモード」のドライブモードを搭載。ブーストモードは、従来のドライバーが運転をするモードで、電動パワーユニットはゼロエミッションでありながらも、ダイナミックでサイレントなドライブを実現します。
イージーモードは完全自動運転モードで、車内空間は乗員が移動中に運転以外のことを行うスペースになり、目的に応じて「リラクゼーション」「インタラクション」「エンターテインメント」の空間を提供し、移動時間を有意義に利用することが可能です。
ビジョン i NEXTの発売時期は?

海外の有力メディアでは、車名には「i5」が与えられる可能性があり、ワールドプレミアは2021年になると伝えています。
完全自動運転(レベル5)は、2021年に実用化するのは難しく、レベル3であれば間に合うと筆者は考えています。よって2021年にデビューするのは、「i5」になる可能性が高いでしょう。
ビジョン i NEXTの価格は?

「i5」としてデビューすることを想定した場合、i3とi8の車両価格を考慮し、1,000万円前後の価格帯になると筆者は予想します。
(参考価格)
・BMW i3:543万円
・BMW i8 クーペ:2,096万円
- 執筆者プロフィール
- 宮代ツトム