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新型BMW M8日本国内発売開始!Mシリーズの最高峰は2,230万円から
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新型BMW M8がBMWモータースポーツフェスティバルにて発表!


2019年6月23日、ビー・エム・ダブリュー株式会社は富士スピードウェイにて開催されたイベント「BMWモータースポーツフェスティバル」にて新型BMW M8アンベールされました。


新型BMW M8は最高出力600PS(コンペティションモデルは625PS)を発揮するクロス・バンク型V型8気筒エンジンを搭載。0-100km/h加速3.3秒(コンペティションモデルで3.2秒)、最高速度は305km/hを誇ります。
パワートレインには8速ATに後輪駆動を重視した4輪駆動システムM xDriveを組み合わせて搭載しています。ブレーキにはBMW Mモデルとしては初搭載の「M専用インテグレーテッド・ブレーキ・システム」を採用。このシステムによりアクセル全開の高付加条件下でも優れた安定性を発揮するほか、ブレーキのペダルフィーリングを快適性重視の「コンフォート」とレスポンス重視の「スポーツ」の2つから選択できるようになりました。
この新型BMW M8は2019年6月25日より受注を開始。12月以降に順次納車が行われます。
低重心かつ伸びやかなスタイルの外装デザイン

ワイドかつ低重心で伸びやかなスタイルを持つ新型BMW M8。フロント・サイド・パネルに幅広なデザインを採用したことで、光の反射によってボディに美しい帯が生み出されます。これにより高性能モデルでありながら繊細で美しいラグジュアリーな雰囲気をまとっています。


BMW Mモデルの象徴であるダブル・バー・キドニー・グリルやボディ側面フェンダー部分のエア・ブリーザーに装備されたMサイド・ギルなどが、このモデルが特別な車両であることをアピールします。
スポーツモデルらしさとラグジュアリーを両立させた内装


インテリアデザインは、モータースポーツ由来の力強さとラグジュアリーの両立が図られた、BMW Mのフラッグシップに相応しい上質な空間に仕上がっています。Mレザー・ステアリング・ホイールに装備された赤色のMボタンとセンターコンソールの赤色のスタートボタンなど、随所にMモデルカラーのステッチが施されています。また、カーボン製のインテリアトリムも、内装にスポーツモデルとしての個性を際立たせています。

新開発のスポーツシートは立体的なデザインを採用。バケットシートのような形状と組み合わせることでドライバーを快適に包み込みます。ヘッドレストには「M」のロゴがデザインされた照明付きバッジが装備されています。
600PSを誇るV8 Mツインパワーターボエンジン

新型BMW M8のV型8気筒エンジンはM社の最先端技術を余すことなく採用。アクセルペダルの繊細な操作にも鋭く反応します。オイル供給は極度の縦横方向の負荷がかかるようなサーキット相応にも対応した吸引システムを採用しており、あらゆる状況下で高い性能を発揮します。最高出力は600PS。上位モデルのCompetitionは625PSを誇ります。

初採用のM専用インテグレーテッド・ブレーキ・システム

M専用インテグレーテッド・ブレーキ・システムはこの新型BMW M8が初搭載のシステムです。電動アクチュエーターブレーキ圧を制御するためすばやく正確なブレーキングを可能としています。ブレーキフィーリングも「コンフォート」と「スポーツ」の2段階で調整可能。濡れている路面や、横方向に働く力が大きい場面、ブレーキ温度が高い場面など、様々な状況下で常に正確な制動力の制御を行なうことが出来ます。
BMW M8 Competition



イベントに展示されたモデルは新型BMW M8は上位モデルである「BMW M8 Competition(コンペティション)」。標準モデルよりもさらにアグレッシブなスポーツ走行を想定して開発されたモデルで専用に開発されたエンジンは標準モデル+25PSの625PSを発生します。
デザイン面ではハイグロス・ブラック仕様のキドニーグリル、バッジ、ドアミラー、リアスポイラーが装備されています。走行を選択できる「Mモード・ボタン」では、通常の「ROAD(ロード)」、「SPORT(スポーツ)」に加えて、運転支援システムの一切の機能が無効になる「TRACK(トラック)」モードが装備されています。
BMW M8クーペ

発表イベントでの展示はBMW M8 Competition(コンペティション)のみでしたが海外ではBMW M8 クーペとして販売されているモデルも「BMW M8」として発表されました。こちらのモデルはM8 コンペティションよりも普段遣いの快適性を重視したモデルであるといえます。
BMW M8コンバーチブル


新型BMW M8にはオープンモデルである「BMW M8 コンバーチブル」も存在。こちらのモデルの導入時期に関して明確なアナウンスはなされていませんが、今年度の第4四半期には導入されるとのことです。
新型BMW M8の車両本体価格

新型BMW M8の税込み車両本体価格はスタンダードモデルのBMW M8で2,230万円。上位モデルのBMW M8 Competitionで2,433万円という設定。左ハンドルと右ハンドル両方の設定がなされていますが、この2つの価格差異はありません。
撮影:宇野 智(MOBY編集部)
文:上田 貴大(MOBY編集部)
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- MOBY編集部