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新型BMW 3シリーズ ピュアEVプロトタイプをスクープ!i3の車名はどうなる?
ドイツの高級車メーカー、BMWのミドルクラス「3シリーズ」にピュアEVが追加されるようです。プロトタイプのスパイショットとともに、スクープ情報がMOBY編集部に入ってきました!
キドニーグリルはクローズドグリルへ?

右側のフロントフェンダーに充電ボートを備えている。

新型ピュアEV・3シリーズのキドニーグリルはクローズドとなる見込み。

(画像:BMW ジャパン 広報)

フロントエンドは現行モデルに比べてすっきりとしたデザインに変更される可能性があるとのこと。


フロントドアのドアハンドルの横には「Electric Test Vehicle(電気テスト車両)」のステッカーが貼られている。

(画像:BMW ジャパン 広報)

インテリア、ヘッドライト、リアコンビネーションランプなどは現行モデル3シリーズを共有されるとみられている。

リアエンドも現行モデルに比べてすっきりとしたデザインになりそうとのこと。
パワートレイン
パワートレインは、最高出力286ps、最大トルク400N・mの電気モーターでBMW伝統の後輪駆動、74kWhのバッテリーパックを搭載し航続距離は440km(WLTPモード)と予想されているとのことです。
発表時期
新型BMW 3シリーズ ピュアEVのワールドプレミアは2020年内から2021年前半とみられています。
なお、BMWは2023年までに合計25モデルの新型電動車をデビューさせると発表しています。
「i3」の車名はどうなる?

(画像:BMW ジャパン 広報)
BMWの車名命名規則では、ハイブリッド、PHEVを除くピュアEVないしは、レンジエクステンダーEVに「i」から始まる英数字を与えています。
現行モデルでは、「i3」と「i7」がラインナップされており、今後発売が予定されているSUV(BMWの呼称では“SAV”)には“i”の後に「x(エックス)」を付ける形となっています。(例:ix3)iシリーズでも3,7などの数字は現行モデルとおなじ、モデルのクラスを示しています。
このようなことから、BMW 3シリーズがピュアEVになると、現在の車名命名規則では「i3」となります。しかし、現在「i3」は生産販売中となりカニバリが発生してしまいます。
現行i3は、3シリーズのようなセダンやステーションワゴンのボティタイプではありません。一応、ドアは4枚ありますが、セダンとは言い難いデザインでボディサイズもコンパクトカーのクラス(全長:4020mm。トヨタ ヤリス、ホンダ フィットに近い)となります。
i3のデビューは2013年(日本導入は2014年)で、時期的にはそろそろ次期新型へのフルモデルチェンジの噂が流れてもおかしくはありませんが、今のところMOBY編集部にはその情報は入ってきていません。また、ネットを見ても可能性が高そうな情報は見当たりませんでした。
i3の販売終了、生産終了についてネット検索してみると、i3のレンジエクステンダーEVモデル(発電用エンジンを搭載したEV)が欧州での販売終了(日本では販売継続)の情報がありました。ピュアEVの生産終了、販売終了についての可能性の高そうな情報、噂はありませんでしたが、ピュアEVスポーツカーの「i8」は生産終了と2020年6月に公式発表されています。
新型3シリーズ ピュアEVの車名がどうなるかについて調べてみましたが、回答となるような情報はありませんでした。
もしかすると、現行i3はi8と同じように、近いうちに生産終了し、3シリーズピュアEVにバトンタッチするのでしょうか。ボディサイズ感から、1シリーズや2シリーズにピュアEVを設定してバトンタッチの方がしっくりくる気がします。
新型ピュアEV 3シリーズ、次期新型i3がどうなるかについては不明のまま、今後の続報に期待といったところです。
BMW 3シリーズとは?

(画像:BMW ジャパン 広報)
BMW 3シリーズは、Dセグメントに属するセダン、ステーションワゴンで、BMWのミドルクラスに位置しています。初代モデルは1975年のデビュー、前身は「02(マルニ)」でした。
3シリーズの最大のライバル、メルセデス・ベンツ Cクラスと肩を並べて、高級セダンでは最も人気の高いうちの1台となります。
現行モデルは2019年にデビューした7代目となります。
BMW 3シリーズ現行モデルの新車車両価格は、461万円から985万円となっています。
※BMWからデビューが予想される新型車、フルモデルチェンジのスクープ情報は、こちらの記事でまとめてご覧いただけます。
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- MOBY編集部 新型車スクープ&予想チーム