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アウディ新型Q3 フルモデルチェンジで7月25日発表!日本発売日や価格とスペックは?
目次
【最新情報】アウディ新型Q3がドイツで発表
アウディ新型Q3

アウディは、2018年7月25日にフルモデルチェンジした新型Q3を発表しました。今回が初のフルモデルチェンジとなるQ3。約7年ぶりの新型登場とあって、注目が集まっていました。
今回発表されたのは欧州仕様車です。日本仕様車の詳細や価格などはまだ不明ですが、日本発売日は2019年内となる可能性が高いでしょう。
小型プレミアムSUV市場に本格参入するアウディ。新型Q3のスペックや価格などを紹介します。
新型Q3の初公開予告動画
今回のフルモデルチェンジで2代目、7年ぶり、2016年に大幅改良を受けて以来の新型となるQ3。上記動画は、同発表に先駆けて公開されたティザー動画です。
最新のテクノロジーやLEDヘッドライトを盛り込んでいることが確認できます。
外装はプレミアム感のある最新デザインモチーフを採用
新型Q3 フロントビュー

新型Q3 サイドビュー

新型Q3 リアビュー

新型Q3の特徴は、今年4月に発表されたアウディの最上級SUV「Q8」と同じデザインモチーフが用いられていることです。8角形のシングルフレームグリルや、最新のLEDヘッドライトが目を惹きます。
随所にメッキ調のパーツが採用されていることも特徴的です。サイドエアインレットやフェンダーなどは、力強さやスポーティさが感じられます。
以上のように、新型Q3は力強さやスポーティさを強調したデザインです。小型プレミアムSUVというカテゴリにおいて、十分な魅力を発揮するでしょう。
新型Q3 LEDヘッドライト点灯イメージ

新型Q3 LEDリアライト

最新のデジタル機器を搭載した内装
新型Q3の先進的なコックピット

新型Q3のMMIタッチディスプレイ

インフォテイメントシステムやディスプレイを根本から徹底して見直したというアウディ。新型Q3は完全にデジタル機器で統一されています。
アウディ最新の「バーチャルコックピット」を採用。デジタルメーターだけでなく、ナビ画面やオーディオ画面などにも切り替えることができます。オプションで仕様をアップデートすることも可能です。
インパネ内には8.8インチのMMIタッチディスプレイを標準搭載しています。ハイグレードでは10.1インチのMMIナビゲーションと合わせて、2画面で利用できます。
また、10.25インチのデジタル・インストルメント・クラスターは、ステアリングスイッチで操作可能です。
アウディのナビゲーションシステムは音声コントロールにも対応しており、内蔵データだけでなくオンラインの情報とも合わせて参照することができます。これにより、音声検索の検出結果やコントロールの精度を高めています。
デジタルコックピットについて詳しくはこちら
フルデジタルコックピットは今後の主流に?機能やメリット・デメリットから採用車種まで徹底解説
プラットフォームはMQBを採用し軽量化
アウディ A3 スポーツバック

アウディ 新型Q3

新型Q3のプラットフォームは、フォルクスワーゲン ゴルフやアウディ A3と同じく、フォルクスワーゲングループが開発したユキビタスMQBとなります。
MQBの採用により約50kgの軽量化を図りつつ、車内空間は広くなり、トランク容量も拡大することができました。さらにコスト削減と生産効率向上が可能になるため、モデルチェンジ後も価格が大幅にアップしないと予想します。
MQBとは?
MQB

出典 : https://ja.wikipedia.org/
MQBとは「Modular Transverse Matrix(モジュラー・トランスバース・マトリクス)」のことで、横置きエンジンを搭載するFF車のモジュール化を表します。
フォルクスワーゲンが2012年から行っている戦略です。
車のシャシーの基盤であるプラットフォームは、セグメントごとに開発・生産されてきました。それに対しMQBは、セグメントに問わられずに共通部品を増やし、プラットフォームの高い性能、生産コストと車両価格の抑制、主要技術の共有を目的としています。
フォルクスワーゲン ゴルフとアウディA3、フォルクスワーゲン ポロとアウディ A1などはMQBに基づいて兄弟車として開発されています。
また、アウディQ3の4WD車は、FF仕様のMQBを4WDへシャシーを改良したものです。フロントアクスルからアクセルペダルまでの距離、エンジンルーム内のレイアウトなどを同じにして合理化を図りました。
このように、MQBの導入により、複数モデルのエンジン、ハイブリッドシステム、EVシステムなどを同じ位置に搭載することができれば、開発コストや車両価格を下げることができます。
現在、こういった取り組みは多くの自動車メーカーで行われています。
ルノーと日産が共同開発したCMF(Common Module Family)、ボルボが開発したSPA(Scalable Product Architecture)、トヨタ自動車のTNGA(Toyota New Global Architecture)などがその例です。
いずれも、今後のエコカー開発を進めるうえで大きな役割も担っています。
プラットフォームについての記事はこちら
車のプラットフォームの意味とは?共通化するメリットは何がある?
トヨタの「TNGA」とは?概念の解説と採用車種|新世代プラットフォームだけではない
ボディサイズはホイールベースを中心に拡大、室内も広く
新型Q3 ゆとりあるリアシート

全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,485 | 1,856 | 1,585 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,680 | – | 5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
新型Q3のボディサイズは初代に比べて全体的に拡大しています。全高のみ5mm小さいものの、全長、全幅は拡大。ホイールベースは77mm延長されています。
これにより室内空間も拡大し、居住性もアップ。ひざやひじ周り、頭上空間にゆとりが生まれ、小型SUVといえど大人がゆったり座ることができます。後席は前後に150mmスライド可能なため、足元空間を調整することもできます。
欧州仕様のパワートレインは4種類の直4ターボ
新型Q3 サスペンションイメージ

今回発表された新型Q3は欧州仕様車ですので、日本仕様車とはパワートレインラインナップが異なる可能性があります。参考までに、欧州仕様車についてご紹介します。
欧州仕様のパワートレインは、3種類のガソリンと1種類のディーゼルの合計4つです。全て直列4気筒の直噴ターボエンジンですが、各エンジン詳細は明らかになっていません。最大出力は150hp~230hp、駆動方式はFFと4WD(クワトロ)、トランスミッションは6速MTまたは7速Sトロニックとなります。
MOBYが予想するエンジンは以下のとおりです。
・1.0L直列4気筒ターボエンジン
・1.4L直列4気筒ディーゼルエンジン
・2.0L直列4気筒エンジン
・1.4L直列4気筒エンジン+モーターのPHEV「e-tron」
既存の排気量のエンジンについては、現在のQ3に搭載されている1.4TFSI、2.0 FSIをそのまま使うことが濃厚のようです。よってこれらのエンジン搭載モデルの燃費値も、現行とあまり変動はないでしょう。
ハイパフォーマンスモデルのSQ3とRS Q3も開発が進んでいるようですので、こちらにも注目です。
エンジンの詳細が明らかになり次第、お伝えします。
アウディ新型Q3にはPHVとEVがラインナップか
《参考》アウディ e-tron プロトタイプ

新型Q3には、PHVモデル、またはEVモデルが追加される可能性があります。
PHVであればエンジンにはアウディ独自のシステム「e-tron」が採用されるでしょう。
ガソリン、ディーゼル、PHEV、EV、そしてハイパフォーマンスモデルのSQ3とRS Q3。アウディ新型Q3は豊富なモデルラインナップになると考えられます。
PHEVのアウディQ3 e-tronが登場か?

アウディはすでにPHVのアウディ A3 e-tronを発売しています。車格から考えると、A3 e-tronに搭載されている1.4 TFSIエンジンと8.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載した「アウディQ3 e-tron」が登場する可能は十分ありえます。
A3 e-tronのスペックを参考にすると、アウディQ3 e-tronは、EVモードで充電電力使用時航続距離は53km 、JC08モード燃費は23.3km/Lとなると予想します。
アウディ A3について詳しくはこちら
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【アウディ新型e-tron(eトロン)最新情報】2018年8月に公開決定!スペックや発売日は?
アウディQ3のEVが登場?
新型Q3のEVモデルが出てくる可能性は低くありません。フォルクスワーゲンはすでに新型電気自動車のe-Golfを発表しており、MQBに基づいて作られたプラットフォームであれば、e-Golfのモーター・電池のユニットをそのままアウディQ3に投入することができるからです。
これが実現すれば、1回の充電で300kmの走行が可能で、7.2kWの交流電源の充電で6時間未満、40kWの直流電源で急速充電すれば1時間以内に80%充電できます。
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- MOBY編集部
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