更新
アウディ新型e-tron(eトロン)日本国内発売決定!ブランド初EVのスペックや発売日は?
目次
【最新情報】アウディe-tronの日本国内導入が決定

2019年1月28日、アウディ・ジャパンはアウディブランド初のEVモデルである「e-tron」の日本国内導入を発表しました。発売日は2019年内が予定されており、具体的な日時に関するアナウンスはなされていない状態です。
完全電動SUV・アウディ新型e-tronが世界初公開
アウディ新型e-tron

アウディはブランド初の電気自動車(EV)「e-tron」を世界初公開しました。シリーズ第1弾となるのはQ6ベースのSUVです。
さらにアウディは、2025年までには主要なラインナップの全てにEVまたはPHEVを投入する予定を発表。SUVタイプの「e-tron」に続き、2019年には「e-tron スポーツバック」を、2020年にはコンパクトカー(車名未発表)を市場投入するとしています。
アウディ Q6についてはこちら
アウディQ6最新情報!新型SUVクーペの価格やスペック・日本発売日は?
アウディ e-tron(eトロン)シリーズとは?
「e-tron(e-トロン)」とは、ドイツの自動車メーカー、アウディが企画・開発している次世代EV(電気自動車)・ハイブリッド車のシリーズです。
2009年のフランクフルトモーターショーで公開された、4WDスポーツEVのコンセプトモデルを皮切りに、さまざまなタイプのe-tronが開発されました。
この記事ではQ6ベースのSUV「e-tron」の歩みをご紹介します。
e-tronシリーズのモデルについては以下記事をご覧ください。
アウディ新型e-tron (eトロン)シリーズまとめ|SUV,スポーツバック,EVスポーツのスペックや発売日まで
市販車初!ミラーレスを採用したエクステリア(外装)
新型e-tron(フロント)

新型e-tron(サイド)

新型e-tron(リヤ)

アウディ新型e-tronのエクステリアは、昨今のアウディSUVに共通するデザインです。
フロントマスクには、アウディを象徴するヘキサゴングリルが採用されています。e-tronのロゴやブレーキキャリパーには、高電圧を象徴するオレンジ色が採用されている点にも注目です。
新型e-tronはミラーレスを採用!
バーチャルエクステリアミラー

新型e-tronには、オプションで「バーチャルエクステリアミラー」を設定できます。これは市販車では初となる”ミラーレス”の導入で、アウディの目指す空力性能の向上にも一役買っています。
バーチャルエクステリアミラー採用車は、ボディの左右に小型カメラが組み込まれた支柱を装着。カメラの映像は車内のディスプレイに表示されます。高速走行、旋回、駐車と、シーンに合わせて自動的にカメラのズームが調整されます。
このミラーレス化により、新型e-tronはSUV最高値となるCd値(空気抵抗値)0.27を達成。空気抵抗を最小限にすることにより、1回の充電あたり約40kmも航続距離を延ばすことができているとのことです。
ミラーレス車についてはこちら
ミラーレス車とは?解禁日はいつ?デメリットとBMW・テスラのデザインも
最新のデジタルコックピットを備えたインテリア(内装)
新型e-tronのコックピット

新型e-tronのフロントシートとコンソール

新型e-tronの内装には、最新のフルデジタルコックピットが採用されています。従来のスイッチ類は2つの大型MMIタッチディスプレイに置き換えられており、ドライバーはタッチ操作のほか、ボイスコントロールでも操作することが可能です。
また、センターコンソールがトンネル状になっている点にも注目です。ドライバーはこのコンソールに手を乗せた状態で、親指と人差し指を使ってシフトスイッチを操作することができます。
2019年にはさらなる機能にアップデート可能!
アウディは、2019年の中頃にはさまざまなライティング機能、アシスト機能、インフォテイメント機能を使用できるようになるとしています。車体購入後もさらなる機能を購入して使用できるようになるようです。
フルデジタルコックピットについてはこちら
フルデジタルコックピットは今後の主流に?機能やメリット・デメリットから採用車種まで徹底解説
アウディ新型e-tronのボディサイズ

新型e-tronのボディサイズは、アウディ Q5とQ7の中間サイズです。全長4.7m~5.0mの中間サイズとなると、日本では少々大きい感じもしますね。
ただ、プレミアムSUVとしての居住性とEVパワートレインを両立するのであれば、かなり丁度いいサイズだと言えるでしょう。
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,901 | 1,935 | 1,616 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,928 | – | 5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
Q5 | Q7 | |
---|---|---|
全長 | 4,680 | 5,070~5,085 |
全幅 | 1,900 | 1,970 |
全高 | 1665 | 1,705~1,735 |
ホイールベース | 2,825 | 2,995 |
車両重量 | 1,820 | 2,000~2,140 |
乗車定員 | 5 | 5/7 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
アウディ Q5とQ7についてはこちら
アウディ新型Q5最新情報!フルモデルチェンジ後の変更点やスペック、価格とSQ5についても
世界初の回生システムを導入した電動パワートレイン

世界初!回生システムにより400km以上の航続距離を達成
新型e-tronは走行前充電だけでなく、走行中の回生システムにより、合計400km以上の航続距離を達成しています。回生エネルギーの航続距離への貢献は最大30%にものぼるといい、走行しながら充電可能なシステムを量産型EVに使用したのは、世界で初めてといいます。
回生の仕組みは大きくわけて2種類。アクセルペダルから足を離した時と、ブレーキペダルを踏んだ時です。いずれも電気モーターがジェネレーター(発電機)として機能し、運動エネルギーを電気エネルギーに変換します。このあたりのエネルギー回生のしくみは、ハイブリッドカーのものと似ていますね。
なお、急速充電器による充電は約30分で完了。公共充電スタンドのほか、家庭用コンセントも使用可能です。2019年以降は、充電ステーションに車を停めるだけで、自動認証されて充電器が起動するしくみを導入する予定です。
モーター2基+電動四輪駆動(クワトロ)システムを採用
新型e-tronの駆動方式は電動四輪駆動(クワトロ)となります。前後に1基ずつ計2基のモーターが搭載されています。合計システム出力は300kW、最大トルクは664Nmです。大容量リチウムイオンバッテリーは、95kWhものエネルギー容量を誇ります。
また、0-100km/h加速は5.7秒、最高速度は200km/h(リミッター制限)です。
新型e-tronの新車車両価格と発売日は?

2019年内の日本市場導入が決定した「e-tron」ですが、詳細な発売日に関する情報は2019年2月時点では存在しません。欧州より遅れての発売になることはほぼ確実であることから2019年の秋以降になるのではないかと思われます。
新型e-tronの新車車両価格は、アウディの最上級SUVであるQ7よりも高くなることが予想できます。現行型Q7の新車価格は812万~938万円ですから、1,000万円以上になる可能もあります。
アウディは、2025年までには主要なラインナップの全てにEVまたはPHEVを投入する予定を発表、さらには12の電気自動車を発売するとしています。今後発表されるe-tronシリーズにも注目です。
600馬力の驚愕EV「e-tron GT」についてはこちら
【アウディ新型e-tron(eトロン)GT最新情報】ポルシェベースで2020年公開予定!600馬力の驚愕EV
アウディ 注目の新型車についてはこちら
【アウディ】新車で買える現行車種一覧&人気ランキング|2018-2019年最新版
アウディの新型車・モデルチェンジ全情報【2018-2019年最新版】
EVについてのまとめやニュースはこちら
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...