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【アルファロメオの歴史と名車】2020年で創業110周年
目次
2020年に創業110周年。老舗メーカー「アルファロメオ」

1910年、イタリア・トリノで誕生したアルファロメオは、2020年に創業110周年を迎える老舗カーメーカー。アニバーサリー・イヤーにあたり、その第一弾として創業年となる1910年製「アルファ24HP」がトリノ開催のアウトモトレトロに展示予定とのこと。様々なサプライズが続くであろう2020年に期待が高まります。
アルファロメオの社名とロゴマークにはどんな意味がある?

Curt Smith CC BY 2.0 https://www.flickr.com/
アルファロメオとは、ミラノがあるイタリア・ロンバルディア州に設立されたロンバルダ自動車製造株式会社「Anonima Lombarda Fabbrica Automobili(A.L.F.A)」が始まり。その後同社は技師でもあった二コラ・ロメオが経営権を取得。ALFAに自身の名を足したブランド「ALFA-ROMEO」モデルがレースに強く、認知されたためそのまま社名となりました。

アルファロメオのロゴマークには創業地であるミラノに由来するデザインで形作られているのが特徴的。左側に位置するのは赤十字で、ミラノの市章「聖ジョルジョの十字」を元とし、右側の人を飲み込む大蛇は、ミラノの由緒ある貴族「ヴィスコンティ家の紋章」を元としてデザインされています。
レースとともに歩んだ。メーカー「アルファロメオ」の特色

創業当初よりレースに意欲的に取り組むアルファロメオは、その後も製造モデルがレースに参戦・活躍することで名声を得、スポーツカー・メーカーとしての地位を確立してきました。そんな企業風土からは、のちにフェラーリを創設した「エンツォ・フェラーリ」も輩出。一時戦禍や経営難からレースを撤退することもありましたが、今でも上質なスポーティ・モデルを生産するメーカーであることに変わりはありません。
アルファロメオ 110年の歴史を振り返る
2020年に創業110周年を迎えるアルファロメオの歴史を振り返れば、数々のドラマを垣間見ることができます。
【1910年】A.L.F.A(アルファ)創業

イタリア・ミラノのロンバルディア州にロンバルダ自動車製造株式会社(略称:A.L.F.A.)が設立され、設立当初から高性能モデル「24HP」で、レース参戦を果たします。
【1920年】二コラ・ロメオが経営権取得。アルファロメオ誕生

技師兼実業家である二コラ・ロメオがA.L.F.A.の経営権を取得し、新ブランド「アルファロメオ」が誕生。1923年には深紅の「RL」がレースで断トツの強さを誇り、RLが初めて付けた四つ葉の「クアドリフォリオ」は、今でも同社のシンボルとなっています。
【1948年】戦禍・経営難から量産メーカーに。ジュリエッタが登場

世界恐慌や大戦の戦禍に陥ったアルファロメオは、経営方針を転換。高級スポーツカー・メーカーから量産化メーカーへと変貌を遂げます。1950年にデビューしたのがミドルサイズのセダン「1900」で量産メーカーであることを確固としました。その後の1954年、ライトウェイトの名車「ジュリエッタ」が登場。1962年には満を持して「ジュリア」が登場しました。
【1986年】フィアットそしてFCAへ。アルファロメオ新時代への挑戦

1986年、アルファロメオは紆余曲折を経ながらフィアット傘下となり、1997年にはヒットモデル「156」が誕生。現在はスポーティモデルの枠を広げ、SUV「ステルヴィオ」など新時代へ挑戦を続けています
アルファロメオの歴史を彩った名車たち
RL

アルファロメオ創設期の名車「RL」。数々のレースを歴戦し、タルガ・フローリオでの優勝は特に有名。レースマシンには四つ葉「クアドリフォリオ」が初採用されました。
ジュリエッタ

1954年に誕生した第一世代のジュリエッタはライトウェイトの傑作。今でも第三世代がアルファロメオを代表するモデルとして、そのDNAをいかんなく発揮しています。
ジュリア

ジュリエッタの後継車として誕生したジュリアは、スタイリングの妙と当時の先端技術を併せ持つ名車。バリエーションも豊富でTZやGTAはレースでも活躍。現行モデルが2代目にあたり、正統派スポーツセダンとして活躍中です。
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本日の在庫数 112台 平均価格 457万円 本体価格 268~1,070万円 -
SZ/RZ

SZ/RZは、架装の魔術師「ザガート」がデザインに携わり、その強烈な個性から「イル・モストロ(怪物)」の異名を持つ名車です。SZがクーペ、RZはオープンモデルとなり、90年代最後のFRとなりました。
156

「唄うエンジン」と称されたアルファのツインスパークを搭載した156は、1997年のデビュー。なめらかなスタイリングと抜群のパフォーマンスで、今でも根強い人気を誇ります。
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本日の在庫数 61台 平均価格 86万円 本体価格 20~210万円 -
4C/4C スパイダー

アルファロメオ初の量産MRとなった4Cは、1967年に誕生したティーポ 33/2 ストラダーレへのリスペクトを込めて、2013年に誕生したピュア・スポーツ。オープンとなる4C スパイダーとともに特別な存在です。
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本日の在庫数 6台 平均価格 791万円 本体価格 678~899万円 -
ミト

ミラノとトリノから命名されたBセグメントのハッチバック「MiTo(ミト)」。俊敏な走りと見た目の可愛さから女性にも人気となりました。
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ステルヴィオ

アルファロメオ初のSUVとして誕生したステルヴィオは、世界最速を記録したジュリアのメカニズムを継承したハイパフォーマンスSUV。ステルヴィオ・クアドリフォリオもデビュー当時はドイツのニュルブルクリンクで世界最速記録を樹立。優れたデザイン性・豪華なインテリアと、どこにも死角がありません。
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本日の在庫数 70台 平均価格 528万円 本体価格 399~940万円 -
画像提供(特に明示がないもの):FCAジャパン
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- この記事の執筆者
- 石黒 真理