MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > メーカー・車種別 > アルファロメオ > ジュリエッタ > 【アルファロメオ ジュリエッタ SZ(スプリント・ザガート)】最強タッグが生んだ珠玉の空力マシン
ジュリエッタ

更新

【アルファロメオ ジュリエッタ SZ(スプリント・ザガート)】最強タッグが生んだ珠玉の空力マシン

きっかけはレース車両の修復だった!ジュリエッタSZの誕生

アルファロメオ ジュリエッタ SZ フロント
画像の個体は前期型SZで、リア形状が丸い「コーダ・トンダ」

ジュリエッタ SZ(スプリント・ザガート)の誕生を語るとき、避けて通ることができないモデルに「ジュリエッタ SVZ(スプリント・ヴェローチェ・ザガート)」があります。ジュリエッタ SVZとは、もともとプライベートレーサーがミッレミリア参戦時、クラッシュさせてしまったスプリント・ヴェローチェを、カロッツェリア・ザガートに修復・架装を依頼したのが始まり。アルミで架装された同マシンは優勝を果たしたため、個人オーナーから依頼が殺到。ザガートがそれに応え同様の架装を施したモデルなのです。

アルファロメオ ジュリエッタ SZ フロント サイド

ジュリエッタ SVZはその後も数々のレースで活躍。その活躍に注目したアルファロメオは、ザガートにスパイダー用のフロアパンと1.3Lエンジンを提供し、正式なアルファモデルの制作を依頼。誕生したモデルこそが「ジュリエッタ SZ」です。SZは1959年のトリノショーにてワールドプレミアを実施。その愛らしいフォルムからは想像できないスパルタンな走行性能を持つモデルとして人気を博し、200台あまりが生産されました。その後もアルファロメオとザガートは強力タッグを組み、数々の名モデルを生み出しています。

ジュリエッタ SZ 優れた空力デザイン。通称となったリア形状

アルファロメオ ジュリエッタ SZ 左サイド

ジュリエッタ SZのボディは、航空機の構造を熟知したザガートらしくオールアルミ製が採用され、重量は800kgに満たない超軽量としました。また、デザインでの特筆すべき点として、前期型と後期型ではリア形状を大きく変更しているのが特徴。前期型のリア形状は丸く、イタリア語で丸い尾を意味する「コーダ・トンダ」と呼ばれます。一方、後期型のリア形状は後端が切り落とされたような形状で、イタリア語で切り落とした尾を意味する「コーダ・トロンカ」と呼ばれ、ジュリエッタ SZの通称・代名詞ともなりました。

アルファロメオ ジュリエッタ SZ リアサイド

オールアルミのボディにリアウィンドウは樹脂となるプレキシガラスで、超軽量を誇ったジュリエッタ SZ。後期型では前後オーバーハングを大きくし、コーダ・トロンカを採用することでさらに空力性能は向上し、SZにスピードアップをもたらしたのです。この記事で使用している画像の個体はジュリエッタ SZの前期型。今でも丸いお尻のSZとして世界中にマニアが存在しています。

ジュリエッタ SZは可愛いだけじゃない!時速は何と200キロ

アルファロメオ ジュリエッタ SZ リア

ジュリエッタ SZ(スプリント・ザガート)のエンジンは、101系ジュリエッタのオールアルミ製1.3L 直列4気筒DOHCがベース。1960年代の日本ではサイドバルブかスポーツ仕様でもOHVが当たり前だった時代、ツインカム採用はまさに超先進的と言えるでしょう。さらにその先進的エンジンはチューンナップが施され、ミッションは5速MT、駆動方式にはFRを採用。800kgに満たないライトウェイトとザガート自慢の空力ボディで、最高出力は100ps、最高速は200kg/hに達しました。

アルファロメオ ジュリエッタ SZ ハンドル

後期型ジュリエッタ SZいわゆるコーダ・トロンカでは、さらに空力性能が強化され、最高速は200kg/hを超えたとのこと。愛くるしく小さなボディは、いざ走り出せば抜群の走行性能を発揮するまさにスパルタンマシン。多くのレースを歴戦し、アルファロメオの名を世に知らしめることとなったのです。

地下発掘のバーンファインド「ジュリエッタ SZ」の価格は?

ジュリエッタ SZの生産台数は超稀少の200台あまりと言われるなか、2019年にはイタリア・トリノの地下から約35年の歳月を経て、発掘されたバーンファインドが話題となりました。発掘された個体は、ボディカラーが「Blu Chiaro Metallizzato(=明るいブルーメタリック)」の1962年製で、運搬中のトラブルにより地下に放置されたままだったとのこと。その後のオークションでその個体は、何と約7,400万円で落札されることとなり、ジュリエッタ SZの根強い人気を伺える出来事となりました。

アルファロメオ ジュリエッタ SZのスペック詳細

下記のスペックは1960年発売当時の前期型ジュリエッタ SZのものとしています。

  • エンジン:1.3L 直列4気筒DOHC
  • 最高出力:100ps/6,000rpm
  • 最大トルク:11.5kg・m/4,500rpm
  • ボディサイズ:全長 3,800mm 全幅 1,550mm 全高 1,220mm ホイールベース 2,250mm
  • 車両重量:785kg
  • トランスミッション:5速MT
  • 駆動方式:FR
  • 乗車定員:2人
  • 新車時車両価格:-
アルファロメオ ジュリエッタ SZ コックピット

撮影:宇野 智(MOBY)

京都・二条城で開催された「コンコルソ デレガンツァ 京都2019」にて撮影。

最新「ジュリエッタ」中古車情報
本日の在庫数 168台
平均価格 171万円
本体価格 46~595万円
ジュリエッタの中古車一覧へ
すべての画像を見る (7枚)

画像ギャラリー

関連する記事

この記事の執筆者
石黒 真理

下取りよりも高く売れる!
複数の買取業者で一括査定「カーセンサー」

おすすめポイント

  • たった90秒で愛車の査定額がわかる
  • ガリバー、カーセブンなど最大30社から最高額で売れる業者が無料で分かる
  • 下取りよりも高く売れる!!