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【新型アルファロメオ ジュリア】日本カーオブザイヤー受賞ならず!日本発売日は10月で価格は?
目次
【最新情報】2017-2018日本カーオブザイヤー イヤーカー選出ならず

アルファロメオの新型ジュリアが2017-2018日本カーオブザイヤーの「10ベストカー」に選出されていましたが、12月11日の最終発表の結果、残念ながら今回はイヤーカーへの選出はされませんでした。
イヤーカーに選ばれることはありませんでしたが、日本カー・オブ・ザイヤー 2017-2018にノミネートされた31台の中からさらに10台に絞り込まれた10ベストカーに入っただけでも偉業といえます。
新型アルファロメオ・ジュリア発表!


2017年9月6日、FCAジャパンは、新型アルファロメオ・ジュリアの発表を行いました。
初代ジュリア血統を受け継ぎ、次世代を見据えたFRアーキテクチャーを採用した新型ジュリアについて、外装のチーフデザイナーであるアレッサンドロ・マッコリーニは以下のように述べています。
・ジュリアのデザインは独創的でありながらシンプルである。
・そのダイナミックなプロポーションは、フロントの短いオーバーハングによって強調されている。
・エンジン縦置きのFRアーキテクチャーだからこそできたデザインである。
本記事では発表された新型アルファロメオ・ジュリアの価格や性能、発売日など最新情報をお伝えしていきます。
アルファロメオ・ジュリアとは?

新型ジュリアはイタリアの名門・アルファロメオが、5年ぶりに登場させたスポーツセダンです。
しかも、同社にとっては四半世紀ぶりの量産FR車と言うことで、いやが上にも期待が膨らみます。
159が生産を終了して以来、アルファロメオのラインナップからは4ドアセダンが消え、FFハッチバックのジュリエッタとMITOだけになるという寂しい状況が続いていました。
しかし、アルファロメオのラインナップにセダンとクーペは欠かせません。新型スポーツセダンの噂は数年前より囁かれていましたが、ついに今年6月からイタリアで販売を開始しました。
ジュリアはアルファロメオを象徴するフラッグシップモデルとして、満を持しての日本上陸となるのです。
ジュリアに2ドアクーペ✕ハイブリッドが登場か!詳しくはこちら
アルファロメオの歴代名車や現行車種に関する記事はこちら
新型アルファロメオ・ジュリアの外装(エクステリア)
新型アルファロメオ ジュリア クアドロフィリオ



新型ジュリアは美しく研ぎ澄まされたデザインと、走りの理想を追求したフォルムとなっています。
アルファロメオは「製造」ではなく、「創造」されると謳っており、調和のとれた美しさを感じることができます。
車全体のプロポーションを特に意識しデザインされています。
冷却性能からエアロダイナミクス、前後輪のダウンフォースまで考慮に入れて、エンジニアリング部門と協力して設計されました。
ライト周りはLEDデイタイムランニングライトやLEDテールランプにより、新時代にふさわしい意匠を表現しています。
さらにフロントオーバーハングを可能な限り切り詰め、操縦安定性の向上と安定感あるフォルムを実現しました。
アルファロメオ・ジュリアのボディカラー
・アルファ ホワイト
・アルファ レッド
・アルファ ブラック
・ヴェスヴィオ グレー
・イモラ チタニウム
・モンテカルロ ブルー
・モンツァ レッド
・ストロンボリ グレー
・ブルカノ ブラック
・リーパリ グレー
・シルバーストーン グレー
・ミザーノ ブルー
新型アルファロメオ・ジュリアの内装(インテリア)





上質なプレミアムレザーや天然のウォールナットウッドとオークウッド。
さらに磨き上げられたアルミニウムを使用しており、イタリアならでは美のセンスが光ります。
トラディショナルとモダンが融合しエモーションを感じる内装となっています。
新型ジュリアのデザインはフォルムの美しさを追求することを最も重視し、外装と内装の双方において高級な素材感を味わえるよう設計されました。
後席にはクラスをリードする広大な居住空間を確保し、標準装備の車載インフォテインメントシステム「Connectシステム」(8.8インチディスプレイ、音声認識機能付)は、さまざまなコンテンツを大型センターディスプレイに表示し、ロータリーパッドにより直感的に操作できると発表しています。
Apple CarPlay™/ Android Autoにも対応しており、スマートフォンとの連携が可能です。
デザインコンセプトに関する動画はこちら
アルファロメオ・ジュリアの歴史を振り返る
アルファロメオ 初代ジュリエッタ スパイダー

出典 : https://commons.wikimedia.org/
じつはアルファロメオは「ジュリア」の名を冠した車を以前にも販売しており、今回は約40年ぶりの復活となります。
それではここでアルファロメオの歴史を少し振り返ってみましょう。
第2次世界大戦後、戦前の高級車メーカーから量産車メーカーへと転身したアルファロメオは、1950年代に「ジュリエッタ(初代)」を発表し、イタリア国内では戦後初のヒット作となりました。
ジュリエッタの名称は、イタリアを舞台とするウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」から名づけられたもので、ラテン読みでは「ロメオとジュリエッタ」となるのです。
つまり、アルファ“ロメオ”の“ジュリエッタ”という意味が車名に込められているわけです。
現在販売されているジュリエッタは3代目にあたり、日本では2012年から販売されています。
アルファロメオ 初代 ジュリア・スプリントGTA

出典 : https://commons.wikimedia.org/
そして、1962年に登場したジュリエッタの後継車種には、「ジュリエッタの姉」という意味を込めて「ジュリア」という車名がつけられました。
初代ジュリアは、コンパクトな車体に当時としては先進的なツインカム(DOHC)エンジンを搭載し、スポーツカーにも匹敵する高性能セダン/クーペとして、登場とともに爆発的な人気となりました。
ジュリアシリーズは、社内デザインの4ドアベルリーナ(セダン)のほか、当時ベルトーネ社に在籍していた若き日のジョルジェット・ジウジアーロが手掛けたスプリント(クーペ)、ピニンファリーナによる美しいスタイリングのスパイダー(2シーターオープン)などのボディバリエーションが製造されました。
「ジュリア」はアルファロメオにとって特別な車名
同車は商業的な成功を収めただけでなく、欧州で開催されていた耐久レースやツーリングカーレースでも大きな活躍を見せました。
中でもスプリントGTのボディをアルミニウム製に置き換えて軽量化した「ジュリア・スプリントGTA」は、1966年から4年連続でヨーロッパツーリングカー選手権のチャンピオンとなり、米国のSCCAツーリングカーレースでも活躍しました。
1972年には新型の「アルフェッタ」が登場しましたが、ジュリアの人気は衰えることはなく、ベルリーナ、スプリントとともに77年のジュリエッタ(2代目)が登場するまで生産が継続されたのです。
アルファロメオにとって、ジュリアと言う車名が特別な意味を持つことは、これでご理解頂けたと思います。
アルファロメオ ジュリア/ジュリエッタの中古車価格についてはこちら
- 最新「ジュリア」中古車情報
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本日の在庫数 130台 平均価格 464万円 本体価格 208~2,450万円
- 最新「ジュリエッタ」中古車情報
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本日の在庫数 274台 平均価格 146万円 本体価格 15~458万円
新型アルファロメオ・ジュリアの性能は?
新型 アルファロメオ ジュリア(スタンダードグレード)

新型アルファロメオ・ジュリアのグレードは4つ用意されました。
・ジュリア(GIULIA)
・ジュリア スーパー(GIULIA SUPER)
・ジュリア ヴェローチェ(GIULIA VELOCE)
・ジュリア クアドリフォリオ(GIULIA QUADRIFOGLIO)
※ジュリア(GIULIA)は受注生産モデル
グレードごとのスペックは以下の通りです。
ジュリア/ ジュリア スーパー | ジュリア ヴェローチェ | ジュリアクアドロフィリオ | |
---|---|---|---|
全長 | 4,645 | 4,655 | 4,635 |
全幅 | 1,865 | 1,865 | 1,865 |
全高 | 1,435 | 1,435 | 1,435 |
ホイールベース | 2,820 | 2,820 | 2,820 |
車両重量 | 1,590 | 1,670 | 1,710 |
乗車定員 | 5 | 5 | 4 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
ジュリア/ジュリア スーパー | ジュリア ヴェローチェ | ジュリア クアドリフォリオ | |
---|---|---|---|
エンジン種類 | 直列4気筒 マルチエア 16バルブインタークーラー付ツインスクロールターボ | 直列4気筒 マルチエア 16バルブインタークーラー付ツインスクロールターボ | V型6気筒 DOHC 24バルブインタークーラー付ツインターボ |
排気量 | 2.0L | 2.0L | 2.9L |
最高出力 | 147(200)/ 5,000 | 206(280)/ 5,250 | 206(280)/ 5,250 |
最大トルク | 330(33.7)/ 1,750 | 400(40.8)/ 2,250 | 375(510)/ 6,500 |
トランスミッション | 電子制御式8速オートマチック | 電子制御式8速オートマチック | 電子制御式8速オートマチック |
駆動方式 | FR | 4WD | FR |
使用燃料 | ハイオク | ハイオク | ハイオク |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
アルファロメオ・ジュリアQV(クアドリフォリオ)のスペックをご覧になれば分かる通り、アルファロメオが久しぶりにリリースするスポーツセダンということで、その性能は相当に気合いが入っています。
開発者の動画インタビューでは快適なドライブを約束するサスペンションについて解説しています。
ライバルはBMW M5

アルファロメオ・ジュリアQVの開発に当たってはBMW M5を仮想敵としており、最高出力こそM5の560psに負けていますが、トップグレードのQVは、軽量化を狙ってエンジン本体やサスペンション、ドアなどはアルミ化されており、ルーフとボンネットフード、フロント・リアスポイラー、サイドスカートがカーボン製となっています。
その結果、車重は最近のプレミアムDセグメントセダンとしては、驚異的に軽い1,524kgに収まりました。
これはライバルのM5よりも456kgも軽い車重です。
その結果、アルファロメオ・ジュリアQVのパワーウェイトレシオ(出力重量比。車重÷最高出力で求められます)は3.017kg/psと、M5の3.535kg/psを軽く引き離しています。
BMW M5に比べ、全長が281mm、全幅が17mm、全高が44mm小さいことも大きな要因です。
- 最新「M5」中古車情報
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本日の在庫数 58台 平均価格 585万円 本体価格 185~1,580万円
新型アルファロメオ・ジュリアの燃費は?

ジュリア / ジュリア・スーパー | ジュリア・ベローチェ | ジュリア・クアドリフォリオ | |
---|---|---|---|
JC08モード燃費 | 13.6 | 12.0 | 12.2 |
実燃費 | – | – | – |
[単位]km/L |
アルファロメオ・ジュリアクアドリフォリオのエンジンは「クラス最高レベルの圧倒的なパワーと、燃費性能を極めて高いレベルで両立」と発表されており、燃費性能は12.2km/Lと高い数値となっています。
アルファロメオ・ジュリアがニュルでセダン最速記録!

そんなアルファロメオ・ジュリアQVがドイツ・ニュルブルクリンクサーキットの北コースにタイムアタックを行いました。
ラップタイムは7分32秒を記録しました。
新型ポルシェ・パナメーラターボが7分38秒をマークしたばかりだというのに、あっさりと6秒を短縮してセダン最速記録をアルファロメオ・ジュリアが更新してしまいました。
これは総合タイムでも30〜40位あたりに位置するタイムで、かつてモンスターマシンと言われた日産GT-Rよりも2秒以上も速いというのですから驚きです。
ポルシェ・パナメーラターボ

ポルシェ・パナメーラターボに関連する詳しい解説についてはこちら
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本日の在庫数 234台 平均価格 749万円 本体価格 220~2,580万円
新型アルファロメオ・ジュリアの価格は?

アルファロメオ ジュリア グレード別価格 | |
---|---|
ジュリア | 446万 |
ジュリア・スーパー | 543万 |
ジュリア・ベローチェ | 597万 |
ジュリア・クアドリフォリオ | 1,132万 |
[単位]円(消費税込み) |
北米で発表されたアルファロメオ・ジュリアQVの価格は7万ドル(邦貨に換算して721万円)ですが、装備差や輸入コストなどにより1,132万円となりました。
900万円ほどと予想されていましたが、ライバルのM5が1,553万円のプライスタグを着けていることを考えれば、バーゲンプライスと言えるかも知れません。
しかしながら、プレミアムブランド化によって従来のアルファロメオよりもいささか高額化した印象は拭えません。
新型アルファロメオ・ジュリアの日本発売日は?
新型アルファロメオ・ジュリア スーパー

アルファロメオ・ジュリアの日本発売日は2017年10月14日(土)で、全国のジュリア取扱いアルファロメオ正規販売店にて発売されます。
アルファロメオは「小柄な乗用車」というイメージがありますが、新型ジュリアの性能はBMW M5を凌ぐとも言われています。
MOBYでは今後もジュリアの続報が入り次第情報をお届け致します。どうぞお楽しみに!
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- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...