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駐車場の融雪剤・凍結防止剤おすすめ人気9選|選び方と効果的な使い方

融雪剤・凍結防止剤とは?

融雪剤
©Syda Productions/stock.adobe.com

凍結防止剤・融雪剤とは、降り積もった雪を効率よく溶かすための薬剤です。融雪剤は主に塩化カルシウム、凍結防止剤は塩化ナトリウムによって構成されています。この原料の成分の持つ特徴により、用途の違いが生じます。

熱を利用して雪を溶かす融雪剤は雪が降ってから、凍結温度を下げて凍りにくくする凍結防止剤は雪が降る前に使用します。

融雪剤・凍結防止剤が雪を溶かす仕組みと影響

融雪剤は、化学反応や物質のもつ熱量を利用して雪を溶かします。多くの融雪剤は、塩化カルシウムで構成されているため、水と反応し熱を発生させ雪を溶かします。塩化ナトリウムでできた凍結防止剤は、ゆっくり水と反応するので持続性があり、雪が降り積もる前にまいておくことで凍結防止や積雪防止となります。

融雪剤の成分の塩化カルシウムには塩分が多く含まれているので、大量にまくと土壌の塩分濃度が上がり、植物が根から水分を吸収しにくくなり枯れてしまうなどの塩害を引き起こす可能性があります。植物が植えてある花壇や畑などの近くでは、融雪剤を使用しないように注意しましょう。

融雪剤・凍結防止剤の主成分ごとの選び方と注意点

©Dmitry Vereshchagin/stock.adobe.com

道路のみ散布&効果抜群な「塩化カルシウム」や「塩化ナトリウム」

塩化カルシウムは、水が凍る温度である凝固点を0℃から-50℃まで下げてくれるので、極寒地でも雪溶け効果を期待することができます。

塩化ナトリウムは凝固点の引き下げ効果は塩化カルシウムほどではありませんが、ゆっくり水と反応するので持続性があり、道路などにまくと雪が凍りにくくなりスリップ事故の防止に役立ちます。

ただ、どちらも塩分を多く含んでいるため、金属やコンクリートを腐食させたり、塩害を発生させたりなどの悪影響を及ぼすデメリットが存在します。

車の錆び防止なら「塩化マグネシウム」「炭酸カルシウム」「カーボンブラック」

塩化マグネシウム

塩化物成分の融雪剤のなかでも、塩化マグネシウムは塩化カルシウムや塩化ナトリウムに比べて、雪解け効果は劣りますが、その分塩害が起こりづらいメリットがあります。

炭酸カルシウム

炭酸カルシウムの融雪剤は、水に溶けにくいので即効性はありませんが、無塩であるため塩害を気にすることなく使用することができます。

カーボンブラック

墨と同じ原料のカーボンブラックは光を吸収して熱に変換することで雪を溶かすため、土壌、金属、コンクリートなどの環境にやさしいです。ただ、光を必要とするので雨天時などにはあまり効果は期待できません。

子供やペットに配慮したいなら「酢酸カルシウム」や「酢酸マグネシウム」

酢酸カルシウム

酢酸カルシウムは塩化カルシウムに比べるとやや高価ですが、環境にやさしい成分であるためお子様などへの影響を考える方にはおすすめです。

酢酸マグネシウム

酢酸マグネシウムは、土壌を改良する際にも使用される成分でもあり、環境にやさしく、塩害を気にする必要がありません。デメリットとしては費用が高くなることが挙げられます。

環境に優しい「尿素」は散布しすぎ&ニオイに注意

尿素は環境に悪影響を与えるものではないため、畑や芝生、駐車場などにも安心して使用できます。ただし即効性がなく、アルカリ性と混ざり合うとアンモニアを発生し、異臭がするなどのデメリットがあります。

融雪剤・凍結防止剤の使い方|撒くタイミングと注意点

使い方と撒き方

融雪剤・凍結防止剤の使い方としては、薄い雪や氷に対しては、1平方メートルあたり50~80gが目安です。ある程度の厚さ(5cmほど)の雪には、100~150g程度を目安にまきましょう。

塩化カルシウムを素手で触ると皮膚炎の原因となります。とくに手が濡れている状態で塩化カルシウムが付着すると化学反応が起こりますので、融雪剤を取り扱う際には必ずゴム手袋を着用して、肌を保護するよう徹底してください。

凍結防止剤を撒くタイミングは?

凍結防止剤を撒くタイミングは、雪が降り積もる前です。凍結防止剤は塩化ナトリウムで構成されているため、ゆっくり水と反応し雪溶け効果を発揮します。

これには即効性はないですが、持続性があり、積雪する前にまいておくことで有効的に凍結防止や積雪防止の役割を果たしてくれます。

融雪剤を撒くタイミングは?

融雪剤を撒くタイミングは雪が積もった後にしましょう。融雪剤は塩化カルシウムで構成されているため即効的な雪溶け効果を期待することができます。

ただ、雪が積もり過ぎた場所では融雪剤が流れてしまう恐れがあり、効果が半減してしまうことがあるので、踏み固まったような積雪に対して使用することをおすすめします。

融雪剤・凍結防止剤人気おすすめ9選

ソフトウエハー 塩化マグネシウム

ソフトウエハー 塩化マグネシウム(25kg)

ソフトウエハー 塩化マグネシウム(25kg)

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塩化物成分のなかでも塩化マグネシウムを主成分とした融雪剤です。塩化カルシウムや塩化ナトリウムに比べて、塩害が起こりづらいメリットがあります。

【みやちゅう】凍結防止剤

ペットボトルタイプなのでそのまま保管することができ、圧雪・凍結した場所にペットボトルから直接散布することで手に触れることがありません。また凍結防止したい玄関・階段・駐車場など、簡単に散布することができます。

凍結防止剤 塩化カルシウム 防塵

凍結防止剤 塩化カルシウム 25kg 粒状 融雪用 塩カル 防塵

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塩化カルシウムを主成分とした融雪剤。道路の融雪、凍結防止、工業用、吸湿剤、防湿剤、道路の粉塵やグラウンドなどで土ぼこりの発生防止用等で活用することができます。

讃岐化成 ロードクリーン

讃岐化成 ロードクリーン粒状10kg RCG10

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塩化カルシウムを使った融雪剤のトップメーカーが製造しているロードクリーンは、積雪地帯の自治体でも採用している商品です。日陰で固まった雪も溶かします。

長良化学 雪とけっ子

長良化学 雪とけっ子 融雪剤 2kg

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塩化カルシウムを主成分とした融雪剤です。雪や氷を解かしたい場所にまき、2~3時間程度で解け始めます。

コンパル 無塩 凍結防止剤

コンパル 無塩 凍結防止剤 融雪くん 10kg

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尿素を主成分とし、無塩で構成されている凍結防止・融雪剤なので、金属の腐食やコンクリートの浸食を気にすることなく散布できます。この商品は雪を解かすのではなく、シャーベット状にして除雪をしやすくするものです。

TOKETA(フジオックス)

管や持ち運びに便利なペットボトルに入った、塩化カルシウムです。凍結を防止したい場所や積雪・凍結した場所に直接散布することで、凝固点低下と溶解熱によって氷面をシャーベット状に変化させます。ボトル1本に2kg入っており、約20㎡に散布することができます。

融雪剤(Purebeaty)

30g、100g、300g、1,000gの容量が用意されており、ニーズに合わせてチョイスできるようになっています。雪や氷を素早く溶かしてくれる即効タイプで、低温下でも溶けた雪や氷が再び凍結するのを防ぐことができます。容器入りなので持ち運びや保管がしやすく、車に積んでおくのにも適しています。

雪道通りゃんせ(テクノス)

マイナス55℃まで効果を発揮する、粒状の塩化カルシウムです。散布しておくことで凍結を事前に防ぎ、積もった雪には確実な融雪効果を発揮します。2.1kgの袋詰めタイプで、自宅のガレージなどで使用するのに最適です。凍結予防の場合は1㎡につき約50g、3~5cmの積雪であれば1㎡につき100~150gを散布します。

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MOBY編集部 カー用品チーム
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