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スズキ カプチーノの歴史と現在の中古車価格は?【日本の名車】
スポーツカーのような軽自動車。それはスズキから販売されていた「カプチーノ」という車です。外観だけでなく、そのスペックに支えられる走行性に思わず顔がほころぶでしょう。スズキの軽スポーツカー、カプチーノ。平成ABCトリオの一つとしても知られる名車です。この記事では、スズキ・カプチーノの歴史や中古車価格についてまとめています。
スズキ カプチーノとは?
スズキ・カプチーノは、スズキが1991年から1998年まで販売していた軽オープンカーです。マツダ・AZ-1、ホンダ・ビートと合わせて、平成ABCトリオの一つに数えられています。
本車は軽自動車という枠の中で現実性を考慮しつつ、スポーツ性能を追求したフラッグシップモデルとして開発されました。また、同時期に販売されていた軽スポーツカーの中で、唯一駆動方式にFR(フロントエンジン・リアドライブ)を採用したモデルでもあります。
1991年から1998年までの7年間で、26,583台が生産された本車は、スズキが販売したFRレイアウトの軽自動車としては2016年現在、最後の車となっています。
車名は、そのままコーヒーの「カプチーノ」を由来としており、「小さなカップに入ったちょっとクセのあるお洒落な飲み物」というイメージを小さなオープンカーに重ねて命名したそうです。
平成ABCトリオとは、2シーター軽スポーツの象徴である。
平成4年に発売されたマツダ・オートザムAZ-1、平成3年に発売されたホンダ・ビート、同じく平成3年に発売されたスズキ・カプチーノの頭文字を取ってこう呼ばれる。
「オープンに生きませんか。」カプチーノの広告ポスター
スズキから販売された「カプチーノ」は、まさにコーヒーのカプチーノから名前が取られています。「小さなカップに入ったちょっとクセのあるオシャレな飲み物」というイメージが込められた車種。しかし、名前に違わぬクセとオシャレさがウリの車なんです。
スズキ カプチーノのデザイン
過去に出た車において、現在でも十分に通用するデザインというのは滅多にありません。
また、カプチーノは空力的に優れたデザインであると共にさまざまな部分に対して徹底的なコストダウンを行っている軽自動車です。
そのため、普通車並のスペックを実現することができます。
スズキ カプチーノのエクステリア
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,185mm
ホイールベース 2,060mm
車両重量 700kg
スズキ・カプチーノは初期の日産・フェアレディZや、ホンダ・S2000などに見られるロングノーズ・ショートデッキのボディを採用しています。
ルーフは三つに分けて取り外すことができるので、フルオープン、タルガトップ、Tトップの3つの形態を選択することも可能です。しかし、ルーフの隙間から雨漏りする事例も存在し、その対策の為にルーフを溶接してしまったオーナーもいました。
室内空間はあまり広くは無く、「世界一居住空間の狭い車」と評した自動車雑誌もあったほどでした。
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スズキ カプチーノの特徴
チューニングにより化けるエンジン
このクルマ、ノーマル状態では、同じくノーマルのアルトワークスにはまったくかないませんが、搭載しているエンジンが、アルトワークスと同じF6Aターボ、K6Aターボだけあって、チューニングを進めていくと、アルトワークスと同様に、とてつもなく速いクルマに変貌します。
カプチーノに搭載されているのは、軽自動車の中でも最速と謳われた「アルトワークス」のものを採用しています。
そのため、無改造だとアルトに敵いませんがカプチーノ専用としてチューンアップしていくと化ける車となっています。
しかし、チューンアップせずとも十二分に走る楽しさを感じさせてくれる車となっています。
ドライバーに配慮した座席
運転席はややローポジションでシフト位置がとてもハンドルに近くてアームが疲れない位置でのシフトチェンジが出来仕様です。
車のスペックが高くても、運転席に不具合があれば快適なドライブは実現しません。しかし、カプチーノは走る人の設定を踏まえたハンドルとシフトレバーの位置になっています。座席に一度座ってみると、その運転席の配慮を実感できるでしょう。
様々な種類のスズキ カプチーノ
スズキ カプチーノ クローズド
スズキ カプチーノ タルガトップ
カプチーノのレアなオープン画像。タルガトップとフルオープン。 pic.twitter.com/BHvhbTcQhu
— あいざわ (@will4401) 2015年3月18日
スズキ カプチーノ フルオープン
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