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小型車の人気おすすめランキング!コンパクトカーより小さい普通車が欲しい人必見

「小型車」と耳にすると、真っ先に思い浮かぶのが”コンパクトカー”ではないでしょうか。コンパクトカーと例えられている車たちはいずれも5人乗車ができて、家族でのドライブでも活躍するモデルが多いです。

しかし、真の小型車は、街なかで小回りが利くボディサイズに、1人もしくは2人のいずれかが乗ってお出かけを楽しむ車が当てはまるでしょう。国産・外車問わずに現行車種や中古車で買える小型車は多数あります。

今回は小型車に当てはまる車の人気おすすめランキングをご紹介します。基準やメリット・デメリットもピックアップして解説しました。

「小型車」とはどんな車?

@OceanProd/stock.adobe.com

軽自動車に当てはまらない&コンパクトカーよりも小柄な車

一般に「小型車」と呼ばれる車は、軽自動車の条件には該当しないがいわゆるコンパクトカーよりも小柄な車と認識されていることが多いようです。以下に条件の違いををまとめてみました。

全長全幅全高
軽自動車3,400mm以下1,480mm以下2,000mm以下
コンパクトカー4,000~4,200mm1,700mm以下2,000mm以下
小型車(一般定義)3,500mm前後1,600~1,700mm

法律では「小型自動車」の基準が存在する

一方で、道路運送車両法では、別表第一(第二条関係)にて「小型自動車」の基準が以下のように定められています。

四輪以上の自動車及び被けん引自動車で自動車の大きさが下欄に該当するもののうち軽自動車、大型特殊自動車及び小型特殊自動車以外のもの(内燃機関を原動機とする自動車(軽油を燃料とする自動車及び天然ガスのみを燃料とする自動車を除く。)にあつては、その総排気量が二・〇〇リットル以下のものに限る。)

国土交通省

また、小型自動車は車体のサイズでルールが決められているのも特徴です。

  • 長さ:4,700mm以下
  • 幅:1,700mm以下
  • 高さ:2,000mm以下

サイズの範囲で注目したいポイントは車長です。道路運送車両法では4,700mm以下が基準となります。

しかし、通常のコンパクトカーでは車体の長さが4,000mmから4,200mm程度のモデルが多いのが特徴です。5人乗車がしやすく、日頃の買い物からドライブまで活躍するパッケージングとなっているからでしょう。

これを踏まえて先程の表に小型自動車の条件を追加してみました。

全長全幅全高
軽自動車3,400mm以下1,480mm以下2,000mm以下
コンパクトカー4,000~4,200mm1,700mm以下2,000mm以下
小型車(一般定義)3,500mm前後1,600~1,700mm
小型自動車(法律定義)4,700mm以下1,700mm以下2,000mm以下

この記事では一般定義としての小型車を紹介しますが、上表の条件を基準として車種を選出しています。

また、以下の記事では法律上決められている「小型自動車(5ナンバー車)」の基準を解説・紹介しています。

軽自動車よりも小さい外車、ナンバープレートが白なのはどうして?

外車では軽自動車サイズでもナンバープレートが白となるモデルが存在しますが、なぜ黄色のナンバープレートではないのでしょうか。

その理由に、日本で定められている軽自動車のサイズ基準が海外には存在しないことが挙げられます。

「軽自動車規格」は日本独自のルールとなり、国土交通省が定めている「道路運送車両法」で決められています。該当するモデルは、黄色のナンバープレートを装着しなければなりません。

軽自動車の場合は、660cc以下のエンジン排気量もルールで定められています。車体サイズが軽自動車の基準いっぱいである長さ3,400mm以下であったとしても、エンジン排気量が660cc以上では軽自動車には該当しません。

コンパクトカーよりも小さい「小型車」のメリット

@bluebeat76/stock.adobe.com

小型車のメリットは以下の3点が挙げられます。

  • 小回りが利く
  • 自動車税が安く済む車種がある
  • 燃費性能がよい

小回りが利く

小型車は、車体の長さが3,500mm前後、幅が1,600mmから1,700mm程度とコンパクトサイズに収まっているのが特徴。

小柄なボディは都市部の狭い路地を走る際に役立ち、他社とのすれ違いなどでも接触の心配を軽減できます。最小回転半径が4mを切るモデルも存在し、バック駐車や切り返し動作でも壁や電柱に車を接触させる心配が減ります。

自動車税が安く済む車種がある

エンジン排気量により決められている「自動車税」で、年間の金額が大きく左右されるケースがあります。

小型車で使われているエンジン排気量は1,000cc前後がメインとなります。一方、コンパクトカーのエンジン排気量は1,300ccから1,500ccが中心です。

以下、自動車税の税額例をピックアップしました。

総排気量金額
~1,000cc以下29,500円
1,000cc超~1,500㏄以下34,500円

自家用乗用車で小型車もしくはコンパクトカーを所有したケースでの自動車税の年間費用は、500ccごとの範囲で5,000円の違いがあります。少しでも税金の支払いを少なくして、安く車を維持したいなら自動車税の差額に注目するとよいでしょう。

燃費性能に優れる

WLTCモード(国土交通省が実際に車を使う条件に近づけて測定した燃費基準値)で20km/L程度の燃費性能をもつモデルが数多くラインナップしています。ハイブリッドシステムを搭載していない、エンジン単体のモデルながら燃費効率に優れて、気軽に街なかへのお出かけに使える車が多いのも特徴です。

コンパクトカーよりも小さい「小型車」のデメリット

一方、小型車にもデメリットは存在します。以下、3点のポイントをピックアップしました。

  • パワー不足
  • 2ドアモデルが多く、大勢で乗ることが難しい
  • コンパクトカーよりも荷物を積むのが難しい

パワー不足

1,400ccのエンジンを搭載し、最高出力が100馬力を超えるモデルが存在する一方で、80馬力程度のエンジンパワーとなるモデルもあります。多くのモデルで排気量が1,000cc前後となり、パワー不足を感じる可能性が否めないでしょう。

2ドアモデルが多く、大勢で乗ることが難しい

乗り降り用のドアが2枚しかない車種が多いほか、乗車可能人数が2名もしくは4名など少数となっているのも、小型車で注目したいポイントです。後部座席が用意されている車となれば、フロントシートを前に倒す動作が必要となるケースがあります。乗り込みが難しいのがネックとなるでしょう。

コンパクトカーよりも荷物を積むのが難しい

車体の長さがコンパクトカーよりも短く、ラゲッジスペースを十分に確保できない弱点があります。普段、1人もしくは2人での移動が多く、近場のショッピングや通勤で車を使いたいユーザーに向いているでしょう。

コンパクトカーよりも小さい「小型車」おすすめ10選

@Domagoj/stock.adobe.com

コンパクトカーより小さい「小型車」で現在販売されている、あるいは過去に販売されていたモデルは多数存在します。車体の長さが軽自動車規格より短くなっているなど、個性的な車にも注目です。

この項目では、おすすめの小型車を10車種ランキング順でピックアップしてみました。

10位:トヨタ iQ

「iQ」は、トヨタが開発した高品質かつ機動力に優れた「マイクロプレミアムカー」です。

車体の長さは2,985mmと、軽自動車の規格範囲内に収まっているコンパクトなボディサイズが特徴です。コンパクトボディにより、最小回転半径は3.9mと街なかでの取り回しに優れています。加えて、4人乗り仕様となっている点も強みとなります。

自然環境をモチーフとした内外装のデザインを施し、生き物が躍動するかのようなスタイリングで街なかでもひと際目立つ車です。

最新「iQ」中古車情報
本日の在庫数 321台
平均価格 59万円
支払総額 23~416万円

9位:スマート フォーツー

「スマート フォーツー」は、機敏な取り回しと心地よい走りが魅力のプレミアム・シティコンパクトです。

車体の長さは2,755mmと、コンパクトなボディサイズが魅力。加えて最小回転半径は3.3mと、お近くのお買い物や都心へのドライブで狭い路地に入っても車体を接触させる心配が少ないのが強みです。

1,000cc3気筒NA(自然吸気)エンジンと、デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせで軽快な走りを実現しています。

高剛性のスチール製「トリディオンセーフティセル」を採用しているのも注目ポイントとなります。乗る人を衝突事故から守り抜くほどの高性能をもつ車です。

8位:スマート フォーフォー

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「スマート フォーフォー」は、2015年に登場したスマートで初めて設定された4人乗りハッチバックです。

小柄なボディながら、RR(リアエンジン・後輪駆動)レイアウトを採用したことにより広大な居住空間を確保しています。加えて、タイヤはフロントに幅が細いタイプを使用し、最小回転半径は4.1mとなっているのも注目です。

車体の長さは約3,500mmながら、通常時なら185リッター、後部座席を倒せば730リッター(いずれも「VDA方式」での数値)を実現。十分なラゲッジスペースをもっている点が強みとなります。

最新「スマートフォーフォー」中古車情報
本日の在庫数 156台
平均価格 121万円
支払総額 39~262万円

7位:フォルクスワーゲン up!

「up!」は、2012年から2020年までフォルクスワーゲンにて市販されていたエントリーモデルです。

全長は約3,550mmと小柄ながら、タイヤの配置を四隅に置いたり、エンジン構造を見直したりした結果、広大な居住空間を獲得した車です。

2ドアと4ドアの2種類のボディタイプをラインナップしており、ニーズに応じた選択が可能となっているのも魅力です。

日本では珍しい「2ペダル式」の5速MT(マニュアルトランスミッション)を搭載し、燃費性能と機敏な走りを見せる車となっています。

最新「アップ!」中古車情報
本日の在庫数 303台
平均価格 84万円
支払総額 26~597万円

6位:フィアット パンダ

@art_zzz/stock.adobe.com

「パンダ」は、トールワゴンタイプのコンパクトカーであり、2013年に発売した現行型は3代目となります。

車体の長さは3,655mm、幅は1,645mmとコンパクトサイズながら5人しっかり乗車できる室内空間を確保しているのがパンダの強みです。

フィアットならではの洗練されたエクステリアデザインと、使い勝手のよいポップなインテリアで、気持ちのよいドライブを楽しめる車となっています。

最新「パンダ」中古車情報
本日の在庫数 211台
平均価格 134万円
支払総額 29~389万円

5位:三菱 ミラージュ

「ミラージュ」は、三菱自動車の普通乗用車ラインナップではもっとも小柄となるコンパクトハッチバックです。

低く構えて重心を抑えたスタイリングが特徴です。2020年に実施された大幅改良ではフロントマスクを刷新し、三菱のアイコンとなっている「ダイナミックシールド」を取り入れたのが話題となりました。

3,855mmの車体の長さに車重は900kgと、軽快かつ取り回しの利くボディ設計となっています。足元と頭上、いずれの空間も確保して居住性を高めており、使いやすさも備えた車です。

最新「ミラージュ」中古車情報
本日の在庫数 217台
平均価格 71万円
支払総額 20~282万円

4位:スズキ イグニス

「イグニス」は、SUVの要素を取り入れたクロスオーバータイプ小型車です。

車体の長さは3,700mm、幅は1,690mmと5ナンバーサイズに収まったコンパクトなボディとなります。加えて、車高を約1,600mmとし、アイポイントを高めに設定。見切りのよさにより運転しやすさに優れた車となっています。

シンプルなボックスタイプのエクステリアながら、バンパーの形状やフェンダーアーチにSUV要素を加えるなどオフロードでの走りも期待できる風貌です。

最新「イグニス」中古車情報
本日の在庫数 420台
平均価格 124万円
支払総額 59~229万円

3位:ルノー トゥインゴ(AHH4型)

「トゥインゴ」は、ルノーのラインナップでは最小となるコンパクトハッチバックです。

3,645mmの全長(車体の長さ)とRRレイアウトの採用により、最小回転半径4.3mと取り回しの良さに優れています。加えて、車体後方にエンジンを搭載することによりリアの駆動力に優れ、街なかを駆け抜ける軽快さが魅力です。

900㏄の3気筒ターボ&6速AT(オートマチック)と、1,000㏄の3気筒NA&5速MTの2種類のエンジンバリエーションを用意し、合計で3つのグレードから選択可能。車体の軽さと切れ込んでいくようなハンドリングを味わえる点がトゥインゴの強みです。

最新「トゥインゴ」中古車情報
本日の在庫数 193台
平均価格 149万円
支払総額 24~269万円

2位:アバルト 595/595C

「アバルト 595/595C」は、3ドアハッチバックとカブリオレ、2つのボディタイプから成り立っているモデルです。車体の長さは3,660mmとなっています。

注目したいポイントは搭載エンジンです。595に用意されている1,400㏄の直列4気筒ターボエンジンは最高出力145馬力とコンパクトカーを凌駕するパワーを秘めています。同じく595Cに搭載されているのも同排気量でターボ付きでありながら、165馬力の最高出力を誇ります。

コンパクトカーだけでなく、スポーツカーをも凌駕するパフォーマンスを兼ね備えた車です。

最新「アバルト595」中古車情報
本日の在庫数 442台
平均価格 258万円
支払総額 89~873万円
最新「アバルト595C」中古車情報
本日の在庫数 49台
平均価格 275万円
支払総額 98~456万円

1位:スズキ ジムニーシエラ

「ジムニーシエラ」は、クロスカントリーSUV軽自動車「ジムニー」をベースにサイズを拡大したモデルです。車体の長さが3,550㎜、幅が1,645mmとコンパクトにまとまっています。

歴代のジムニーで採用されてきた梯子状の「ラダーフレーム」の採用や、フロントミッドシップを意識して作られた重量配分を実現。加えて、軽量コンパクトな1,500ccのエンジンと、リジッドアクスル式(左右の車輪を車体に繋いだ形式)のサスペンションを使い、本格的なクロカンSUVとなっています。

また、パートタイム4WDシステムと電子制御式「ブレーキLSDトラクションコントロール」を採用しているのもポイントです。左右の車輪のうちどちらかが障害物にハマって空転しても、走行モード切り替えにより低速走行で脱出しやすくする仕組みを取り入れています。

コンパクトなボディサイズながら頑強かつ重厚感のある走りを楽しめる車です。

最新「ジムニーシエラ」中古車情報
本日の在庫数 1237台
平均価格 267万円
支払総額 48~465万円

小型車で街なかを快適に駆け巡ろう

@Wolfgang/stock.adobe.com

コンパクトカーよりも小柄で、軽自動車に負けじと劣らない取り回しのよさを実現した小型車は、各メーカーでも貴重な存在となりつつあります。高出力エンジンを積んだアバルト595やクロカンSUVのジムニーシエラ、RRレイアウトを取り入れたトゥインゴなど個性が強いモデルが立ち並び、ニッチなモデルが市販されています。

人とは少し変わった車で注目を集めたい、一味違うカーライフを送りたいなら、小型車は最適なチョイスではないでしょうか。

今回紹介したモデルから、お気に入りの小型車を見つけてみてください。

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執筆者プロフィール
長谷川 優人
長谷川 優人
1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。

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