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スピード違反 罰金や違反点数など解説
道交法・交通事故

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スピード違反は何キロから?罰金や違反点数など解説

スピード違反になるのは何キロ?

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法定速度か最高速度を超えたらスピード違反

スピード違反になる速度は道路ごとに定められているほか、状況によって変動する場合もあります。

基本的には、道路上に設置されている標識や、路面に書かれている標示で定められている速度よりも速い速度での走行がスピード違反です。

この、標識や標示で示されている速度のことを「最高速度」と言います。

また、最高速度がない場合でも「法定速度」によって速度の上限が定められています。普通車では以下の速度が法定速度となります。

  • 一般道路:60km/h
  • 高速道路:100km/h

最高速度、法定速度、どちらも時速1km以上の超過があるとスピード違反です。スピード違反になる速度をまとめると以下のようになります。

最高速度の標識や標示がない一般道61km/h以上
最高速度の標識や標示がない高速道路101km/h以上
最高速度の標識や標示がある一般道や高速道路最高速度+1km/h以上

スピード違反の点数は?

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免許は違反をするたびに点数が加算されていき、点数が6点以上になると免許の停止や取り消しといった行政処分の対象となります。

スピード違反の場合、定められた速度を1キロ以上超過するとスピード違反となりますが、超過したスピードが大きければ大きいほど、処分は重いものに。

スピード違反に限らず、重大な違反に対しては懲役や罰金といった刑事罰が課される(=前科がつく)こともあります。

スピード違反点数の一覧

超過速度点数
50km/h以上12点
(高速道路)
40km/h以上50km/h未満
6点
30km/h以上50km/h未満6点
(高速道路)
25km/h以上40km/h未満
3点
25km/h以上30km/h未満3点
20km/h以上の25km/h未満2点
20km/h未満1点

点数はリセットされる?

最後の交通違反から1年間無事故無違反であれば、スピード違反を含めそれまでに累積していた点数はリセットされます。

また、2年間無事故無違反の人は、その時点から3ヶ月の間に「軽微な違反」で加点されても、3ヶ月経過後にリセットされます。

軽微な違反とは、指定場所一時不停止等(2点)や通行禁止違反(2点)、シートベルト装着義務違反(1点)などの3点以下の違反のこと。ただし、これらは3ヶ月経過後にリセットされたとしても、次回更新時はゴールド免許ではなくなりますので注意しましょう。

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スピード違反の反則金と罰金は?

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点数の加算だけでなく違反ごとに反則金や罰金も課されます。

スピード違反となった速度に応じて、行政処分(=青切符)か刑事処分(=赤切符)いずれかの処分になります。行政処分の場合は反則金、刑事処分の場合は罰金の支払いが言い渡されます。

スピード違反の反則金一覧

一般道では30km/h未満のスピード違反、高速道路では40km/h未満のスピード違反をしてしまった場合に反則金の支払いがあります。

超過速度普通車の反則金
(高速道路)
35km/h以上40km/h未満
35,000円
(高速道路)
30km/h以上35km/h未満
25,000円
25km/h以上30km/h未満18,000円
20 km/h以上25km/h未満15,000円
15km/h以上20km/h未満12,000円
15km/h未満9,000円

スピード違反の罰金額相場

一般道では30km/h以上のスピード違反、高速道路では40km/h以上のスピード違反をしてしまった場合、反則金ではなく罰金が発生します。

行政処分ではなく刑事処分となり、罰金額は裁判によって決定となるため、反則金と違い金額は変動があります。

超過速度罰金額の相場
30km/h以上35km/h未満5万〜6万円
35km/h以上40km/h未満 6万〜7万円
40km/h以上45km/h未満6万〜8万円
45km/h以上50km/h未満7万〜8万円
50km/h以上60km/h未満8万〜9万円
60km/h以上70km/h未満9万〜10万円
70km/h以上80km/h未満10万円
80km/h以上懲役・禁錮

スピード違反の罰金が払えないときは?

刑事処分の「罰金」をお金が足りないなどの理由で支払わないでいると、財産の差し押さえや労役場留置となる場合があります。罰金の納付書が到着してから2週間以内に支払わない場合は、検察庁から支払いの催促がきてしまいます。

略式裁判の判決後、罰金の支払い期限までは約1ヶ月ほどあります。その期間内にお金を貯める、用意するのが基本です。

ただし、罰金額が決定した時点で、罰金がすぐに払えないやむを得ない理由がある場合は、検察官にその旨を伝え、分割や期限の延長ができないかを相談してみましょう。

スピード違反は一発で免許取り消しになる可能性も

©Ichiro/stock.adobe.com

一発免停になる速度のまとめ

最高速度の標識や標示がない一般道90km/h以上
最高速度の標識や標示がない高速道路140km/h以上
最高速度の標識や標示がある一般道や高速道路最高速度+30km/h以上

一般道路は速度超過30km/h以上で一発免停

一般道では30km/h以上50km/h未満の速度超過で6点の違反。一発免停です。

住宅街などでは最高速度が20km/hに制限されていることもあり、その場合は50km/hで走行すると一発免停に。

法定速度だけでなく、最高速度の制限もしっかりと確認しましょう。

高速道路は速度超過40km/h以上で一発免停

高速道路では40km/h以上50km/h未満の速度超過で6点の違反となり、一発免停です。

高速道路の法定速度は100km/hなので、140km/h以上が一発免停となります。ただし、最高速度が80km/hに制限されていることもあり、その場合は60km/h超過で12点の違反。最短でも90日間の免停処分です。

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