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縦列駐車のやり方とコツ|苦手な人向けのアイテムやオプションも

縦列駐車が苦手・慣れていないという人に向けて、やり方やコツを解説します。どうしても苦手という人のために、縦列駐車をサポートするカー用品やメーカーオプションも紹介。

縦列駐車のやり方【基礎】

1.前の車の横に停める

縦列駐車している車のジオラマ
手前の赤い車の真横からスタートしよう
©Free1970/stock.adobe.com

前に停まっている車の横からスタートします。横に1mほど間隔をあけて、前の車と平行に車を停めます。横の車との位置を合わせるには、ドアミラーやBピラーの位置を目安にするとよいでしょう。

コツ:思い切って、運転席を横に並べた位置からスタート!

2.まっすぐバックし、リアバンパーの位置を合わせる

後ろの安全を確認しながらまっすぐバックし、リアバンパーの位置が隣の車と同じ位置にきたら車を停車します。同サイズの車の場合は、自車の運転席が隣の車の運転席と同じ位置にきたときに停車します。

3.ハンドルを左いっぱいに切る→バック

停車したまま、ハンドルを左いっぱいに切ります。その後、右のドアミラーを見ながら、ゆっくりとバックします。後ろに駐車している車の全体がミラーに映ったらそこで停止します。

この時点では、まだ駐車スペースの右角に車のお尻が入った状態です。

コツ:ハンドル操作とバックは別々に!

4.ハンドルをまっすぐに戻す→バック

停車したまま、ハンドルをまっすぐに戻します。その後、ゆっくりバックします。車の左前が、前の車のお尻を通過すればOKです。セダンなど後ろが長い車に乗っている場合は、車の左後ろが歩道の路肩やポールなどにぶつからないか注意しましょう。

コツ:ハンドルがまっすぐになるまで、どれくらい回せばいいかわからない場合は、車を降りてタイヤを確認

5.右の後輪が白線を踏んだあたりで停止

縦列駐車中のジオラマ
右の後輪が白線を踏んだのでストップ
©Free1970/stock.adobe.com

車の後ろが障害物などにぶつからないことがわかったら、右のドアミラーを見ながら、ゆっくりバックを続けます。右の後輪が白線を踏んだあたりで停止してください。

コツ:あとどれくらいバックしても大丈夫か、不安な場合は車を降りて確認すればOK

6.ハンドルを右いっぱいに切る→バック

停車したまま、ハンドルを右いっぱいに切ります。その後、ゆっくりとバックします。 ぶつからないか確認したいのは、車の左前と右後ろ。このまま下がるとぶつかる!という場合は、ギアをドライブに入れて前進しましょう。

コツ:もとの位置に戻る場合は、ハンドルを変に操作しないこと。バックしたときと同じ軌道を進めば、車はぶつからない!

7.枠内に入ったらハンドルをまっすぐに戻す

©Free1970/stock.adobe.com

車全体が駐車枠に入ったら、ハンドルをまっすぐに戻します。全体が枠内に入る前に、車の左後ろが路肩にぶつかってしまいそうなら、5のときに下がりすぎています。再度スタート位置に戻るか、6のときに車を前後に少しずつ調節すると、枠内に入れることができます。

動画で確認したい方はこちら

縦列駐車の教本も参考にしてみよう

縦列駐車から出るとき

前の車との間隔を確認しよう

運転席に座って、前の車のバンバー全体が見えていれば*、十分な間隔が空いています。少ししか見えていない場合は、後ろの車に注意しながら、ゆっくりバックしてください。

*ボンネットの長さや運転席の高さによって見え方が異なります。不安な場合は、車から降りて確認しましょう。

ハンドルを右にいっぱいに切って前進

間隔が十分に取れたら、停車したまま、ハンドルを右いっぱいに切ります。後続車に注意しながら、ゆっくり前進し、駐車スペースを出ましょう。

縦列駐車を簡単に行うコツ

周囲に注意を払って落ち着いて慎重に

街中で縦列駐車をするとなると、歩行者や後続車などの動くものが多く、初心者は落ち着いてハンドル操作を行うことができません。でも、そんなときこそ落ち着いて、ゆっくり丁寧にハンドル操作をおこないましょう。

動きで初心者だということが分かると、大抵の人はこちらの動きに注意してくれます。どうしても無理だというときは、諦めて別の駐車スペースを探すというのも手です。

慣れない人はハンドル操作とバックを別々に

縦列駐車というと、ハンドル操作とバック操作を同時に行うイメージが強いですが、必ずしもそのようにする必要はありません。

慣れないうちはハンドル操作とバック操作を別々に行い、次の手順を確認しながら確実に縦列駐車ができるようにしましょう。

駐車時に同乗者に誘導してもらう

縦列駐車を教習所で始めにならった時のように、ポールなどで寸法を測るのは現実的ではありません。

そんな時は教習所と同じように助手席や、もしくは降車してもらって車のサイドなどから同乗者に誘動をお願いしましょう。

ミラーを活用しよう

縦列駐車をするときは目視だけでなく、サイドミラーやバックミラーを上手に活用しましょう。

バックミラーは後ろの車が見えるように、サイドミラーは後輪が見える位置に調整しておくと、自車と周囲の位置関係が把握できて、縦列駐車がラクになります。

縦列駐車が苦手な人のためのカー用品・オプション

コーナーポール|おすすめ★★☆☆☆

車のフロントバンパーの左角に付けるものです。見えにくい左前をカバーする手軽なアイテムですが、後ろはカバーできないので★は2つ。

バックカメラ|おすすめ★★★☆☆

もはや最近の車の必須オプションとなっているバックカメラ。後方の障害物を確認するためには広角タイプが便利ですが、映像が歪んで距離感がつかみにくいのが難点です。

コーナーセンサー|おすすめ★★★★☆

前後のバンパーに取り付けたセンサーが、障害物までの距離を音や光でお知らせしてくれるものです。取り付けには配線が必要なので、新車購入時にオプションで選択しておくと簡単。

アラウンドビューモニター|おすすめ★★★★☆

日産 デイズのインテリジェントアラウンドビューモニター
日産 デイズのインテリジェントアラウンドビューモニター

バックカメラだけでなく、数箇所のカメラ映像を統合させて、上空から車を見下ろすような映像をリアルタイムで確認できるオプションです。

自分の車の動きと障害物の位置を見ながら駐車できるため、縦列駐車時にも便利。各所のカメラ映像に切り替えることもできます。

自動駐車・駐車アシスト機能|おすすめ★★★★★

駐車したいスペースを指定すると、車がアクセル、ブレーキ、ハンドル操作を行って駐車してくれる機能がすでに実装されています。

駐車アシストとして車が操作手順を案内し、ドライバーがアクセルやハンドルを操作するものや、完全に車におまかせのものなど、機能の範囲はさまざまですが、しだいに後者に統合されていくでしょう。

【まとめ】不安な場合は降りて確認!アラウンドビューがあると安心

縦列駐車の操作は複雑なものではありません。ぶつかるかも?と思ったら車を降りて「あと●cmは下がっても平気だな」と確認すると安心できます。慣れない人は、ハンドル操作とバックを一緒に行わないようにすると、混乱しません。

車を上から見下ろすような視点で確認できる、アラウンドビューカメラとモニターがあると、車の動きと位置を見ながら縦列駐車することができるのでおすすめです。

今後は自動駐車機能の進化・標準化により、縦列駐車が苦手な人でも気軽にお出かけできるようになることを期待しましょう。

ゆかちぃが縦列駐車に挑戦した記事もご覧ください。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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