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いすゞ117クーペの歴史と現在の中古車価格は?【日本の名車】

117クーペの変遷

第1期(1968年 - 1972年)

1968年に発売された初期モデルは、「ハンドメイド・モデル」「ハンドメイド117」と呼称されます。当時としては非常に高価な172万円で販売されていました。

インテリアは、上質な発泡レザートリムやウッドパネルを使用した非常に豪華な造りになっており、エンジンは1,600ccのガソリンエンジンと、国産クーペ初となる1,950ccのディーゼルエンジンを用意していました。

1970年には、日本で初めて電子制御燃料噴射装置を搭載した1,800ccのガソリンエンジンを追加して、ラインナップの充実を図っています。初期モデルは生産工程の大部分を手作業で行っていたため、その生産台数は月間で30~50台、3年間で2,458台しか作られませんでした。

●1971年発表当時のラインナップ

・117クーペ:形式PA90・PA90H1600cc DOHC 120PS
・117クーペEC:(形式PA90E・PA90HE) 1600cc DOHC (ECGI付き) 130PS
・117クーペ1800:(形式PA95S・PA95HS)1800cc SOHC(ターンフロー)115PS
・177クーペ1800N:(形式PA95N・PA95HN)1800cc SOHC(ターンフロー)100PS

第2期(1973年 - 1976年)

1971年にGM(ゼネラルモーターズ)と提携したいすゞは、GMの資金と技術を元に117クーペの量産体制を整えました。

エンジンは1,800ccガソリンエンジンに統一され、エクステリアとインテリアもコストダウンに伴って細部の仕様が変更されています。変更点は以下の通りです。

エクステリアの変更点

●前後パンパーが若干厚みを増した流線型に。
●フロントターンシグナルランプをバンパー上から下に移動、あわせてレンズをアンバー化。
●フロントグリルの横バーが外され、唐獅子のエンブレムを単体でグリル中央に装着。
●フェンダーミラーをクロームメッキの砲弾型から樹脂製の角型に変更。
●リアクォーターパネルに117coupeロゴの入ったリフレクターを装着。
●リアコンビランプが小型のイタリア車風からアメリカ車風の大型・横長タイプに変更、あわせてトランクのキーホール位置を変更。
●リアコンピランブ間のライセンスプレートブラケットをパンパー下に移動。
●タイヤ径が14インチから13インチに変更され、地上高が低くなった。

インテリアの変更点

●XE以外のグレードのメーターパネルを楠製からプレス模様の入った金属製に変更。
●三角窓の開閉をダイヤル式から一般的なものに改めた。
●ステアリングホイールとシフトノブをウッドから軟質樹脂製の物に変更。
●センターコンソールの形状変更、樹脂で一体成型化するとともに、仕上げのレザー貼りを省略。
●トランクオープナーの廃止。

【1973年発表当時のラインナップ】

・117クーペXE (形式PA95E):
1800cc DOHC G180WE,140ps,ECGI,4M/T (それまでのECと共通のDジェトロと呼ばれる電子燃料噴射装置(構成パーツがボッシュ製から国産へと変更)を装着し、歴代117クーペの中で最高出力を発揮。パワーウインド装備。)

・117クーペXG (形式PA95W):
1800cc DOHC G180W,125ps,SUツインキャブ。4M/T

・117クーペXC (形式PA95S):
1800cc SOHC G180SS,115PS,SUツインキャブ。4M/T ベレット1800と共通のエンジンで吸排気が同一方向の設計で「ターンフロー」と呼ばれているモデル。

・117クーペXT (形式PA95N):
1800cc SOHC G180S,100PS,シングルキャブ。4M/T
基本的にはXCに準ずるエンジンだが、圧縮比を落としシングルキャブ化されている. また、タコメーターが装着されていない。レギュラーガソリン仕様。
1973年モデルの初期だけに見られる特徴として、一体型バンパー(以後は3分割バンパーとなる)、「サーベルライン」と呼ばれるピラーモールにハンドメイドモデルと共通の「ヘアライン仕上げ」となったモデルも存在している。

第3期(1977年 - 1981年)

1977年のマイナーチェンジでは、さらなるコストダウンが図られています。具体的には、インテリアにはプラスチックが多用され、後部座席の灰皿も廃止されました。

エクステリアは、ヘッドランプのデザインが角型に変更、小型のチンスポイラー(フロントバンパーの下端につけられるエアロパーツ)も装着され、前後のバンパーがラバーで覆われました。

コストダウンは行われましたが、パワーステアリングの採用やサスペンションの改良、動力性能の向上といった走行性能面での改良を行ったことで、操縦性や乗り心地は向上しています。

最終的に117クーペは10年の間に成熟し、価格に見合った充実性能の車となりました。その後、1981年に後継車種のピアッツアが登場し、117クーペの生産は終了したのです。

117クーペ ジウジアーロカスタム

ジョルジェット・ジウジアーロ自らの手による、カスタム・モデルです。

いすゞ ピアッツア

1981年に117クーペの後継車種として発売されました。デザインは117クーペと同様に、ジョルジェット・ジウジアーロが担当しています。

117クーペは中古で買えるの?その価格は?

117クーペの中古価格相場は、58万円~398万円です。

117クーペは生産台数が少なく、中古での流通数も多くはありません。特に最初期のハンドメイドモデルは生産台数が少ないので、価格もプレミア化しており、入手しづらくなっています。

量産モデルも中古で存在しますが、10年以上にわたって生産されていた車なので、その状態や価格は様々です。117クーペに興味を持った方は、以下のリンクから中古車情報を確認することをおすすめします。

最新「117クーペ」中古車情報!

本日の在庫数 21
平均価格 172.8万円
本体価格 115〜100000万円
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いすゞの歴史についても詳しく知りたい方はこちら

永遠の名車 いすゞ 117クーペ

本車は日本の自動車史を語る上でも、重要な位置にいる車です。特に、そのデザインは唯一無二のものであり、現在の車と比較しても劣らない洗練されたデザインだと言えます。

この車を覚えている人がいる限り、117クーペは日本自動車の一つの到達点として、今後も燦然と輝き続けるでしょう。

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