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【フィアット 500トポリーノ】ローマの休日にも登場!イタリアを席巻した小型車

トポリーノの愛称で呼ばれるフィアット初代500。小さなボディに当時の先端技術が搭載された、フィアットの礎を築いたモデルです。名作映画の劇中でオードリ・ヘップバーンも乗った、初代500の魅力を紐解きます。

フィアット誕生から120年。ニューモデルとヘリテージの共演

フィアット 500 トポリーノ フロント

フロントフェイスはまさにハツカネズミ

フィアット 500 120th タキシード フロント

フィアット 500 120th タキシード

この記事で紹介する初代500、通称「トポリーノ」は、フィアットの誕生120周年を記念し開催された「120 YEARS FIAT GOLDEN HEART」の特別展示車です。イベントではフィアットの歴史を物語るヘリテージ 初代500(トポリーノ)と、最新モデル 500/500C 120th Tuxedo(ワンハンドレッド・トゥウェンティース・タキシード)が共に展示されるという千載一遇のチャンスとなりました。

イベント詳細は以下記事をご覧ください。

スローガンは「陸・海・空」巨大企業フィアットの歴史

フィアット 500 トポリーノ グリルバッジ

トポリーノのグリルに入ったメッキ仕様FIATバッジ

フィアット 500 トポリーノ スペアタイヤ

トポリーノ専用スペアタイヤのスチールホイールにもFIATのロゴ

フィアットの創業は1899年。イタリア・トリノに「トリノ自動車製造会社」の名称で誕生したのが始まりです。1902年にはジョヴァンニ・アニェッリが社長に就任。第一次世界大戦を契機に「陸に・海に・空に」のスローガンのもと経営を軌道に乗せ、自動車のみならず鉄道・船舶・航空機などから保険・銀行まで多角的に事業を展開。巨大コングロマリット(統合企業集団)を築くまでにいたりました。

一時は、石油ショックや度重なる労働争議などにより経営不振となりましたが、グランデプントやニューパンダがヒット。さらに500の新型を発表するなど復活し、2014年にはクライスラーを傘下としたFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)を形成。現在では同社のもと、アルファロメオやジープ、アバルトなどといった人気ブランドも展開する巨大メーカーとして君臨し続けています。

愛された国民車。初代500トポリーノとは

フィアット 500 トポリーノ フロント サイド

丸く傾斜したフォルムがキュートなトポリーノ

フィアット 500 トポリーノ オープンルーフ

ローマの休日では後席に王女が立ち乗り!

初代500のデビューは1936年。当時のフィアット小型車は1.0Lクラスが主流となっていましたが、さらなる小型車市場開拓のため導入されたのが500でした。開発メンバーの中には後のフィアットを支える名デザイナー「ダンテ・ジアコーザ」も名を連ねました。

フィアット 500のデザインは、前後独立フェンダーを持つスタイルとしながら、独特の傾斜と丸みを帯びています。小さいながらもモダンで、縦に丸長としたグリルと高い位置に配置されたヘッドランプの愛嬌ある印象から「トポリーノ(ハツカネズミ)」の愛称で呼ばれることとなります。

トポリーノは、その愛らしいスタイルと比較的安価な価格設定で大ヒット。それまで富裕層向けであった車を大衆層にまで広め、改良を重ねながら1955年にわたるまで愛されるモデルとしてロングセラー車となったのです。

フィアット 500 トポリーノ 内装リア部

定員は2人だがリア部はこんなに広い

その人気を象徴するように、1953年に上映された名作映画「ローマの休日」では、オードリ・ヘップバーン演じる王女が、フィアット 500の運転席後部に乗車し、幌をオープンとしたルーフから立つ姿が話題となりました。

初代 500 トポリーノは1957年、全く異なるコンセプト「FIAT NUOVA 500(ヌォーヴァ チンクエチェント)」として装いも新たに2代目へと進化を遂げています。

初代 500は小型車でも侮れない!独自技術が満載

フィアット 500 トポリーノ リア サイド

幌開放は騒音対策だったという説も

フィアット 500 トポリーノ ステアリング

三角窓も開閉し、機能性が高い

初代 500 トポリーノはコンパクトでありながら、メカニズムは斬新で先進的。かつての大型モデルをスケールダウンさせたものではなく、専用に開発された部分が随所にみられます。

エンジンは569cc 直列4気筒SV(サイドバルブ)をフロントアクスル前方にずらし搭載、前輪の接地性を高めています。さらに4輪ドラムブレーキは油圧式が採用され、サスペンションはフロントがウィッシュボーン・リーフ式独立懸架採用と、当時の小型車では非常に珍しい先進的技術が取り入れられました。最高出力は13.2PSとしながらも、535kgの軽量ボディで最高速度は85kg/hの機敏さを誇りました。

フィアット 500 トポリーノ 前席シート

居住性は高く、前席は足を十分伸ばせるスペースがある

初代 500は、1948年にはエンジン改良がなされた500Bが、1949年にはヘッドランプやフロントマスクが大幅変更となった500Cへとモデルチェンジが実施されます。

初代 500 トポリーノは稀少車。歴史的価値は高い

フィアット 500 トポリーノ スチールホイール

ボディ同色のスチールホイールがGood

フィアット 初代 500は1930年代と非常に古い車であるため、現在流通している個体は1954年式後期型500C ジャルディニエラで、価格は応相談。初期型が流通した場合、歴史的価値から高額となるでしょう。(2019年9月時点)

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本日の在庫数 784
平均価格 114.8万円
本体価格 100〜100000万円
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フィアット 初代 500 トポリーノのスペック詳細

・エンジン:直列4気筒SV(シングルバルブ)
・最高出力:13.2PS
最大トルク:-
・ボディサイズ:全長 3,215mm 全幅 1,275mm 全高 1,377mm ホイールベース 2,000mm
・車両重量:535kg
トランスミッション:4速MT
・駆動方式:FR
・乗車定員:メーカー発表は2人
・新車時車両価格:-

撮影:宇野 智(MOBY)
※2019年9月、FCAジャパンが青山・スパイラルガーデンで開催した、「120YEARS FIAT GOLDEN HEART 」取材会にて撮影

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この記事の執筆者

石黒 真理この執筆者の詳細プロフィール

旧車、ノスタルジックカーを愛する自動車ライター。趣味は読書と、天気のいい日のドライブ。気分転換はたいてい車を運転します。今までの愛車は、マツダ・サバンナRX-7、ルーチェ、シトロエン・エグザンティア、サーブ900などです。...

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