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【日産 プレーリー(PM10)】3列8人乗りを実現!80年代の画期的ミニバン

日産の初代プレーリーのデビューは1982年。当時国内では豪華な仕様のハイソカーブーム真っ只中。ミニバンという言葉もメジャーでない時代に、3列8人乗りを実現したプレーリーの魅力とは?

一時代を確立したミニバンブームはいつから?

日産 プレーリー PM10型 フロント

高いハイトと低床化を実現しているが、セダンの雰囲気も醸すプレーリー

日産 セレナ DAA-HC27型 フロント サイド

現行ロングセラー車セレナの始祖はプレーリー

ミニバン発祥の地とされるのはアメリカ。古くから同国では箱型ボディを持つ車を総称して「バン」と呼んでいました。従来のバンは全長5m以上・全幅2m以上を持つ大型モデルが主流でしたが、80年代に入りサイズを一回り小さくした小型モデルが登場。その結果、区別のため大型モデルをフルサイズバン、小型モデルを「ミニバン」としたことが始まりだと言われています。

日本でミニバンブームが到来するのは90年代から2000年にかけて。バブル経済がはじけゴージャス化・高性能化したセダンに変わり、ファミリー向けにシンプルで居住空間を大容量とし箱型ボディに小さなエンジンルームがあるモデルを各メーカーが次々と発表。そのモデルを総称してミニバンとしたのです。今ではミニバンの範囲は軽自動車や各サイズ(S・M・L・LL)を持つまでに拡大。1つのカテゴリーを確立するまでとなりました。

この記事で紹介する日産 初代 プレーリー PM10型は、その後のミニバンにとってエポックとなるモデル。ロングセラー・ミニバン セレナの始祖にあたる車です。

ハイソカーブームのなか誕生したミニバン・プレーリー

日産 プレーリー PM10型 サイドドア

両面ピラーレスでいかにも乗降しやすそうなプレーリー

日産 プレーリーは、車のトレンドがハイソカー(大型・高性能化したセダン)ブーム真っ只中である1982年にデビュー。まだミニバンというカテゴリーも存在しないなか、オースター JX/スタンザ FXをベースとし「5ドアを持つ一味違った乗用セダン」の位置づけで誕生しました。カテゴライズはセダンであるものの、斬新なアイデアや構造は今ではミニバンで当たり前となっている画期的なものでした。

プレーリーのデザインはシンプルな直線基調。高いハイトと大きなガラスエリアを持ち、両側センターをピラーレス、後席にはスライドドアを採用し、優れた居住性・視界性と今までのモデルにない乗降のしやすさを実現しています。グレードは3列シート・8人乗りとなるJWシリーズ、折り畳み式後席を持つ2列シート・5人乗りのRVシリーズ、固定式後席を採用した2列シート・5人乗りのSSシリーズ、バンタイプ3人/6人乗りのNVシリーズとバリエーション豊か。

この記事内のプレーリーの画像は初代PM10型 3列・8人乗りのグレードJW-G。オプションで2列目シート2名分が回転する回転対座シートも選択可能でした。

ミニバンの先駆車・プレーリーには4WDも

日産 プレーリー PM10型 サイドドア

リアドアはスライド式とし、現在のミニバンの礎となる技術が満載

初代プレーリーのエンジンには、当初は1.5L 直列4気筒SOHCとなるE15S型と、1.8L 直列4気筒SOHCとなるCA18S型がラインナップ。駆動方式はFF、サスペンションはフロントがストラット、リアをトレーリングアームとしたことで、今までにない超低床化を実現。最高出力はE15S型が85PS、CA18S型が100PSを達成しました。ちなみに画像のプレーリー JW-Gには、1.8LのCA18S型が搭載されています。

1985年1月、プレーリーはマイナーチェンジを実施。フロントグリルの変更やリアクォーターウィンドウのデザインが変更され、ボディの剛性向上が図られます。さらに同年9月、エンジンは2.0L 直列4気筒SOHCのCA20S型を搭載し、リアサスをリバースAアーム・ストラット式としたパートタイム4WDが追加。最高出力は110PSとしました。

斬新・画期的アイデアでミニバンの道しるべを築いた初代プレーリーは、1988年に2代目プレーリー誕生にともない販売を終了しています。

初代プレーリーは流通は少な目。出回れば歴史的価値あり!

日産 プレーリー PM10型 シート

3列シート・8人乗りでさらに2列目シートの2人分は回転対座シートも選択可能

現在、初代プレーリーは80年代の車ということもあり、残念ながら流通していません。参考として2代目プレーリーの中古車価格は30万~50万円となっているため、初代が流通したとすれば歴史的価値からもその価格を上回ってくるのでは、と推測します。(2019年9月時点)

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日産 初代 プレーリー(PM10型)のスペック詳細

下記のスペックは初代プレーリーのグレード JW-Gとしています。

・エンジン:直列4気筒SOHC(CA18S型)
・最高出力:100PS/5,600rpm
最大トルク:15.2kg・m/2,800rpm
・ボディサイズ:全長 4,090mm 全幅 1,655mm 全高 1,600mm ホイールベース 2,510mm
・車両重量:1,030kg
トランスミッション:5速MT/3速AT
・駆動方式:FF
・乗車定員:8人
・新車時車両価格:-

撮影:宇野 智(MOBY)
※2019年6月、日産自動車がメディア向けに開催した、神奈川県座間市にある「日産ヘリテージコレクション」の取材会にて撮影

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この記事の執筆者

石黒 真理この執筆者の詳細プロフィール

旧車、ノスタルジックカーを愛する自動車ライター。趣味は読書と、天気のいい日のドライブ。気分転換はたいてい車を運転します。今までの愛車は、マツダ・サバンナRX-7、ルーチェ、シトロエン・エグザンティア、サーブ900などです。...

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