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【スバル フォレスター X-BREAK 試乗】5つのポイント。そのひとつは「3つの“安”」

【MOBY編集部ロングドライブ試乗レポート #24】スバル フォレスター X-BREAKに乗って、SUBARU独自の技術を再チェックしてきました。まだあまりSUBARUを知らない方にもわかりやすくお伝えする試乗記をお届けします。

今回はスバルの人気SUVに試乗

今回の試乗車は、


ブランド・ロゴのエンブレムは「六連星(むつらぼし)」、文字通りの6つの星が描かれる。肉眼で6つの星が見えるのは牡牛座のプレアデス星団、和名では「昴(すばる)」と呼ばれる天体。SUBARUは旧社名、富士重工業が旧中島飛行機系の5社を吸収合併、「統べる(すべる)」ことに由来する。エンブレムの最も大きな星が富士重工業、小さな5社が結集したことをデザインしている。

スバル、

フォレスター X-BREAK です。

そもそも、フォレスターとは?

フォレスターはスバルのミドルクラスSUV。現行モデルは2018年6月にフルモデルチェンジ、5代目となりました。5代目からは「e-BOXER」という名を持つハイブリッドがデビュー。今回の試乗車は、2.5Lガソリンエンジンモデル。プラットフォームは現行インプレッサに導入された「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバル・グローバル・プラットフォーム)」。

スバルは全モデル(OEM車除く)に水平対向エンジンを搭載。四輪駆動車は「シンメトリカルAWD」と呼ばれるエンジン、トランスミッションといったパワートレインを左右対称に配置する走行安定性の高い構造を有することが特長。現在の自動車メーカーで水平対向エンジンを市販車に搭載するのはスバルとポルシェのみ。

フォレスター X-BREAKのボディサイズは以下の通り。

全長:4,625mm
全幅:1,815mm
全高:1,730mm(他のグレードは1,715mm)
ホイールベース:2,670mm
車両重量:1,520kg

フォレスター X-BREAKの試乗では、都心から千葉県は房総半島と富士山麓を走行。市街地、高速道路、山岳路と多彩な道路状況をたっぷりとドライブしてフォレスターの実力をチェック。そのポイントを5つにまとめてお届けします。

① 水平対向エンジン

エンジンルームは他のクルマにはない構造となっています。エンジン上部に4本の足がカニのように伸びているのは、左右2つずつの気筒に分かれた水平対向エンジンの証。

フォレスター X-BREAKのエンジンスペックは以下の通り。

2.5L水平対向4気筒DOHC16バルブ直噴(NA/自然吸気)
最高出力:136kW(184ps)/5,800rpm
最大トルク:239N・m(24.4kgf・m)/4,400rpm

水平対向エンジンではないクルマのエンジンの気筒は、地面に対して基本的に垂直に位置します。しかし(V型エンジンを除く)水平対向エンジンは、地面に対して水平になるため、高さが抑えられ重心が低くなり、エンジンの上部のスペースに余裕が生まれています。

重心が低い水平対向エンジンは、背の高いSUVの走行安定性に大きく貢献。クルマの構造物の中で最も重たいエンジンが低い位置にあることは、カーブを曲がるときの安定性、高速巡航の直進安定性にプラスです。

② シンメトリカルAWD

水平対向エンジンは車両の中心線に沿って左右対称に位置することができます。トランスミッション、ドライブシャフト、タイヤも左右対称=シンメトリーに配置することで、完全なバランスを取ることができます。


SUBARU広報画像

さらに、4つの車輪を1つずつ制御するシステムを導入して、どんな路面でも対応できるようにしたのがSUBARUの「シンメトリカルAWD」です。

車体を下から覗くと ↓ こんな感じです。

③ アイサイト

SUBARUの先進安全予防技術「アイサイト」は同社独自のステレオカメラとミリ波レーダーで、事故防止に大きく貢献。


SUBARU広報画像

衝突回避、万が一の衝突時の衝撃軽減といった予防安全技術に加え、ハンドル操作の支援も行ってくれます。(ハンドルから手を離すことはできません)ドライバーは前方および周囲の安全確認に注力できます。運転の疲れを軽減できることも安全な運転に繋がりますね。


運転席から見たステレオカメラの裏側

④ ゆとりの室内とラゲッジルーム

ドアを開けた瞬間から、「あ、広い!」と感じさせてくれます。画像だけでは伝わりにくいですが、空間の広さをご覧ください。

後席もゆとりある空間。

ラゲッジルームも広い

アウトドア道具、スポーツ用品をガンガン詰める余裕の広さ。X-BREAKは撥水加工のフロアになっています。

ラゲッジルーム内には至るところにフックがありました。広い荷室内で荷物が走行中に動いてしまう不快感とおさらばできます。

⑤ 3つの「安」。安心・安全・安定

スバルは「0次安全」ということばを用いて、運転席に座った瞬間、エンジンを掛ける前から始まる安全に力を入れています。運転席からの視界の良さはその代表。また「SUBARUの総合安全」と称して、この0次安全の他、走行安全、衝突安全、予防安全をスバル独自の総合安全思想を打ち出しています。

この「安全」と、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの「安定」した走りは、ドライバーと同乗者に「安心」をもたらす…これは、フォレスターのロングドライブを通じて体感することができました。

フォレスター X-BREAKに乗った感想とSUBARUへの期待

都会的なワイルドさを感じさせるデザインのフォレスター X-BREAK。エクステリアの随所に赤の差し色がおしゃれ。SUVの躍動的な印象を強めてくれる気がする良きポイント。


X-BREAKは、メタリックの17インチアルミホイールを履く。白のボディに赤のアクセント、ダークグレーのホイールで足元が引き締まるなかなかの配色。

山道の走りは、他のSUVでは味わえない安定した走行感覚。雪が深い山間地に住む人は、一度スバルに乗ったら他の車には乗り換えられないという人がいるとか。これは納得。

2.5Lという令和時代には大きめの排気量ですが、燃費はそこまで悪くありませんでした。高速道路で渋滞にハマって12~14km/L、巡航できれば15~18km/L、市街地では8~9km/L。都心部で7~8km/L。走行条件によっては、カタログ燃費よりも良い数値が出せます。

SUBARUさんに期待したいのが、6速でも良いのでステップATを搭載して欲しいということ。7速のマニュアルモード付きではありますが、CVTでは2.5Lエンジンと比較的大きい排気量と重たいSUVにはちょっと辛いかと。停止状態からのスタート時、高速道路巡航時での加速はCVTの鈍さが……普通に流して走行する分には快適ですが。

高い安全性と、安定性は折り紙付き。これに走りの愉しさが加わればさらに多くのファンを獲得できるのはないかと感じました。


フォレスターの試乗では、小湊鉄道の取材も行ないました。このレポートは下記からご覧ください。

今はまだ残暑厳しい時期ですが、真冬のフォレスターの試乗レポートもあわせてご覧ください。

撮影・文:MOBY編集部 宇野 智

この記事の執筆者

宇野 智(MOBY)この執筆者の詳細プロフィール

MOBY編集長。小学生時代の休日は自転車でディーラーを回る「カタログ少年」TVより諸元表を見ながらの食事を好んでいた。クルマの他、鉄道、航空機、船舶も愛する。...

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