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【日産 スカイライン GTS-t type M】スポーツへの回帰を果たした8代目の名車

1989年デビューの8代目スカイラインは、大型化・高級志向であった先代から本来のスポーティなツーリングカーへと回帰を果たしたモデル。グリルレス・ナローボディ8代目スカイラインのなかでも名車と呼ばれるGTS-t タイプMは通の選ぶ1台と言われます。その魅力とは?復活したGT-Rについても。

8代目スカイライン誕生年は名車が勢揃い!その理由は?

日産 スカイライン GTS-t タイプM フロント

角をそぎ落とし、極力シンプルとしたナローボディのR32型。

8代目スカイライン R32型が誕生したのは1989年。同時期に誕生したモデルには、性能の高さやスタイリングの良さなどから現在でも名車と呼ばれる車が数多く誕生しています。フェアレディZ Z32型・インフィニティ Q45・セルシオ・レガシー・ユーノスロードスター・NSXなど、各メーカーの歴史あるモデルや気鋭モデルが勢揃い。

そんなモデルが集中して誕生した理由として、日本が85年のプラザ合意による円高・株価高騰を受け金余り状態、メーカーは潤沢な開発費用を新型モデルに注ぎ込めたことがあげられます。また、確立しつつあった日本車のレベルをもうワンランクアップさせる熱も忘れることはできません。

そんななか当時の日産では、1990年代に向け技術世界一を目指すスローガンのもと「901運動」が始動。社内ではプロジェクト901と呼ばれ、車のエンジン・シャシー・サスペンション・デザイン・ハンドリングを始めとする技術開発をいっそう推進させる取り組みが実施されました。そのプロジェクト901の対象車種となったのがスカイラインR32型・フェアレディZ Z32型・インフィニティ Q45・プリメーラ P10型だったのです。

現在でもプロジェクト901の名のもと誕生したこれらのモデルは、日産の名車・ヘリテージとして高い評価を得ています。

原点回帰!バランス抜群で高評価スカイライン GTS-t タイプMとは

日産 スカイライン GTS-t タイプM フロント サイド

リアオーバーハングも縮小。スポーツへの回帰を図った。

8代目スカイラインR32型は1989年のデビュー。先代モデルR31型が時代の流れに沿って大型化・ハイソカーを目指したのに対し、もう一度スポーティ・ツーリングカーであるスカイラインの原点に戻ろうとの決断により開発が進められました。

決断どおりリアオーバーハングは先代より130mmも切り詰め小型化、車高も15mm低くしスポーティに。エッジの効いた先代の鋭角的なスタイリングは、鋭さを残しつつも角のとれたシンプルな印象に変貌。グリルレスで過度な装飾をそぎ落としたナローボディ(幅が狭くすっきりとした形状のボディデザイン)に仕上げられ、高評価を得たのです。

なかでも5ナンバーサイズに収めつつ、スポーツ仕様のターボ搭載車「GTS-t」は、過度のエアロは一切無いにも関わらずいざ走れば誰もがそのスポーツ性能を楽しむことができるとして人気に。今でも往年のスカイラインファンからはバランスの取れたスポーツとして一目置かれる存在です。ボディデザインには2ドアのほか4ドアや、16インチホイールにブレーキキャリパー装備の「タイプM」がラインナップされました。

GTS-t タイプMは新設計の先進技術が随所に

日産 スカイライン GTS-t タイプM フロント サイド

ピラードハードトップでスタイリングが美しい。

日産 スカイライン GTS-t タイプM リア

歴代モデルで唯一となった全車種丸目4灯としたリアランプのR32型。

8代目スカイライン R32型にはプロジェクト901のもと、新設計の先進技術が随所に取り入れられています。サスペンションは先代から変更がかけられ、4輪がマルチリンク式を採用し路面追従性を高め、グレードによってはブレーキにベンチレーテッドを採用。4WDモデルにはSUPER HICAS(電子制御式後輪アクティブ操舵システム)やATTESA ET-S(電子制御式前後トルク配分制御システム)が搭載されることにより、安全性・安定性を向上させています。

GTS-t タイプMは、サスペンションは前述どおり4輪で独立懸架マルチリンク式を採用。駆動方式はFRとし、エンジンには2.0L 直列6気筒DOHCターボとなるRB20DET型が採用され、最高出力は215PSを達成しました。

R32型で16年ぶりに復活となったファン待望のGT-Rは、駆動方式は4WD。エンジンには2.6L 直列6気筒DOHCツインターボとなるRB26DETT型で、最高出力は280PSを達成します。しかし、通の間ではGT-Rには及ばないものの、通常グレードでありながら十分楽しめるのがGTS-tだとして、高い評価を受けたのです。

8代目スカイラインは流通量多め!GTS-t タイプMの価格は?

日産 スカイライン GTS-t タイプM リア サイド

スカイライン GTS-tとtype-Mの違いは主にホイールのインチ数の差となる。

日産 スカイライン GTS-t タイプM 内装

ステアリングは本革巻き3本スポークでシートはホールド性を重視している。

8代目スカイライン R32型は一部を除き国内販売車だったことや旧車といえネオクラシック(80年から90年代に製造された車)に分類されるため、以前は流通する数も多かったのですが、近年海外での人気の高さと25年ルール(製造から25年を経過した車は輸入制限を緩和するルール)により、北米中心に流出していきその数は減ってきています。

ちなみに現在はGT-R以外のR32型で21万~278万円となり、GT-Rでは238万~1,000万円となっており、限定車・フル装備車・ターボ車などが高価格となっているようです。

GTS-t タイプMに限定すると、価格は100万~250万円。レストア具合・状態により価格に差がありますが、概ね高価格で人気の高さが伺えます。(2019年7月時点)

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平均価格 213.2万円
本体価格 100〜100000万円
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日産 スカイライン GTS-tのスペック表

エンジン直列6気筒DOHCターボ
最高出力215PS/6,400rpn
最大トルク27.0kg・m/3,200rpm
ボディサイズ全長:4,530~4,580mm
全幅:1,695mm
全高:1,325~1,340mm
ホイールベース:2,615mm
車両重量1,320~1,360kg
トランスミッション5速MT
4速AT
駆動方式FR
乗車定員5人
新車時車両価格-

撮影:宇野 智(MOBY)
※2019年6月、日産自動車がメディア向けに開催した、神奈川県座間市にある「日産ヘリテージコレクション」の取材会にて撮影

この記事の執筆者

石黒 真理この執筆者の詳細プロフィール

旧車、ノスタルジックカーを愛する自動車ライター。趣味は読書と、天気のいい日のドライブ。気分転換はたいてい車を運転します。今までの愛車は、マツダ・サバンナRX-7、ルーチェ、シトロエン・エグザンティア、サーブ900などです。...

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