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「DNGA」とは? ダイハツの新型車に続々採用へ

DNGAはダイハツの軽自動車とコンパクトカーのつくり方を統一するための方針。DNGAの取り組みや、それに基づいた次世代プラットフォームやパワートレインなどを解説。採用される新型車情報も。

DNGAとは? トヨタ「TNGA」のダイハツ版

ダイハツ タント 2019

DNGAに基づいて設計された新プラットフォーム

「DNGA」とは、「ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」の略称。読み方は「ディー・エヌ・ジー・エー」です。DNGAは、ダイハツおよびトヨタが生産する小型車の車づくり全体における新しい方針です。トヨタが2018年から展開している「TNGA」を基礎とし、今後10年先にわたるトヨタ・ダイハツグループの軽自動車と小型車の基本性能をより高い水準に引き上げるための手段となります。

ポイントとなるのは、軽自動車からBセグメントまでの普通車が同一の方法でつくられるようになることです。それにより軽自動車と普通車の性能差は、ほぼボディサイズとエンジン排気量のみになります。生産コストを抑えながらも性能が引き上げられるため、これまでの軽自動車に対する概念が変わるほどの性能向上が期待できます。

DNGAでなにが変わる?

軽自動車とコンパクトカーが一括規格開発に

軽自動車とコンパクトカーを分け隔てることなく、共通設計の小型車として、ひとくくりに開発されます。基本性能が底上げされた軽自動車をベースに、スケールアップすることでコンパクトカーに対応。それにより、コストパフォーマンの高い小型車を効率よく開発することができるようになります。

低コスト&高パフォーマンスの車作りが可能に

最新技術を用いることで「車両の進化」「パワートレーンの進化」「先進安全の進化」を推進。現状の性能に対し、1クラス上の基本性能にまで引き上げることをコストアップすることなく達成する、合理的な車づくりを目指します。そのために、シャシーフレームをはじめ、サスペンションパワートレインからシートにいたるまで、あらゆる部分が刷新されます。

車の将来を見越した設計を視野に

近い未来に実現するであろう、新しい車の概念「CASE(ケース)」に対応した車づくりを設計に織り込んでいます。「CASE」とは、「Connected(車両情報通信)」「Autonomous(自動運転)」「Shared& Services(カーシェアや月額利用サービスなど)」「Electric(電気自動車)」の頭文字を取った略語であり、DNGAは将来を見越した車づくりがなされています。

DNGA導入第一弾はダイハツ タント

ダイハツ タント 2019

先行公開されたダイハツ新型タント

DNGAにもとづいてつくられる第1号車は、新型ダイハツ タント。DNGAの技術により、エンジン・シャシー・燃費・安全すべての性能が、従来の軽自動車を大きく上回るように設計されています。

運転席は最大540mmものスライド量により、車内の自由な移動が可能に。また、軽自動車初採用となるパワースライドドアのウェルカムオープン機能も搭載し、さらに利便性が向上しています。

DNGAの導入による部品共有化と生産効率の向上は、新型車の投入ペースを早めることが可能です。ダイハツでは2019年内にDNGA車第二弾を販売予定。さらに、今後はモデル数と生産台数の拡大を予定しています。

新型ダイハツ タントに導入されるDNGA技術

複数点火エンジン&新開発D-CVT

エンジンは新型インジェクションシステムを採用し、燃焼状態を改善しつつ、日本初となるマルチスパーク点火により効率よく燃焼させることに成功。現段階ではハイブリッドシステムや直噴エンジンなどで、安直に性能を上げるようなことはせず、既存機構のまま性能を向上させることでコストアップを最小限に抑えています。

組み合わされるトランスミッションは、世界初となる新機構を組み込んだCVT。ベルト駆動出力とギア駆動出力を、遊星ギアを用いて合成することで、伝達効率と変速比幅を向上させたD-CVT(デュアルモードCVT)を採用します。

それらの改善により加速性能は従来比15%向上し、常用エンジン回転数が下がる結果、静粛性の向上にも貢献。燃費性能は60km/h走行で従来比約12%、100km/h走行で19%改善され、環境性能は世界トップの5つ星を獲得します。

80kgの軽量化に成功!

シャシーの骨格をスムースに結合させることで、入力を骨格全体でしっかり受け止め、サスペンションの応答性を向上させつつ、振動を低減させることに成功しています。ハイテンション鋼の使用や薄板化でボディシェル重量を10%軽量化しながらも、曲げ剛性は約30%向上。全体では80kgもの軽量化(※)を果たすうえ、新型サスペンション、新型シートを採用し、乗り心地も大きく改善しています。

※安全装備等の拡充が行われているため、完成車状態では40kgの軽量化となります。

最新の予防安全「スマートアシスト」

スマートアシスト」は、新型ステレオカメラの特性を最大限に活かし、トヨタ上位車種に搭載される予防安全装備と同等の性能を確保します。なかでも、軽自動車として初搭載される「スマートパノラマパーキングアシスト」は、車両を上から見下ろす視点で俯瞰できるパノラマモニターに「駐車枠自動検出機能」「自動操舵機能」「ペダルとシフト操作ガイダンス機能」を追加することで、車が駐車操作をサポートする最新機能です。

新型ダイハツ タントに搭載される安全装備一覧

・車線逸脱抑制制御
・全車速追従機能付ACC
・LKC(車線維持支援機能)
・ADB(アダプティブドライビングビーム)
・標識認識
・ブレーキ制御付誤発進抑制
・サイドビューランプ
・スマートパノラマパーキングアシスト

新型ダイハツ タントについてはこちら

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