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Bピラーとは? ピラーレスの安全性は大丈夫なのか

車のボディを構成する柱であるピラー。そのなかでもBピラーは、主にボディ側面中央に位置し、衝突安全性能やボディ剛性に寄与します。しかし、利便性をもとめてBピラーを廃した車や、変則的なBピラーを持つ車も存在します。

ビラーとは車の柱のこと

車の「ピラー」とは、ボディフロアからルーフを支える柱のことです。乗員を外部の衝撃から保護し、走行時に路面から加わる力を受け止めるには、強靭な柱を持った立方体である必要があるため、車の側面には2〜4本のピラーが配置さています。それぞれのピラーには、前からAピラー・Bピラー・Cピラー・Dピラーというようにアルファベット順に名称がつけられます。

なかでもボディ側面の中央にあるBピラーは、センターピラーとも呼ばれ、車にとって剛性確保に重要な役割を果たす箇所。ボディを構成するだけではなく、車の乗り心地や、側面衝突安全性にも大きな影響をおよぼす大黒柱といってもよいでしょう。

Bピラーの役割

ボディ側面の大きなドア開口部を支えるBピラーは、車の安全性や乗り心地、快適性能や走行性能に多大な影響を及ぼします。ドアやシートベルトを強固に保持しながら、側面衝突時は衝突のエネルギーを吸収しつつ乗員をしっかりと保護できる高い安全強度が必要です。

また、走行中のボディに加わる全方位からの応力受け止める耐える剛性と、サスペンションをしっかりと動かすための土台となるボディ剛性を確保しなければなりません。実際の走行中は、車体をねじるような力が大きく加わるため、Bピラーの形状や太さ、取付剛性が乗り心地や走行性能に大きく影響します。

Bピラーが太く強靭であるほど安全で優れた走行性能を得ることができるものの、過度に強固なピラーは重量増の元となり、かえって走行性能は低下します。また、Bピラーだけを強固にすると、他の部分がゆがむといった症状が出てしまうためバランスが肝心。現在のモノコックボディは車全体で強度を出すような設計がなされています。

センターピラーレスと安全性

Bピラーをなくすことで利便性を向上させている3代目ダイハツ タント

車体中央に存在するべきBピラーが無い車が存在します。Bピラーは車にとって重要な部位ではあるものの、乗り降りするには非常に邪魔です。乗り降りや荷物の積み下ろしを便利にするために、ピラーレスを取り払った車も存在します。

2代目と3代目ダイハツ タントや、ホンダ N-VANなどは、利便性を追求し、乗り降りの多い助手席側のBピラーがないセンターピラーレスを採用した車。不足するボディ強度は、フロア回りの補強とドアロックの追加したうえで、ドア内部に高強度鋼材の補強を加えることで、ピラー構造の車と同等の安全性を確保しています。

変則Bピラーの変わった車

タクシー客へ配慮のため、拡大された左後席ドアを持つ日産 クルー

利便性を考慮してBピラーを廃した車もあります。タクシーによく用いられる日産 クルーは、後席の乗降性を優先するために、助手席側のBピラーの位置を約50mm前方に配置にしている変則Bピラーのセダン

また、プジョー 1007やトヨタ ポルテのような一枚のスライドドアで前後席の乗り降りを可能にするタイプや、マツダ RX-8のように観音開きドアも通常の車に比べ広い開口面積を持つ変則Bピラーといえるでしょう。いずれの車もドア内部に補強を追加し、十分な側方からの衝突安全性を確保しています。

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