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【フィアット 600】トポリーノの後継車はRR採用の画期的モデル

フィアット 600/600Dは、500(トポリーノ)の後継車としてデビューしたコンパクトカー。ダンテジアコーザの手により画期的なRRレイアウトが採用されています。フィアット 600の持つ魅力とはなにか、詳細を解説します。

イタリアのトップカーメーカー「フィアット」の歴史

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

猫のひげを連想させるフロントグリル。

イタリア・トリノに拠点を置くフィアットの創業は1899年。ジョヴァンニ・アニエッリを中心とする実業家グループにより設立されました。

第一世界大戦では軍需製品の製造で巨大企業に成長。車にとどまらず、電車・航空機・トラクター・ディーゼルエンジンにいたるまで生産するコンツェルン(巨大複合企業)を形成します。

大戦後はミッレミリアなどレースにも積極的に参戦し知名度を広め、また大衆車である通称トポリーノと呼ばれた500を発表し大ヒットを飛ばすなど、イタリア最大のカーメーカーとしての地位を確立させるのです。

現在、フィアットはクライスラーとともに「FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)」を形成。トヨタ・フォルクスワーゲン・ルノー・GMに次ぐほどの企業となっています。

フィアットはフィアット独自モデルのほかにも、アルファロメオやジープ、アバルトなど世界中に愛好家を持つ著名ブランドを展開することでも有名です。

トポリーノの後継車として誕生したフィアット 600

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

600初期型の場合、ウィンカーはフロントフェンダー上となる。600Dはフェンダーサイドに移動。ちいさい!

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

後ろヒンジ前開きのドアは思いのほか乗降しやすい。

フィアット 600は、大ヒットを飛ばした500に目新しさがなくなったのをうけ、後継モデルとして1955年にデビュー。デザインを担当したのはトポリーノ同様、フィアットのカーデザイナーであったダンテ・ジアコーザです。

斬新的な発想と理念をもつ彼は、車体にモノコックボディを採用。コンパクトながら4シーターを確保するため、駆動方式に後方エンジン・後輪駆動となるRRレイアウトとし、トポリーノより短い全長ながらスペースの拡大を図りました。

フィアット 600は、当時の価格を59万リラ(日本円で約34万円)とし大ヒット。1969年にいたるまで約260万台を生産するモデルとなったのです。

バリエーションには初代600の他に、小型ワンボックス型となるムルティプラ、モデルチェンジ後の600Dが存在します。

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

計器類も統一感がある丸形。

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

後方エンジン・後輪駆動はスペース確保のための発想だった。

フィアット 600は、1960年に600Dにモデルチェンジを実施。1964年にはそれまで後ろヒンジ前開きだったドア開閉を、前ヒンジ後ろ開きへと変更がされました。

画期的アイデア満載のパワートレイン

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

フィアット 600のエンブレムがお洒落で可愛い。

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

バンパー・ナンバー灯もメッキ仕上げで統一。

フィアット 600はコンパクトカーでありながら、画期的アイデアが満載された車です。

先見性のあるモノコックボディに、スペースを有効に使用するためのRRレイアウトは斬新な発想。サスペンションは前をスプリングにスタビライザーを兼ねる工夫を施した横置きリーフリジット、後ろをコイルスプリングとなるスイングアクスルとすることで、シンプルでありながら低価格におさえることができ、操作性にも優れていました。

エンジンは、初代の600が排気量633cc 直列4気筒OHVとし、最高出力は19hp。車重の軽さなどから最高速度は100km/hを達成しました。1960年にリファインされた600Dでは、排気量が767ccにアップし最高出力は29hp、最高速度は110km/hとしています。

フィアット 600の相場価格は稀少のため高め

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

丸目ランプと3本ラインが猫みたいで愛らしい。

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

オートモビルカウンシル2019に600Dを出展したワールドヴィンテージカーズ。

フィアット 600は稀少であるため、出回る場合も250万を超えるケースが多いようです。

オートモビルカウンシル2019に出展された個体は1962年製の600Dとなり、価格は287万円となっています。

フィアット 600D オートモビルカウンシル2019

フィアット 600について解説も展示された。

斬新なコンパクトカー フィアット 600の成功は、1967年全く新しくなった2代目500いわゆるチンクエチェントに生かされることとなります。

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本日の在庫数 43
平均価格 611.7万円
本体価格 134〜100000万円
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フィアット 600のスペック表

エンジン直列4気筒OHV
最高出力600:-[19HP]-
600D:-[29HP]-
最大トルク-
ボディサイズ(*600のサイズ)
全長:3,280mm
全幅:1,380mm
全高:1,400mm
ホイールベース:-
車両重量-
トランスミッション4速MT
駆動方式RR
乗車定員4人
新車車両価格-

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