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【保存版】スーパーフォーミュラとは?勝敗の決め方と見どころ|2019年開催スケジュール

国内最高峰のフォーミュラレース「スーパーフォーミュラ」について解説!競技内容・ルール・勝敗の決め方・車両レギュレーションから、見どころまでわかりやすくまとめました。2019年の開催スケジュールもあわせてご覧ください!

「スーパーフォーミュラ」とは?

スーパーフォーミュラとは、日本でのみ開催されるモーターレースの1つです。フォーミュラカー(★)を使用したレース(フォーミュラレース)としては、日本国内最高峰に位置づけられます。世界的に有名な「F1(フォーミュラ1)」と比べると規模は小さいものの、使用できる車両やエンジンの性能はF1に近い特徴があり、エンジニアやドライバーの純粋な技量がぶつかり合うレース内容はハイレベルなものです。
★車輪とドライバーがむき出しになっている、という”決まり(英:フォーミュラ)”に則ったレーシングカーのこと。

スーパーフォーミュラは、元F1ドライバーや現役のWEC(世界耐久選手権)・GTドライバーなどの猛者たちが出場する祭典となっており、一部のコーナーではF1をも上回る速さが計測されたこともありました。国独自のレースカテゴリーという点では、アメリカの「インディカー・シリーズ」と比較されるほどです。

スーパーフォーミュラのルール

代表的なルール抜粋

【必要ライセンス】
 国際B以上のライセンス以上

【1大会に使用可能なタイヤ本数】
 ドライ :最大6セット(前輪12本/後輪12本)
 ウェット:最大4セット(前輪8本/後輪8本)
 ※ウェットタイヤは競技長の宣言がなければ使用できません。

【ピットロードにおけるルール】
 制限速度:60km/h以下
 チームクルー:最大6名(タイヤ交換3名・車両誘導/給油要員/消火器要員に各1名ずつ)
 バックギアの使用禁止

【ペナルティ対象】
 ・反則スタート
 ・意図的な他ドライバーへの接触行為
 ・ピットレーンの速度制限違反
 ・ピット作業違反
  など

勝敗の決め方

スーパーフォーミュラは、どの大会でも1日目に公式予選を経て、2日目に決勝戦が行われるスケジュールです。予選はF1でも導入されているノックアウト方式(★)が採用され、Q1・Q2・Q3の順にラウンドが進み、Q3走行で決定した上位8台が決勝に参加します。
★途中のラウンドで一定の順位になれなかったものはノックアウト(敗退)となり、残った者が次のラウンドに進む方式。

選手権は鈴鹿サーキットや富士スピードウェイなど、日本各地のサーキットをまわり、開催回数は年間で計7回。予選と決勝結果に対し、選手権のポイントが与えられ、ドライバーおよびチーム間でチャンピオンシップを競うことになります。

スーパーフォーミュラの車両レギュレーション

スーパーフォーミュラ

2019年から導入された車両「SF19」

シャシー(車両)

レースで使用するシャシー(車両)は、全高960mm未満・全幅1,905mm未満・重量660kg未満などのさまざまな条件があり、これらの規定に違反しないよう、JAF(日本自動車連盟)が認めたメーカーが製造するものを一斉に使用することになっています。「いかなる物質もレース中車両に追加してはならない」とレギュレーションに明文化されているので、カスタムの余地はありません。

現在、スーパーフォーミュラのシャシーを担当するのは、イタリアのレーシングカー製造メーカー・ダラーラ。軽量で運動性能が高い「SF」シリーズを手がけています。

タイヤ

タイヤは、横浜タイヤが供給するレーシングタイヤ「ADVAN」を装着します。ホイールのサイズは決められており、それ以外のタイヤを履くことは認められていません。

2018年大会から「タイヤ2スペック制」が導入され、予選Q1はミディアムタイヤ(★1)のみ、Q2・Q3はソフトタイヤ(★2)のみ使用可能というルールに。決勝では、ソフトとミディアムを一度ずつ使用する義務がありますが、スタート時のタイヤは任意に選ぶことができます。
★1:グリップと耐久性のバランスがとられているタイプ
★2:グリップ力が高くタイムが出やすいが、摩耗が早いタイプ

エンジン

車両に搭載するエンジンは、排気量が2リッターの直列4気筒直噴ターボエンジンのみ認められています。また、4大会連続で同じエンジンを使用しなくてはならず、チューンナップは一切してはならない、という制約があります。

トヨタとホンダがそれぞれ規定を満たすエンジンをレースに供給しており、最大出力は550PSを発揮します。

スーパーフォーミュラの見どころ

オーバーテイクシステム

オーバーテイク(追い抜き)システムは、ドライバーが勝負を仕掛ける瞬間のサポートを行う、スーパーフォーミュラ独自のシステムです。ステアリングに付属するボタンを押すと燃料流量が20秒間増加し、エンジン出力が50馬力程度アップさせることが可能です。

オーバーテイクシステムの作動中はロールバーのLEDランプが点滅し、ライバルとなるドライバーや観客が勝負どころをすぐに理解できる仕組み。ボタンを押してから5秒後に発動するため、仕掛けられた側はオーバーテイクの直前までシステムの発動がわからないようになっています。

いつどのようなタイミングで、誰がシステムを発動させるのか?といったドライバー同士の駆け引きを視覚的に楽しめる、スーパーフォーミュラの見どころの1つです。

2019年から導入の新シャシー"SF19"

スーパーフォーミュラの2019年最大の見どころは、ダラーラ製の新型シャシー“SF19”の導入です。

従来の"SF14"は、軽量かつ高い運動性能が特徴の“クイック&ライト”をコンセプトとしており、F1に匹敵するコーナリングスピードを実現。SF19は、エアロダイナミクスの見直しやフロントタイヤ径の拡大、さらにF1と同じ頭部保護デバイス「ハロ」を導入するなど、SF14の性能の延長に先進性を加えることで注目を集めています。

2014年から2018年まで使用されたSF14のノウハウがリセットされ、各チームやベテランドライバーが新シャシーを受けてどういった戦略を立てるかによっては、2018年までの勢力図が変わり、予想が難しい勝負展開になることが期待できます。

2019年のスーパーフォーミュラ開催スケジュール

第1戦 鈴鹿サーキット(三重県)

【大会名称】
 2019 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース

【開催日程】
 公式予選  4月20日(土) 15:45~
 決勝レース 4月21日(日) 14:00~

【チケット】
 ・当日券
  予選日 1,700円
  決勝日 4,300円
 ・前売券
  2日間有効 4,000円
 ※大人料金

第2戦 オートポリス(大分県)

【開催日程】
 公式予選  5月18日(土)
 決勝レース 5月19日(日)

【チケット情報】
 ・当日券
  6,000円
 ・前売り券(5月18まで)
  4,860円
 ※2日間有効

第3戦 スポーツランド SUGO(宮城県)

【開催日程】
 公式予選  6月22日(土)
 決勝レース 6月23日(日)

【チケット情報】
 未公開

第4戦 富士スピードウェイ(静岡県)

【開催日程】
 公式予選  7月13日(土)
 決勝レース 7月14日(日)

第5戦 ツインリンクもてぎ(栃木県)

【開催日程】
 公式予選  8月17日(土)
 決勝レース 8月18日(日)

【チケット情報】
 未公開

第6戦 岡山国際サーキット(岡山県)

【開催日程】
 公式予選  9月28日(土)
 決勝レース 9月29日(日)

【チケット情報】
 未公開

第7戦 鈴鹿サーキット(三重県)

【開催日程】
 公式予選  10月26日(土)
 決勝レース 10月27日(日)

【チケット情報】
 未公開

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