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究極の苦行「即身仏」特別取材!【SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会レポートVol.6】

SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会レポートはこの記事で最終回。最後は、湯殿山「大日坊瀧水寺」へ参拝、取材。湯殿山は撮影禁止。MOBYは特別に撮影許可をいただき「即身仏」も撮影させていただきました。究極の修行「即身仏」と大日坊瀧水寺をご紹介します。

湯殿山総本寺 大日坊瀧水寺へ

湯殿山総本寺大日坊瀧水寺 SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会 フォレスターe-BOXER

フォレスターe-BOXERで訪れた大日坊瀧水寺。駐車場で撮影。

最上川沿いを走り、雪景色の庄内平野をドライブ。東に進路を変えて月山(がっさん)、湯殿山(ゆどのさん)方面へ。大日坊瀧水寺を訪れました。

SUBARUテックツアーの概要、これまでの雪上ドライブのレポートはこちらをご覧ください。

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湯殿山は今から1200年前、大同2年(西暦807年)4月2日に弘法大師によって開山されました。

大日坊という名前は「大日如来を安置しているお堂」という意味の「大日堂」に由来。当時の本堂は、京都の三十三間堂よりもさらに大きく、四十二間ありました。弘法大師は湯殿山をモチーフに大日如来を自作。これが現在の秘仏ご本尊です。

また大日坊は徳川将軍家とも縁が深く、江戸時代には、天然痘にかかってしまった幼少の徳川家光を案じた春日の局が祈願に訪れています。その甲斐あって病気が瘉え、跡継ぎも生まれたということで、春日の局は大日如来を奉納しました。

詳しい「湯殿山総本寺 大日坊瀧水寺」の歴史、解説は公式HPをご覧ください。

大日坊へは国道112号線からアクセスできる。仙台方面から山形自動車道を利用する場合は月山ICで、秋田方面の場合は朝日ICで降りて112号線へ合流。仙台駅から120分、秋田駅から150分ほど。

県内からのアクセスは、庄内方面からであれば庄内空港より30分、鶴岡駅より40分。山形方面からであれば、山形空港より70分、山形駅より60分。

湯殿山総本寺大日坊瀧水寺 SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会

晴天なら寺の背後には月山が見えたはず。雪が深く本堂は囲いに覆われて保護されているよう。

湯殿山総本寺大日坊瀧水寺から鳥海山系の山並みを眺める SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会

境内からは鳥海山系の山並みが展望できる。

湯殿山総本寺大日坊瀧水 SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会

重厚な雰囲気の本堂。特別に許可を得て撮影。

もともとは、湯殿山大日坊は今の場所よりも山の奥の方にあったとのこと。明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく。仏教をやめさせ寺などを壊した、明治維新後の「神仏分離」の運動)で湯殿山は没収され、伽藍(がらん。寺院の建物の総称)は焼き討ちに遭い、83世(当時の住職)は命を絶たれ、明治27年(1894年)の酒田地震(庄内地震)で地すべりが起き壊滅、その後も地すべりが収まらずといった悲運が続きますが、昭和11年(1936年)に現在の地に場所を移して再建されました。

湯殿山総本寺大日坊瀧水 SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会

内陣。特別に許可を得て撮影。

本堂内。奥には秘仏ご本尊が。御開帳は丑(うし)と未(ひつじ)年の6年に一度。次は2021年の御開帳まで拝むことができない。

究極の苦行「即身仏」とは?

湯殿山総本寺大日坊瀧水 SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会

本堂内外陣、内陣の隣りの部屋に祀られる真如海上人「即身仏」。特別に許可を得て撮影。

「即身仏」とは生きた身体のまま土の中に入り絶命する究極の苦行の末、ミイラとなったもの。しかし、正しくはミイラではない。ミイラは死後、脳や内蔵を取り除き腐敗しないように薬品を詰めたもの。ミイラはポルトガル語でミルラーという防腐剤が語源。即身仏は、死後に身体が腐敗しないように苦行を重ねるため、内蔵が存在したまま。現代になってレントゲン撮影を行ったところ、脳と内臓が認められたとのこと。

即身仏となった真如海上人の前には、無数の手紙やお礼参りの品が。

想像を絶する即身仏に至る過程

即身仏に至るまでには長い苦行が伴う。まずは「十穀絶ち」と呼ばれる米をはじめとする穀物の摂取をすべて絶ち「木食」と呼ばれる木の実や根などのみを食して身体から脂肪や水分を極限まで削ぎ落とす。湯殿山大日坊瀧水寺に祀られる即身仏、真如海上人は木食の後にさらに身体の中から余分なものを排出するため、塩と水だけの摂取を47日間行い、最後には、内蔵の腐敗と体内に虫がわくのを防止するために、人には毒となる漆(うるし。肌につくとかぶれる)を飲んで土の中へに入った(入定)とのこと。

真如海上人の入定は、地下3mほど掘り下げたところに石の室をつくり、さらに座禅を組んだまま入れる木の箱の中へ。外部からは2本の竹筒が通され酸素と水が供給される。1本の竹筒には鈴が通され、毎日決まった時間に弟子と鈴を鳴らしあい生存を確認。土中から鈴が鳴らなくなると成仏したことを弟子が知り竹筒を抜き密閉。地中深くの石の室は季節にかかわらず温度、湿度がほぼ一定となり腐敗を防ぐ。生前、真如海上人は弟子へ、絶命後1000日は棺を開けるなと命ぜられており、その通りに3年3ヶ月後に石室を開け、即身仏となった真如海上を祀られ、現在に至る。

真如海上人は、幼少より仏教に強い関心を持ち、青年時代には出家して七十余年の長い期間を難行苦行を積み重ね、弱肉強食な不平等な社会を仏国楽土を築き民衆を救うことに一生を捧げ、天明3年96歳で即身仏に。

こちらが真如海上人「即身仏」

「即身仏」湯殿山総本寺大日坊瀧水 SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会

真如海上人「即身仏」特別な許可を得て撮影。

即身仏となった真如海上人は、ご本尊の御開帳の御縁年、丑(うし)と未(ひつじ)年の6年に一度衣替えがされます。そのときの古い衣は切り分けられてお守りの中に納められます。

真如海上人 即身仏 御衣のお守り

筆者もひとつ購入。大日坊瀧水寺の公式HPからも購入可能。

ここ大日坊瀧水寺に参り、お守りを身に着け救われた人からの感謝とその経緯は、住職や僧侶も驚くほどのご利益という。

試乗車「スバル フォレスターe-BOXER」のスペック

湯殿山総本寺大日坊瀧水の近く「道の駅 月山 月山」で撮影したフォレスターe-BOXER SUBARUテックツアー第10弾雪上試乗会

湯殿山総本寺大日坊瀧水の近く「道の駅 月山 月山」で撮影

グレード:Advance
ボディカラー:ホライゾンブルー・パール
全長:4,625mm
全幅:1,815mm
全高:1,715mm
乗車定員:5名
車両重量:1,640kg
エンジン:2.0L直列4気筒直噴ガソリン+モーター
最高出力
・エンジン:107kW[145PS]/6000rpm
・モーター:10kW[13.6PS]
最大トルク
・エンジン:188N・m[19.2kgf・m]/4000rpm
・モーター:65N・m[6.6kgf・m]
燃料:レギュラーガソリン・リチウムイオン電池
駆動方式:AWD
トランスミッションCVT
WLTCモード燃費:14.0km/L
・市街地モード:11.2km/L
・郊外モード:14.2km/L
・高速道路モード:16.0km/L
新車車両価格:3,099,600円(税込)

取材・撮影・文:宇野 智(MOBY)

この記事の執筆者

宇野 智(MOBY)この執筆者の詳細プロフィール

車はおもしろい!を届ける自動車情報メディア「MOBY」編集長。自ら取材、試乗、撮影、執筆した記事をUPしています。...

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