車はおもしろい!を届ける自動車情報メディア MOBY [モビー]

スパークプラグとは?役割や種類から交換時期まで総まとめ!

スパークプラグの役割と交換時期について解説します。スパークプラグはガソリンエンジンの重要な保守部品。劣化に気づかず使い続けると、燃費や加速の低下を引き起こしていしまいます。材質や種類、交換時期や交換費用の違いなど、スパークプラグにまつわる情報をまとめました。

スパークプラグとは?

スパークプラグ

スパークプラグとは、いわゆるエンジンの着火装置。電気の放電を用いて、エンジンに取り込んだガソリンを適切なタイミングで爆発させるために欠かせない部品です。

スパークプラグ自体がネジ形状になっており、1気筒に対して1〜2個のスパークプラグを使用します。エンジンシリンダーに突き出すように固定されたプラグ先端部が、高電圧のスパーク放電することでガソリンに着火。各気筒を適切なタイミングで爆発させることで、エンジンを安定して稼働させます。放電により先端の電極が摩耗するため、定期的な交換が必要になる部品です。

スパークプラグの種類

スパークプラグには、材質や構造、形状によってさまざまな種類に分かれています。

レジスタープラグ

プラグ内部に電気抵抗器を組み込んだスパークプラグです。抵抗器のないスパークプラグは、スパーク放電する際に大きな電気ノイズを発生させて電子機器に悪影響をおよぼすため、車の電子制御化が進むとともに、電気ノイズを抑えたレジスター(抵抗入り)プラグが使用されるようになりました。

電子制御される現在の自動車用スパークプラグは、材質や形状を問わず、原則としてレジスタープラグが使用されています。抵抗器の入っていないノンレジスタープラグは、電子制御ではない旧車や農機具、船舶エンジン用として現在もラインナップしています。

白金プラグ

白金プラグとは、プラグの放電箇所に白金(プラチナ)を用いたスパークプラグです。一般的なスパークプラグは、おもにニッケル合金を使用しますが、白金プラグはニッケルよりも融点の高いプラチナ合金を使用。それにより耐摩耗性を高め、長期の使用が可能になったスパークプラグです。

中心電極のみが白金のものや、外側電極まで白金で作られたプラグもあり、白金の使用割合が増加するほど価格が高くなりますが、長期間に渡って安定した性能を発揮します。

イリジウムプラグ

イリジウムプラグとは、プラグの放電箇所に高硬度のイリジウム合金を用いたスパークプラグです。イリジウム合金を使う利点は、白金よりもさらに高い融点による耐摩耗性。その特性を活かして通常のスパークプラグよりも電極を細く加工したのがイリジウムプラグです。

プラグは放電部の形状が鋭角であるほど強力なスパーク放電を発生するため、電極の細いイリジウムプラグは、着火性能に優れた特徴をもっています。

プラグの寿命とは?

一般的なスパークプラグは、およそ2万km走行した時点で寿命がきます。ただし、白金やイリジウムなどの特殊合金を用いたスパークプラグのなかには、5万〜10万kmの走行に耐えるものもあります。しかし、スパークプラグの寿命は運転環境に左右されるため、一概に判断することはできません。

純正装着のプラグであれば、ディーラーや販売店に確認することで、車種ごとの適切な交換タイミングを把握することができます。少なくとも車検時や走行距離が2万kmを超えるあたりで目視によるプラグ点検を実施し、交換か否かを判断してもらうのが理想です。

プラグが劣化した際の症状

・アイドリングの不調
・燃費の悪化
・加速性能の低下
・エンジン始動性の悪化

以上がスパークプラグが劣化した際の症状です。しかし、スパークプラグの劣化はゆるやかに進行するので、症状を理解していても劣化に気付くことは難しいでしょう。走行距離で寿命を管理するのが有効な対策です

ただし、劣化がかなり進行している場合は、エンジンの振動が大きくなっていることを体感できるはずです。さらに劣化が進み、適切な点火ができなくなると、加速開始時に息継ぎ加速をするようになります。

そして、どれか1気筒のスパークプラグが完全に機能していない場合は、明らかに異常な音と振動が発生します。その症状は気筒数が少ないほど顕著にあらわれます。

スパークプラグの交換費用

スパークプラグの交換費用一覧
スパークプラグの種類1本あたりの価格
レジスタープラグ500〜1,000円
白金プラグ1,300〜2,600円
イリジウムプラグ1,700〜2,700円

スパークプラグの交換費用は、プラグ1本の価格×エンジンの気筒数です。1気筒に2本のスパークプラグを搭載するエンジンの場合は、さらに倍の交換費用がかかります。

交換工賃は1本あたり1,000円前後が相場です。ただし、スパークプラグを交換するまでにたくさんの部品を外す必要がある車や、スパークプラグの交換がしづらい水平対向エンジン搭載車は、特別料金を上乗せされる場合があります。

水平対向エンジンについての詳細は以下のリンクの記事をご覧ください。

エンジンに関するこちらの記事もおすすめ