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赤キップとは?一発免停・免許取消の交通違反まとめ|点数と刑罰は

交通違反の中でも危険な違反に対して警察官から切られる告知書(通称「赤キップ」)。一度切られてしまうと一発免停となる可能性も!「酒酔い運転」や「速度超過」などをはじめとした、赤キップが切られる交通違反とその点数・刑罰についてまとめました。

赤キップとは?

危険な違反(非反則行為)が対象!一発免停の可能性も

赤キップとは、交通違反の中でも危険な違反(非反則行為)に対して発行される告知書で、通常は違反点数6点以上の違反に対して告知されます。赤キップと呼ばれるのは、単に紙が赤いことが由来です。

記事後半で解説する通り、中には一発免停にならない6点未満の違反も存在しますが、基本的に赤キップは最低でも一発免停処分のサインと捉えられます。

「罰金刑」または「懲役刑」の前科がつく

赤キップが交付されると、刑事裁判(略式裁判)により「罰金刑」が科せられるのが一般的です。違反が重大もしくは悪質なものであれば、「懲役刑」がくだされることもあります。どちらにせよ刑事罰が科されることで、前科がついてしまうのです。

青キップとの違いについてはこちら

赤キップを切られて一発免停or一発免許取消となる交通違反

赤キップのおもな違反点数と罰則金(6点以上)
  交通違反名   刑事処分 行政処分
点数  免許 欠格
(前歴なし) (前歴なし) 
1 酒酔い運転  5年以下の懲役刑または100万円以下の罰金 35 取消  3年 
2 麻薬等運転 
3 酒気帯び運転 0.25mg/L以上 3年以下の懲役刑または100万円以下の罰金 25 2年 
0.25mg/L未満 3年以下の懲役刑または50万円以下の罰金 13 免停90日
4 共同危険行為等禁止違反  2年以下の懲役刑または50万円以下の罰金 25 取消 2年 
5 過労運転  1年以下の懲役刑または30万円以下の罰金
6 無免許運転  19 1年 
7 仮免許運転違反  6ヶ月以下の懲役刑または10万円以下の罰金 12 免停90日
8 大型自動車等無資格運転 
9 速度超過  50km/h以上 6ヶ月以下の懲役刑
(過失の場合は3ヶ月以下の禁錮)
または10万円以下の罰金
一般道路30km/h以上 6 免停30日
高速道路40km/h以上
10 無車検運行 6ヶ月以下の懲役刑または30万円以下の罰金 免停60日
11 無保険運行 1年以下の懲役刑または50万円以下の罰金

*違反点数は酒気帯び運転の場合の加算点数は考慮していません。

上記表は、一発免停または一発免許取消となる6点以上の違反です。非常に悪質な特定違反行為(酒酔い運転や麻薬等運転)はもちろん、過労運転や速度超過といった気の緩みが原因となる違反などさまざまです。

下記は各交通違反名の簡単な意味解説となっています。

酒酔い運転

酒酔い運転とは、アルコールの影響により正常な運転ができない状態で自動車を運転すること。道交法違反ではもっとも罪の重い違反の1つです。

後述する酒気帯び運転とは異なり「呼気アルコール量」の計測数値は関係ありません。

酒酔い運転の違反となると、過去の違反歴の有無に関係なく一律、免許取消、取消後3年間は運転免許の再取得ができません。

麻薬等運転

麻薬等運転とは、麻薬や覚せい剤などを服用して、正常な運転ができない状態で自動車を運転する違反です。

酒気帯び運転

酒気帯び運転とは、呼気中アルコール濃度0.15mg/L以上が検出される状態で自動車を運転する違反行為です。血中アルコール濃度0.25mg/L以上では、処分がさらに重くなります。

※酒酔い運転と酒気帯び運転は、一般的にはどちらも「飲酒運転」と呼ばれていますが、道路交通法上の正式名称はこの記事で解説している通りの名称です。

共同危険行為等禁止違反

共同危険行為等禁止違反とは、2台以上の自動車や二輪車などで共同して危険運転を行い、道路交通の危険を生じさせたり、他人に迷惑をかける行為を指す違反です。

代表例として、暴走族の集団危険走行が挙げられます。

無免許運転

無免許運転とは、
・運転免許未取得の状態で行う運転
・免停期間中や免許取消後に行う運転
・運転免許の有効期限が切れた後に行う運転や免許外運転(運転しようとする自動車種別の免許を持っていない場合)などを対象とする違反行為のことです。

過労運転

過労運転とは、疲労の影響により正常な運転ができない状態で自動車を運転する違反行為です。

居眠り運転(安全運転義務違反)との境界線は明示されていませんが、パスやタクシーなど業務で車を運転し事故を起こした場合、厚生労働省の「自動車運転者の労働時間等の改善の基準」に照らし合わせて、過労運転かどうかが裁判により判定されます。

仮免許運転違反

仮免許運転違反とは、「指定教習所の教習指導員」や「第一種運転免許を取得して3年以上経過した者」など、法律で定められた同乗者がいない状態で仮免許運転を行うという違反行為です。

大型自動車等無資格運転

大型自動車等無資格運転とは、以下の条件を満たさずに特定大型車を運転することを対象とする違反です。
・大型一種ないしは二種の運転免許を所有している
・21歳以上でかつ、通算して3年以上の免許経験がある

運転経験数や年齢を満たさずに運転した場合の違反となり、免許取得をせずに運転する無免許運転とは区別されます。

特定大型自動車とは

特定大型自動車とは、以下の条件を満たす車両を指します。
・車両総重量11トン以上
・最大積載量6.5トン以上
・乗車定員30人以上

たとえば、ダンプカー・ミキサー車・火薬類積載車・大型の緊急自動車(緊急用務時のみ対象)などが挙げられます。

速度超過(50km/h以上)

速度超過とは、制限速度を超えて走行した場合の違反となります。時速50km以上の超過では、行政処分と刑事処分の両方が課せられます。

「スピード違反」「速度違反」などと呼ばれますが、道路交通法上は「速度超過」が正式名称となります。

無車検運行

無車検運行とは、車検を受けていない自動車(自動二輪車も含む)を運転することを対象とした違反です。道路運送車両法違反の犯罪として刑事処罰の対象となります。

車検を受けたことがない場合はもちろん、車検証の有効期間が切れたいわゆる「車検切れ」で自動車を運転した場合なども無車検運行に該当します。

無保険運行

無保険運行とは、自賠責(強制保険)に未加入のまま自動車等を運転する違反です。多くの場合、車検と同時に次の車検期間満了までの自賠責保険に加入するため、無車検運行の場合には合わせて無保険運行になる場合がほとんどです。無保険運行の場合は、道路運送車両法ではなく、自動車損害賠償保障法の違反となります。

【注意】
自賠責保険に加入はしていても保険証書を携帯していなかった場合、自賠責保険証明書不携帯として、30万円以下の罰金が科せられます。常にダッシュボードに入れておくなど車に備え付けておいてください。

自賠責(強制保険)に関する解説記事はこちら

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