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”いっくん”ELT伊藤一朗インタビュー《vol.4》「AI×音楽で生まれる未来のコンテンツ」

【Profile】伊藤一朗1967年11月10日生まれ。神奈川県出身。
Every Little Thingのメンバーであり、ギターと作曲、編曲を担当。高校時代からバンド活動を開始。卒業後は横須賀市のスタジオに勤務しながらバンドを続け、1996年8月にEvery Little Thingとしてデビュー。J-POP特有の歌詞の”聞こえ”にこだわった、美しいギターサウンドが特徴。最近はバラエティ番組にも単独で出演するなど、活動の幅を広げている。

音楽の未来

伊藤一朗 インタビュー

伊藤さんは普段どんな音楽を聴かれるんですか?

家でよく聴くのはインストですね。皿洗いとか、家事をしてる間に。家事を終わらせたいので、モチベーションを落とさないように聴いてます。(笑)

音楽を仕事にするにあたって、大変なことはなんですか?

作曲よりも編曲のほうが大変ですね。発想力や思いつきだけでは曲はできないんです。J-POPリスナーはリズムよりもメロディを聞きたがるとか、間奏が長いとしらけるから8小節でいいので短い中にドラマを、とか考えながら。編曲はある程度のタフさやスタミナが必要だと思います。

ここで音楽の未来についてお聞きしたいのですが、今は昔よりも誰もが簡単に音楽を聴けるようになった時代ですよね。

そうですね、それはすごくいいことだと思いますよ!

でもアーティストの立場からすれば、例えばCDを知らない若い世代がいることとか、ちょっと寂しいんじゃないでしょうか。

「CDを買って開封する喜び」を知っている人間からすれば、寂しく見えるかもしれないですね。でも、音楽を簡単に聴けるようになったこと自体はいいことだと思います。

時代が変われば、制作機材や環境、スタイルも変わるのは当たり前ですし、便利なものは自動的に残ります。その中でも、作り手の魅力的なパッケージを作る努力は変わらず必要ですよね。

伊藤一朗 インタビュー

伊藤さんの考える、未来の音楽はどんなものですか?

今AIが急速に進歩しているので、「何年代の誰風のトラックを作れるAI」が登場するんじゃないかと思います(笑)例えば、2000年の小室哲哉さん風サウンドとか、17世紀のヴィヴァルディ風カルテットとか。プロが聴いたら違いがわかるけど、「これって○○風だな~」っていう観点で楽しめる新しいコンテンツが生まれそうですよね。

ありえそうですね!AIが作曲した「○○風」のアルバムとかも出そうです。

そうなると、テンプレートになるような人がたくさん必要ですよね。色んな「○○風」を作るためにも、ビッグネームになるアーティストが今後増えてほしい。
現代は音楽が多様化しているせいで、昔よりもビッグネームになれる人が少なかったり、出にくかったりするかもしれないですけど。がんばってほしいです。

そんな未来に向けて、伊藤さんが今後チャレンジしてみたいことを教えてください。

音楽では、徐々に自分のためのスキルアップや楽器演奏をしてみたいです。今までは仕事のために一生懸命やっていて、自分のための時間がなかったので。

音楽以外では、ギターを持たない仕事というか、他のコンテンツでお客さんに楽しんでもらえるものはないか模索しています。テレビのバラエティやドラマのお仕事などで僕を知って、そこから「この人音楽やってるらしいよ」って曲を聴いてもらえたら嬉しいです。

伊藤一朗 インタビュー

ギタリストや作曲・編曲家としてだけでなく、お客さんを楽しませるために様々な活動をしていきたいという伊藤さん。ELT伊藤一朗としての魅力はもちろん、今後は”いっくん”として新たな一面を見せてくれることでしょう!

インタビュアー:元田秀(MOBY)
撮影:船迫 洋平(ピーエイチプラス)
編集:池田貴美(MOBY)

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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