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宇宙船と呼ばれた「シトロエン DS」独創的なデザインとメカニズムに迫る

20世紀の世界の名車ランキングにランクインした「シトロエンDS」を京都は伏見のシトロエン専門店「アウトニーズ」で取材。なかなか見れないメカニズムも撮影しました。

「シトロエン DS」とは?

京都は伏見にあるシトロエン専門店「アウトニーズ」でDSを取材させていただきました。

シトロエン DSは、1955年にデビューした中型の中級~高級乗用車。生産終了は1975年と長い期間販売され、総生産台数は145万台。

フランスを代表するモデルとなったDSは、その独創的なデザインだけでなく、全後輪のサスペンションからステアリング、ブレーキまでを油圧で制御する「ハイドロマチック・システム」という先進技術を採用。流麗なスタイルと乗り心地の良さで現在でも無数の愛好家が存在し、映画や音楽PVの劇中車などにも多用されています。

今でも古さをあまり感じさせないスタイリング。カーデザイナーで彫刻家のイタリア人「フラミニオ・ベルトーニ」がデザイン。

内側のヘッドライトはステアリングと機械的に連動。カーブの先を照らす「アクティブ・ヘッドライト」は世界初装備。最新型の「DS 7 クロスバック」では、先進のデジタル制御で採用されています。

デザインのアクセントにもなっているテールランプ。

給油口。エンブレムの21は排気量を示し、この場合は2,100cc。

油圧制御のハイドロマチック・サスペンションが「お座り」した状態。エンジン始動後に油圧ポンプが作動、油圧が高まるまで1分ほどかかって車高が元に戻ります。

地面すれすれまでに車高が下がります。

フロントボンネット内のエンジン。駆動方式はFF。

バンパーに近い空間にスペアタイヤが格納されます。

パイプが多いのは「ハイドロマチック・システム」のフルードを通すため。

ステアリングは珍しい1本スポーク。このDS21は2ペダルのセミAT。ステアリングコラムから触角のように生えたシフトレバーを左右に倒してギアを変えます。

ルームミラーはダッシュボードの上にあります。

左の丸いボタンはブレーキペダル(?)。正しくはブレーキボタン。油圧制御のためこの方式に。しっかりと効くとのことですが、不安感は否めません。しかし、乗るとすぐに慣れて快適さを感じるとのこと。

↑ボンネット開閉レバー。下のシルバーのレバーで車高調整。

整備工場でレストアを受けるシトロエンDS。このモデルは珍しいフルオートマ。

DSの腹を覗く。

中央部の一対の円盤はディスクブレーキ。この位置にあるのは珍しい。

普通ならコイルスプリングやディスクブレーキがあるはずの足回り。

油圧制御機構の一部。緻密な設計です。

車高はここまで上がります。

タイヤの左斜め上にあるボールがハイドロマチック・サスペンションの空気バネ部。

「宇宙船」の由来はその独創的なデザインだけでなかった

シトロエンDSはフランス国民から「宇宙船」というあだ名がつけられ愛されました。当時、宇宙船は先進技術の象徴でもありました。世界初(正確には最初で最後か)となるハイドロマチック・システムを搭載、それがもたらす最高の乗り心地と、優雅なデザインといった要素が、宇宙船と呼ばれた所以なのでしょう。


今回の取材は、京都は伏見のシトロエン専門店「アウトニーズ」のご協力。このお店も取材させていただきました。詳しくはこちらをご覧ください。

「DS 7 クロスバック」をアウトニーズで撮影

この記事の取材には、シトロエンから派生した高級ブランドDSの高級クロスオーバーSUV「DS 7 クロスバック」でお邪魔しています。現在のブランド「DS」は、このシトロエン DS が由来と思われがちですが、公式には否定されています。

このモデルの試乗レポートはこちら。

文・撮影:MOBY編集部 宇野 智

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